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キレ夫氏の迷惑客注意動画に関する是非について
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キレ夫氏の最新動画で、果たしてこれはどうなのか?と賛否両論を巻き起こすようなものがあったため、それについての筆者の見解を記しておきたいと思う。
キレ夫氏を昔からずっと見てきて、その才能をかなり早くから評価してきたと自負している筆者としては、これはちょっと違うんじゃないかと感じるものがあったため、キチンと書いておかなければならないと思ったのである。(違うんじゃないかと思ったのは、キレ夫氏ではなく一部の視聴者の声について)
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれないため、まずは事の経緯を簡単に説明。
①あるラーメン屋でキレ夫氏が食事をしていたところ、狭い店内で酒盛りをしながら騒いでいた団体の迷惑客がいた。
②うるさくて迷惑なのを店が注意しなかったため、キレ夫氏が他の客を代弁して注意。(ちなみにその迷惑客は入れ墨が入っており、注意しにくい雰囲気を出していたらしい)
③その様子をキレ夫氏が動画にしてアップ。
④何者かが店側に、動画がネット上にあげられてるよと報告(?)。
⑤再び食事に来たキレ夫氏が店側に注意を受ける。店側の主張としては、本来は迷惑客に店側が注意しなければならなかった。そこは認める。しかし店内(またはそこで起きたトラブル)を勝手に撮影して勝手にネットにアップしないでくれというもの。
これについての一部の視聴者の声で、『迷惑客に注意しなかった店が悪い!!キレ夫さんが代わりに注意してあげたんだろ!!』というものがあり、しかもそれが結構な多数を占めていたことから、筆者はビックリしてしまったのである。(賛否両論とはいうものの、コメント欄ではむしろ否(店の言い分は正しいという声)の方が少ない感じ)
この注意しなかった部分と、店が何を言いたいかの部分をごっちゃにしてしまうと、この問題の本質が分からなくなってしまうため、改めて整理しよう。
・迷惑客に注意しなかったこと
・店にその様子を無断で撮影してネットにアップすること
これらは別個の問題であり、しかも迷惑客に注意しなかった落ち度があったことは店側も認めている。よって、ここでの論点は注意しなかったことではなく、『店にその様子を無断で撮影してネットにアップすること』の是非についてということになるだろう。
『証拠保全』という目的から勝手に撮影まではまだ分かるのだが、それをネット上に勝手にアップするというのはまた話が変わってくるというのは、賢明な読者の皆様であればお分かりのことと思う。(かつてはトラベラーズなども『証拠保全』という名目で勝手に撮影していたが、証拠ならば自分が持っていればいいだけで、それをネットにアップする必要はない。どういう主張をしようと、それを勝手にネットにアップした時点で目的は収益や承認欲求と見なされ、証拠保全どうこうは苦しい言い訳になってしまうのである。キレ夫氏の場合は映像に加工を加えていることもあるし、民事で訴えられる覚悟を持って、一本の『作品』として出されているためまた難しい話になるが)
店側は対応に不備があったことは認めていて、その上で勝手に動画をあげないでほしいとお願いをしているのであって、視聴者が注意をしなかった店が悪いとか、こんな店たたんだ方がいいとか、店を過剰に責めるのは違うのではないかと筆者は感じたのだ。
迷惑客に注意しなかったという瑕疵はあったかもしれないが、それをもって店をたためはどう考えてもおかしいだろう。
何故なら、キレ夫氏がYouTubeに勝手にアップしなければ、視聴者はそんな迷惑客がいたことも、それに対して店が注意しなかったことも知らなかったのだから、キレ夫氏の『ファミレス厨房理論』で行くと、視聴者に店の対応の不備を伝えているのはキレ夫氏自身なのである。
こういう動画が勝手にアップされてますよと、店主に伝えたやつが一番余計なお世話というのは筆者も理解できるのだが、本来は知られなかったはずの店の対応の不備を視聴者に伝えているのもキレ夫氏なのだから、店側からすればそんなことはやめてくれとなるのも自然な感情ではないだろうか。そしてそれに関して何故か視聴者がキレているのにも違和感を感じる。
それで店に批判が行って、例えば口コミやレビューなどが荒らされて風評被害で店が潰れたらどう責任を取るのかと思うし、そこは視聴者側が暴走しないようにしっかりと考えないといけない点ではないだろうか。
キレ夫氏もそんなことは望んでいないと思うし、視聴者側がそこを取り違えてしまうと、『えっ、この行為をこんな称賛ばっかりのチャンネルなの?』とチャンネルの印象も悪くなってしまうため、これは違うんじゃないか?という点に関しては批判の意志を示していくことが、このチャンネルに於いては良い『バランス』の取り方なのではないかと感じたりする。
筆者はキレ夫氏の才能を非常に高く評価しているし、一種の天才だと思うが、だからといって視聴者が全てを肯定して何でもかんでも擁護したり、神格化するというのもまた危険ではないかとは思っている。
ご本人も仰っているように、あくまで賛否両論の絶妙な線を突くのが氏の持ち味であって、コメント欄が過剰な称賛や肯定意見ばかりになるのも違う気がする。(勿論、その前の注意動画はかっけぇ、やっぱ男気あるなこの人とは筆者も思った。そのように称賛できるところは肯定意見ばかりでもいいのだが、その後の店をたためとか悪者にしたりはどう考えても違うと思うし、本当にキレ夫氏のファンであるならば、相手の気持ちや相手の商売のこともキチンと考えようぜという話。それで店に何か被害でもあれば、責任を問われるのはキレ夫氏なのだから)
キレ夫氏の言うことやることは何でも盲目的に肯定するのではなく、好きだからこそ、ファンだからこそ何が正しくて何が正しくないのか、キッチリと線引きはするべきではないかと思った。
また、『どうして騒いでいた迷惑客を擁護するんだ!!』という声もあったが、店側は迷惑客を擁護しているのではなく、勝手に店内を撮影して勝手にネットにアップしないでくれと言いたいのだろう、それによる風評被害の可能性を考えれば、店側の主張は至極真っ当なものであると感じる。
以上が、どうしても見過ごしてはおけなかった、個人的見解です。
キレ夫氏を昔からずっと見てきて、その才能をかなり早くから評価してきたと自負している筆者としては、これはちょっと違うんじゃないかと感じるものがあったため、キチンと書いておかなければならないと思ったのである。(違うんじゃないかと思ったのは、キレ夫氏ではなく一部の視聴者の声について)
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれないため、まずは事の経緯を簡単に説明。
①あるラーメン屋でキレ夫氏が食事をしていたところ、狭い店内で酒盛りをしながら騒いでいた団体の迷惑客がいた。
②うるさくて迷惑なのを店が注意しなかったため、キレ夫氏が他の客を代弁して注意。(ちなみにその迷惑客は入れ墨が入っており、注意しにくい雰囲気を出していたらしい)
③その様子をキレ夫氏が動画にしてアップ。
④何者かが店側に、動画がネット上にあげられてるよと報告(?)。
⑤再び食事に来たキレ夫氏が店側に注意を受ける。店側の主張としては、本来は迷惑客に店側が注意しなければならなかった。そこは認める。しかし店内(またはそこで起きたトラブル)を勝手に撮影して勝手にネットにアップしないでくれというもの。
これについての一部の視聴者の声で、『迷惑客に注意しなかった店が悪い!!キレ夫さんが代わりに注意してあげたんだろ!!』というものがあり、しかもそれが結構な多数を占めていたことから、筆者はビックリしてしまったのである。(賛否両論とはいうものの、コメント欄ではむしろ否(店の言い分は正しいという声)の方が少ない感じ)
この注意しなかった部分と、店が何を言いたいかの部分をごっちゃにしてしまうと、この問題の本質が分からなくなってしまうため、改めて整理しよう。
・迷惑客に注意しなかったこと
・店にその様子を無断で撮影してネットにアップすること
これらは別個の問題であり、しかも迷惑客に注意しなかった落ち度があったことは店側も認めている。よって、ここでの論点は注意しなかったことではなく、『店にその様子を無断で撮影してネットにアップすること』の是非についてということになるだろう。
『証拠保全』という目的から勝手に撮影まではまだ分かるのだが、それをネット上に勝手にアップするというのはまた話が変わってくるというのは、賢明な読者の皆様であればお分かりのことと思う。(かつてはトラベラーズなども『証拠保全』という名目で勝手に撮影していたが、証拠ならば自分が持っていればいいだけで、それをネットにアップする必要はない。どういう主張をしようと、それを勝手にネットにアップした時点で目的は収益や承認欲求と見なされ、証拠保全どうこうは苦しい言い訳になってしまうのである。キレ夫氏の場合は映像に加工を加えていることもあるし、民事で訴えられる覚悟を持って、一本の『作品』として出されているためまた難しい話になるが)
店側は対応に不備があったことは認めていて、その上で勝手に動画をあげないでほしいとお願いをしているのであって、視聴者が注意をしなかった店が悪いとか、こんな店たたんだ方がいいとか、店を過剰に責めるのは違うのではないかと筆者は感じたのだ。
迷惑客に注意しなかったという瑕疵はあったかもしれないが、それをもって店をたためはどう考えてもおかしいだろう。
何故なら、キレ夫氏がYouTubeに勝手にアップしなければ、視聴者はそんな迷惑客がいたことも、それに対して店が注意しなかったことも知らなかったのだから、キレ夫氏の『ファミレス厨房理論』で行くと、視聴者に店の対応の不備を伝えているのはキレ夫氏自身なのである。
こういう動画が勝手にアップされてますよと、店主に伝えたやつが一番余計なお世話というのは筆者も理解できるのだが、本来は知られなかったはずの店の対応の不備を視聴者に伝えているのもキレ夫氏なのだから、店側からすればそんなことはやめてくれとなるのも自然な感情ではないだろうか。そしてそれに関して何故か視聴者がキレているのにも違和感を感じる。
それで店に批判が行って、例えば口コミやレビューなどが荒らされて風評被害で店が潰れたらどう責任を取るのかと思うし、そこは視聴者側が暴走しないようにしっかりと考えないといけない点ではないだろうか。
キレ夫氏もそんなことは望んでいないと思うし、視聴者側がそこを取り違えてしまうと、『えっ、この行為をこんな称賛ばっかりのチャンネルなの?』とチャンネルの印象も悪くなってしまうため、これは違うんじゃないか?という点に関しては批判の意志を示していくことが、このチャンネルに於いては良い『バランス』の取り方なのではないかと感じたりする。
筆者はキレ夫氏の才能を非常に高く評価しているし、一種の天才だと思うが、だからといって視聴者が全てを肯定して何でもかんでも擁護したり、神格化するというのもまた危険ではないかとは思っている。
ご本人も仰っているように、あくまで賛否両論の絶妙な線を突くのが氏の持ち味であって、コメント欄が過剰な称賛や肯定意見ばかりになるのも違う気がする。(勿論、その前の注意動画はかっけぇ、やっぱ男気あるなこの人とは筆者も思った。そのように称賛できるところは肯定意見ばかりでもいいのだが、その後の店をたためとか悪者にしたりはどう考えても違うと思うし、本当にキレ夫氏のファンであるならば、相手の気持ちや相手の商売のこともキチンと考えようぜという話。それで店に何か被害でもあれば、責任を問われるのはキレ夫氏なのだから)
キレ夫氏の言うことやることは何でも盲目的に肯定するのではなく、好きだからこそ、ファンだからこそ何が正しくて何が正しくないのか、キッチリと線引きはするべきではないかと思った。
また、『どうして騒いでいた迷惑客を擁護するんだ!!』という声もあったが、店側は迷惑客を擁護しているのではなく、勝手に店内を撮影して勝手にネットにアップしないでくれと言いたいのだろう、それによる風評被害の可能性を考えれば、店側の主張は至極真っ当なものであると感じる。
以上が、どうしても見過ごしてはおけなかった、個人的見解です。
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