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大丈夫か日本……ガーシー通ってもうた……の話

今回はタイトルの通り、ガーシーがまさかの参議院通ってもうた……について語っていきたいと思う。

本来、詐欺師で日本にもいない、ドバイに大絶賛（？）逃亡中の人物が当選すること自体ありえないし、ネット上でも『日本オワタ』『世も末』等の声が多数あがっていた。

まず筆者はガーシーという人物の『本質』について考察したので、それについて語っていこう。

①ガーシーは実は『小心者』なのではないか？

逮捕を恐れドバイに逃亡したり、襲撃を恐れしばらくはドバイでも人に会わないと言ったり、ガーシーは実は『小心者』なのではないかと思う。

対象の人物にガチギレしながら、威勢のいい関西弁でテンポ良く罵詈雑言をまくし立てるため、一見すると肝の座った人物に見えるかもしれないが、『弱い犬ほどよく吠える』といったことわざもある。

悪態をつくのは自分が攻撃されるのが怖いからこそ、『自分を攻撃される前に先に人を攻撃する』という心情の裏返しである場合が多く、ここから筆者はガーシーが実は小心者であり、当選して巨悪を潰すことを期待されているが、最終的に本当にヤバくなったら、リスナーを裏切って自分だけ逃げるような人物なのではないかと推測した。

②ガーシーの『人懐っこさ』の危うさ

筆者はガーシーの行動には否定的なのだが、そこを横に置いてガーシーを観察すると、気さくでコミュニケーション能力が高く人懐っこい面があり、それが一部の人にとっては魅力的に映るかもしれないなと分かる面がある。

ワンオクのTakaやUVERworldのTAKUYAなど、ガーシーが友人と話している時のめちゃくちゃ楽しそうで嬉しそうな笑顔に、嘘はない気がするのだ。

おそらくガーシーはかなりの『かまってちゃん』『淋しがり屋』であり、所謂『信者』と呼ばれる方々は、このようなガーシーの笑顔、人懐っこい面に騙されるのだと思うが、しかし同時にこの人物は、自己の利益のためには『詐欺』や『暴露』をも厭わない一面もあるということを、見逃してはならない。

以前から何度も何度も口を酸っぱくして言っているが、その人物を『評価』する時は、簡単に取り繕える口先だけの言葉ではなく、その人物の『行動』を見る必要がある。

『詐欺』『暴露』といった行動だけを見て評価すると、自分が追い詰められたら、最終的には人から金を騙し取ってでも、人を陥れてでも、自分さえ助かれば良いという思考回路こそが、ガーシーの『本質』なのだということが見えてくるだろう。

要は、今は当選の喜びで、ありがとうな、おおきに、俺はリスナーさんや票を投じてくれた人のために頑張るで！！などと言ってはいるが、今後何かが起こって自分が追い詰められたら、最終的にはリスナーとの約束や信頼など反故にして、『自己の利益』を最優先に動く人物なのではないかということが、ここから予測できるのである。

ガーシーにも確かに人懐っこい、魅力的な面があることは否定しないが、それは世の中１００パーセント悪人、１００パーセント善人などという人間は、滅多にいないものだ。

良い面も悪い面もあるのが人間というもので、あのヒットラーですら、時にある層には『魅力的な人物』に映るから怖いと言っているのである。

ガーシーの裏の面を見ようともしないというのは、物事の一面しか見れていない、もっと『物事を多面的に見る』という訓練をした方が良いと思う。

ガーシーの『本質』についての考察は大体このようなところだが、本当に、ガーシーが政治に風穴を開けてくれるなどと期待されている方々は、これまでの行動を鑑みれば、その期待を裏切られる可能性も高いということを、今から覚悟されておいた方が良いかもしれない。

良くも悪くも『腐った現状をぶち壊してほしい』と感じた方々がガーシーに一票を投じたというのは理解できなくもないが、しかし、その期待とガーシーが本当に腐った世の中をぶち壊してくれるのかというのは、全くの別問題だ。

逮捕を恐れドバイに逃亡し、日本で仕事をしてくれるかどうかも分からないような人物に、この国が変えられるとでも本気で思っているのだろうかと、甚だ疑問である。

政治家の悪行を暴露してほしくて当選させたは良いが、その政治家に逆に取り込まれて、ミイラ取りがミイラになるといった可能性もあるだろう。

この当選で逃亡中の詐欺師に６年間も血税から歳費が支払われることになり、真面目に毎日コツコツと頑張っている方々は、本当にいたたまれないお気持ちだろうなと察する。

真面目にコツコツ頑張るより、犯罪者の方が良い思いをする国など、そんな日本にしてしまって本当に良いんですか？と

これほど絵に書いたような『悪名は無名に勝る』を体現してしまうと、なんだ、今の世の中、悪いことして目立った方が良いんじゃないかと、アホの『模倣犯』がいっぱい現れまっせ？と

今の日本は、本当にドンドンおかしな国になっていっている。

ＳＮＳの普及は良い面ももたらしたが、悪い面の方が大きく目立つように思う。

今の日本は、風船の中に人々の『不満』や『怒り』がパンパンに溜まっていっている状態。

誰かが少しでもつつけばそれがたちまち破裂する、世の中が乱れていっているのだ。

筆者はここで何度も何度も口を酸っぱくして言っているが、現にそういった日本になりつつある、『危機感』というものを、国民はもっと持った方が良い、いや、持たなければならない。

あと、ガーシーとは関係ないが、マスコミ対応を全て断ったという、生稲晃子には本当に呆れた。

まずはマスコミを通じて『国民と対話する』ことが、国民に選出された政治家としての最初の仕事であり、勉強不足か何か知らないが、その機会を自ら放棄するというのは、政治家としての資質を問われても仕方のないことだと言えるだろう。

勉強不足だと自覚しているのであれば初めから出馬しなければ良い訳で、数合わせで知名度だけの候補者を擁立し、国民を馬鹿にするのも大概にしろと言いたい。（それに票を投じる有権者も、馬鹿にされているということに早く気付かなければならない）

最後に、筆者の価値観からすれば、ガーシーに一票を投じるなどというのは天地がひっくり返ってもありえないことなのだが、当選という結果が出ている以上は、それも一つの『民意』なのだと納得するしかない。（少なくとも、毒にも薬にもならないような、人数合わせの何もしないゴミカス議員よりは、ガーシーは『毒』である分、毒を以って毒を制す的に何かが変わる可能性も０ではない）

後から何を言っても選挙結果が覆ることはないし、通ってしまったものはしょうがないので、変わらない結果にずっとムカムカするよりも、ガーシーの当選が良い方に転ぶことを信じて、この国の古い価値観や既得権益をぶち壊してくれることに期待した方が、精神衛生上は良いだろうと思う。

筆者は現時点では、『ベーシックインカム』こそが今の閉塞した日本を救う道ではないかと考えているため、それが一刻も早く実現される日本が来ますようにと祈って、本文を終わりたいと思う。