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マイティーやり込みゲーム動画への批判に関する『賛否両論』について

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今回は、『マイティーやり込みゲーム動画』への批判に関する、『賛否両論』の話をしていきたいと思う。

勇気を持って疑惑を追求されている方に対するあまりにリスペクトのない批判が目についたので、筆を執らせてもらうことにした。

マイティーへの不正疑惑をまとめた動画が現在ユーチューブ上で公開されているのだが、そこでのコメント欄が『賛否両論』となっており、中には作成者の方を『攻撃』するようなものも存在していたのである。(無論、『賛否両論』とはいえ、マイティーに対する『否』の方の意見が大半を占めてはいるが)

筆者などは完全に『否』の方の意見なので、件の不正疑惑に対して『賛』の意見が存在することにまず驚いた。

以下、主に見受けられた『賛』の方の意見の要旨。

①別に動画として面白ければやってても良くない?

②マイティーの苦労知らないのに、疑惑以外の点でもあんなに魅力がある人を批判しないで!!

③マイティーが伸びてるからって『嫉妬』でやってるんじゃないの?

④自分が楽しんで観ていたものを否定されたようで不快

以下は、疑惑が全て真実だったと仮定した上での、これらの意見に筆者が感じた感想。

①別に動画として面白ければやってても良くない?

良くない。以上。(???)

いや、冗談はともかく、『。』を入れても合計8文字というのはあまりにアレなので、もう少し行ってみよう。

まず、動画が面白いことと、今回の疑惑で批判されている点は全く別の話だ。

今回の疑惑で批判されている点は、主に『エミュでやっているのに実機でやっていると嘘をついているのではないか』ということ、それによって『数字を盛っているのではないか』という点だろう。

その数字の部分に関して言うと、自身の動画の価値は、その大半が『総プレー時間』『膨大な試行回数』『奇跡のような確率』に占められているというのは、他ならぬマイティー自身が認めているのである、何故なら、それを『サムネ』の中にデカデカと表示して、それによって視聴者を誘導しているのだから。(つまり、自身の動画の『ウリ』はそこですよと視聴者に示しているようなもの)

その最も重要な『価値』の部分に於いて疑惑が生じているのだから、そこを追求していくのは当然の話であり、動画が面白ければ良いという問題ではない。

例えば、これがアパレルや食品などの会社が、実際の商品よりも良い内容に見せかけた『誇大広告』により売上をあげているとしたら、誰もが批判するだろう、それと一緒。

実際のやり込みより良い内容に見せかけた『誇大広告』により視聴者の注目を集めて再生数や収益を得ているのであれば、批判されるのは当然のことだ。

皆そこを言っているのである、自分の好きなものを擁護したい気持ちは分かるが、それによって近視眼的になってしまい、物事の『本質』というものを見失ってはいけないと筆者は思う。

②マイティーの苦労知らないのに、疑惑以外の点でもあんなに魅力がある人を批判しないで!!

①と似たような内容になるが、まず疑惑が全て事実だとしたら、実際の苦労より数字を盛って、『苦労したように見せかけている』ことになる。

動画の表面上だけに示されている『数字』や『見せかけの苦労』にとらわれずに、その裏にある『本質』を見極めなさいということだ。

その他の魅力と疑惑で批判されている点に関しては、全く別の話なのは①で語った通り。

かつてマイティーの動画が面白かったのは筆者も認めている、だからこそ以前『もったいない』と語ったのである。

③マイティーが伸びてるからって『嫉妬』でやってるんじゃないの?

これに関しては、意見というよりただの『邪推』でしかなく、もう本当にただただ作成者の方に失礼なだけだと思う。

まず、これは何度も言っておきたいと思うが、相手方に訴えを起こされる可能性がありながらも疑惑を追求していくというのは、相当な『覚悟』と『信念』がなければできないはずであり、そのようなくだらない邪推の心情からは到底できることではないと、筆者は思う。

筆者には作成者の方が『やり込み文化の未来』を憂いて起こされた行動としか思えないし、また、そのような勇気ある行動をくだらない邪推で貶められるようなことがあってはならないと思っている。

作成者の方がこのようなコメントにも真摯に対応されているのは、『言論統制を行っているあのチャンネルと同じにはなりたくない』という、作成者の方の『あえて言葉にはしない意思表示』なのではないかと、筆者には思えるのだ。

④自分が楽しんで観ていたものを否定されたようで不快

これに関しては、『ディズニーの裏側を見てしまった』のような感覚だと思うのだが、要は『種明かし』なんかして自分が楽しんで観ていた『夢の国』を壊すな!!という話なのだろう。

別にそのまま信じたければ信じていていいし、観たければそのまま観続けるのも本人の自由。

裏切られたと感じるとすれば、視聴者を裏切っていたのはマイティーの方であり、それを作成者の方に不満をぶつけに来るのはお門違いも甚だしいと思うし、疑惑を抱かれるようなことをしていた本人の方に言いに行くのが、本来の『筋』というものではないか。

その『不快』な気持ちというのは、『種明かし』をされたから不快なのではなく、大元は『自分は騙されていたのか……?』という感情から来ているものだと筆者には思える。

何故なら、『種明かし』は『種明かし』でも、『良い種明かし』なら別に不快な気持ちにはならない訳だろう。

それが『悪い種明かし』だから不快になった訳で、ならばその原因を作ったのは誰?という部分こそが、真に目を向けなければならない『本質』だとしか言いようがない。

信じたくない、本当は目を背けたくなるようなことだったとしても、胸を張って生きるために目を向けなければならないことが、『人間』にはあるのではないだろうか。

以上が、筆者が感じた感想である。

自分の中で勝手に思っている分には自由だが、気に入らない批判や意見を初めから(『対話』する気などさらさらなく)臨戦態勢で『攻撃』しに行くのは、それはまた話が違ってくるだろうと思う。

別に周りの大多数のように、見て見ぬ振りしようと思えばできるし、その方が自分は何も傷つかないのに、それでも『勇気』や『覚悟』を持って不正を正そうと立ち上がった方が、誤った認識や穿った見方によって『攻撃』されている状況というのは、筆者としては見ていられなかったのである。

勿論、一つの意見があればそれと逆の意見もあるのが『健全な社会』だと思うし、それを完全に否定することは『どこぞの言論統制を行っているチャンネル群』と同じになってしまうので、筆者としてはそれ自体を否定することはない。

各々が自由な意見を以って、相手の言い分も理解する姿勢で意見を交わし、最終的に分かり合えればそれが1番良いと思っているし、分かり合えなければそれもまた一つの結果ということである。

それが人間のみにできるコミュニケーション、『対話』ということだ。

『力』で争いあうだけではない、何故生物の中で人間だけがそれができるように生まれてきたのか、その『意味』というものに、もっと真摯に思いをはせた方が良いだろう。

最後に。

『賛』の意見に思ったのは、マイティー氏の動画が好きなのは分かるが、本当に氏のことが好きで氏のことを思うのであれば、まず視聴者に対する『誠実な姿勢』というものを求めるべきではないだろうか。

信じて観てくださっていた視聴者に対して『嘘をついていた』とされている部分が、ここまでの拒否反応を示されている1番の原因だろう。

嘘ではない、実機でやっていると言うのであれば、法的措置云々の前に確たる『証拠』を動画で見せればいいだけの話だと思うし、不正などないと自信があるのであれば、誰に何を言われようと堂々としていれば良い。

無視を決め込むのではなく、視聴者に対するその『誠実な姿勢』を示してくれと、本当のファンなのであれば、マイティー氏のことを本当に思うのであれば、言ってあげるべきなのではないかと、筆者は思った。

甘やかすだけが愛情ではない。

『厳しさ』の中にも、本当の『愛情』や『優しさ』が、溢れていることがある。
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