6 / 167
ユーチューバーランキング と見せかけて、最近のユーチューブ業界に思うこと
しおりを挟む
筆者が本文を書いているのは『へずまりゅう』の動画を観たことがきっかけであるため、まずはへずまりゅうというユーチューバーについて語っていくことにしよう。
【へずまりゅう】
ユーチューブ業界に明るい方には最早説明不要だと思うが、数々の有名ユーチューバーに「メントスコーラお願いします!!」の決めゼリフでしつこく凸を繰り返し、ユーチューブに垢BANされ、現在暴力行為等により大絶賛『逮捕』『拘留中』との噂もある、ユーチューブ業界時の人。
いや、本当に逮捕されてるとしたらハッキリ言って笑うしかないのだが、このやることなすこと無茶苦茶な男の登場は、ユーチューブの歴史に刻まれるレベルの『事件』だったように思う。
以前、へずまのチャンネルにはユーチューブお馴染みの『チャンネル登録お願いします』との文言があったのだが、『いや、登録も何も、登録したところですぐにチャンネルBANされるから意味ないやんwww』と筆者が思ったのは記憶に新しいところだ。
このへずま、逮捕(?)によりユーチューブから姿を消す前は、ユーチューブに垢BANされる度に新しいアカウントを作っては消されてのイタチごっこを繰り返していたらしい。
そもそも、垢BANされてるのに『レディースエーンドジェントルメーンッ!!お待たせしました違うアカウントで華麗に復活ッ!!また皆さん夜露死苦ッ!!キリッ!!』みたいなシステムもおかしすぎるし、簡単に死者蘇生出来るのでは何のためのアカウント削除なのか、全く意味が分からない。
ユーチューバーの主な収益源となる、『広告』に関しても何故付いているのか理解出来ないものがあまりに多すぎる。
違法アップロードは勿論論外として、へずまのどの動画に広告が付いていたのかは分からないが、そんな広告はスポンサーにとって不利益しかないのにも関わらず、スポンサーは怒り出さないのかと不思議でしょうがない。
正常な感覚を持った視聴者であれば、「あ、へずまの動画の広告に出てきたこの商品良さそう!!買ってみよう!!」とは思わないだろうし、むしろ「このスポンサーの商品は絶対に買いたくない!!いや、誰が買うかボケ!!」と不買運動に繋がるような、真逆の効果しか生まないと思うのである。
テレビの世界では、スポンサーの不利益となるような内容は絶対に禁忌とされるが、このようなチューバーに広告が付くということ自体が、皮肉にもユーチューブという市場がまだまだ未成熟(故に成長の余地もある)であることの証明になってしまっていると言えるだろう。
あと、へずまりゅうについてはキレ夫氏も動画内で言及しており、へずまのキャラは売れるための計算であること、自身とは目指す方向性、ジャンルが違い、へずまに凸をする予定はないことなどが語られていた。
へずまが深く考えず『とりあえず有名どころに凸すれば面白くなるだろう』という、行き当たりばったりで出たとこ勝負の、本当に無茶苦茶に動画を作っているのに対し、キレ夫氏の動画作りは一見無茶苦茶にやってるように見えて、その実視聴者を笑いの仕掛けに誘導する巧みな計算があるのだ。
以前から追記しようと思っており、タイミングが良いのでここでその一例を挙げたいと思うが、例えば当て逃げ犯(記憶が定かでないが、たしかそうだったと思う)とキレ夫氏が、深夜の公園で対決をする動画。
初め動画は、これから犯人とキレ夫氏の殴り合いの喧嘩でも始まるのか?という重苦しいムードで始まるのだが、氏が喧嘩で決着を付けようと言った次のシーン、深夜の公園で始まったのはなんとフニャフニャのスポンジ(?)による『スポーツチャンバラ』。
深夜の静謐な公園で、巨漢を誇るキレ夫氏の手から伸びる剣が相手にペチペチと当たるのだが、『こんな強烈な体格しといて殴り合いじゃねえのかよwwペチペチペチ……じゃねえよwww』と、氏が重量挙げで日本記録を所持していることを知っている者ほど、そのギャップに萌える熱い展開となっていること請け合いだ。(?)
これなどは、初めに視聴者に不穏な空気を予感させておき、そこから始まる力の抜けるスポーツチャンバラとのギャップによる、笑いのセオリーである『緊張と緩和』を計算通り狙いに行ったものと思われる。
勿論、狙いに行っていることが視聴者に伝われば、それは途端につまらないものとなってしまうため、氏自身はそんなことはおくびにも出さないが、これは笑いのシステムを熟知している者でなければ到底撮れない動画だと言えるだろう。
無論、キレ夫氏もこのようなイメージ通り撮れた動画だけではなく、むしろ計算通り行っていない動画の方が多いかと思うし(どないやねん)、そのハプニング性をも含めて作っておられるのだろうが、このように、へずまとキレ夫氏ではベクトルも違えば題材に対するアプローチの仕方も違うということを、ここにしっかりと記しておきたい。
【へずまりゅう】
ユーチューブ業界に明るい方には最早説明不要だと思うが、数々の有名ユーチューバーに「メントスコーラお願いします!!」の決めゼリフでしつこく凸を繰り返し、ユーチューブに垢BANされ、現在暴力行為等により大絶賛『逮捕』『拘留中』との噂もある、ユーチューブ業界時の人。
いや、本当に逮捕されてるとしたらハッキリ言って笑うしかないのだが、このやることなすこと無茶苦茶な男の登場は、ユーチューブの歴史に刻まれるレベルの『事件』だったように思う。
以前、へずまのチャンネルにはユーチューブお馴染みの『チャンネル登録お願いします』との文言があったのだが、『いや、登録も何も、登録したところですぐにチャンネルBANされるから意味ないやんwww』と筆者が思ったのは記憶に新しいところだ。
このへずま、逮捕(?)によりユーチューブから姿を消す前は、ユーチューブに垢BANされる度に新しいアカウントを作っては消されてのイタチごっこを繰り返していたらしい。
そもそも、垢BANされてるのに『レディースエーンドジェントルメーンッ!!お待たせしました違うアカウントで華麗に復活ッ!!また皆さん夜露死苦ッ!!キリッ!!』みたいなシステムもおかしすぎるし、簡単に死者蘇生出来るのでは何のためのアカウント削除なのか、全く意味が分からない。
ユーチューバーの主な収益源となる、『広告』に関しても何故付いているのか理解出来ないものがあまりに多すぎる。
違法アップロードは勿論論外として、へずまのどの動画に広告が付いていたのかは分からないが、そんな広告はスポンサーにとって不利益しかないのにも関わらず、スポンサーは怒り出さないのかと不思議でしょうがない。
正常な感覚を持った視聴者であれば、「あ、へずまの動画の広告に出てきたこの商品良さそう!!買ってみよう!!」とは思わないだろうし、むしろ「このスポンサーの商品は絶対に買いたくない!!いや、誰が買うかボケ!!」と不買運動に繋がるような、真逆の効果しか生まないと思うのである。
テレビの世界では、スポンサーの不利益となるような内容は絶対に禁忌とされるが、このようなチューバーに広告が付くということ自体が、皮肉にもユーチューブという市場がまだまだ未成熟(故に成長の余地もある)であることの証明になってしまっていると言えるだろう。
あと、へずまりゅうについてはキレ夫氏も動画内で言及しており、へずまのキャラは売れるための計算であること、自身とは目指す方向性、ジャンルが違い、へずまに凸をする予定はないことなどが語られていた。
へずまが深く考えず『とりあえず有名どころに凸すれば面白くなるだろう』という、行き当たりばったりで出たとこ勝負の、本当に無茶苦茶に動画を作っているのに対し、キレ夫氏の動画作りは一見無茶苦茶にやってるように見えて、その実視聴者を笑いの仕掛けに誘導する巧みな計算があるのだ。
以前から追記しようと思っており、タイミングが良いのでここでその一例を挙げたいと思うが、例えば当て逃げ犯(記憶が定かでないが、たしかそうだったと思う)とキレ夫氏が、深夜の公園で対決をする動画。
初め動画は、これから犯人とキレ夫氏の殴り合いの喧嘩でも始まるのか?という重苦しいムードで始まるのだが、氏が喧嘩で決着を付けようと言った次のシーン、深夜の公園で始まったのはなんとフニャフニャのスポンジ(?)による『スポーツチャンバラ』。
深夜の静謐な公園で、巨漢を誇るキレ夫氏の手から伸びる剣が相手にペチペチと当たるのだが、『こんな強烈な体格しといて殴り合いじゃねえのかよwwペチペチペチ……じゃねえよwww』と、氏が重量挙げで日本記録を所持していることを知っている者ほど、そのギャップに萌える熱い展開となっていること請け合いだ。(?)
これなどは、初めに視聴者に不穏な空気を予感させておき、そこから始まる力の抜けるスポーツチャンバラとのギャップによる、笑いのセオリーである『緊張と緩和』を計算通り狙いに行ったものと思われる。
勿論、狙いに行っていることが視聴者に伝われば、それは途端につまらないものとなってしまうため、氏自身はそんなことはおくびにも出さないが、これは笑いのシステムを熟知している者でなければ到底撮れない動画だと言えるだろう。
無論、キレ夫氏もこのようなイメージ通り撮れた動画だけではなく、むしろ計算通り行っていない動画の方が多いかと思うし(どないやねん)、そのハプニング性をも含めて作っておられるのだろうが、このように、へずまとキレ夫氏ではベクトルも違えば題材に対するアプローチの仕方も違うということを、ここにしっかりと記しておきたい。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
音楽ランキング 若手編
採点!!なんでもランキング!!
エッセイ・ノンフィクション
ランクマスターのランク野郎が、売り出し中の若手ミュージシャンを『死ぬまでに聴かないと損する若手度』でSランクなみに採点していきます。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる