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お笑い芸人ランキング Sランク編 爆笑問題 太田光

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太田光 Sランク

ボケ 98 Sランク
ツッコミ 79 Bランク 
トーク 88 Aランク
漫才 95 Sランク
コント 95 Sランク
毒舌 100 Sランク+
時事ネタ 100 Sランク+
暴走 100 Sランク+

【解説】
時に『失笑問題』と揶揄されることもある、爆笑問題太田光の解説である。

当ランキングのSランクに、爆笑問題を含めるかというのは非常に迷った。

芸能界に於いての爆笑問題の格は非常に微妙なライン上にあり、ちょうどSランクとAランクの間、Aランク+ぐらいの格であるのだが、当ランキングとしてはSランクの下はAランクで考えていたため、非常に悩むこととなった。

Sでは少し高いが、Aでは少し低い。あちらを立てればこちらが立たずとはこのことだが、悩みに悩み抜いた末、筆者は一つの妙案を見出だした。

『そうだ、太田のみをSランクに据えよう』

筆者はこの妙案を思いついた時、早速近所のホームセンターで昔ながらの丸い電球を買ってきて、頭の上に固定した。

そうして今度は紙を丸く切ってフキダシを作ると、電球の後ろに貼付けたのである。

電球から伸ばした線をコンセントに繋ぐと、電球はぴかりと光った。

筆者が何を言わんとしているか、当ブログの賢明なる読者諸氏ならもうおわかりであろう。

そう、ピーンときたのである(アホかこいつ。おわかりであろう。じゃねえよ。くだらなすぎてまさか本当に言うとは思わなかったわ。時間を返せ時間を)。

相方の田中には失礼だが、ダウンタウンの松本のみをSランク+に据えたように、コンビといってもやはりそこには才能の差や実力の差といったものが如実に存在する。

いわゆる『コンビ間格差』というやつだが、太田をS、田中をAとすることで、爆笑問題のランキングは非常に座りの良いものになるはずだと筆者は判断し、とにかく邪魔だった電球をその場で叩き割った。

と、こういう経緯で、爆笑問題は太田光のみをSランクとすることに決定したわけだ(したわけだ。じゃねえよ。どんな経緯だ)。

さて、能力の解説に移りたいと思う(はよやれや!!)。

ボケの評価はかなり高く、98点。松本、たけし、志村に次ぐ高評価である。

太田のボケの特徴は、とにかく遮二無二前に出て空気を読まない発言をして笑いを取るというものだが、ボケの質にバラつきはあるものの、全体的なクオリティーはかなり高いと言える。

時にやりすぎではないかと思われる言動を取ることがあるが、これは憑依芸人の解説で語った通り、太田が重度の憑依芸人であることに起因している。

太田はプライベートではとてつもない無口で人見知りであり、テレビでは『太田光』という無茶苦茶なキャラに憑依することで、その普段抑圧されているストレスやエネルギーを発散しているため、時にテンションが上がりすぎて前後の見境がつかなくなってしまうのである。

キャラに入り込みすぎているため現実味が薄く、周囲のリアリティがあまりない。『ちょっとやばいけどまあいいや。このまま行っちゃえ』と思ってしまうのである。最高にハイになり、キャラにラリっている状態と言ってよいだろう。

これを止める役割が相方の田中であるのだが、言ってみれば爆笑問題とは超高速の車(太田)と、そのブレーキ(田中)という関係性に言い換えることができる。

以下、涙なしには見ることができない、『自動車メーカー、爆笑問題物語』である。



                ◆『自動車メーカー、爆笑問題物語』◆      



爆笑問題は、初めはものすごく小さな町工場からスタートした、日本有数の自動車メーカーである。

設立当初仕事はすこぶる順調だったが、下請けの弱みからか、大手企業に反発し盾突いたことから仕事は激減(これはメーカー『さらば青春の光』も同様の道を辿っている)、爆笑問題は時に仕事を干されることもありながら、地道に、ひたむきに技術を磨いた。

良いものを作れば、必ず誰かが見ていてくれる。

そんな信念を持って仕事に取り組むと、徐々に理解者は増え、ついに大手企業の傘下を抜け、自社ビルを持つまでに成長した。

『オータカー』はそんなメーカー爆笑問題が、社運を賭け、その情熱と持てる技術を全てスピードのみに注ぎ込んだ車である。

超高速で走ることができ、スピードだけは他のどんな車にも負けないが、その分ハンドリングやブレーキ性能に難があり、少しでも油断するとすぐに事故を起こしてしまう。

単独事故であればオータカーの責任ということで済むが、これが追突や巻き込みなどの多重事故であれば悲惨である。

公道にはルールというものがあり、他の車や歩行者もいる。

オータカーだけが走ってよい道ではないのだが、時にオータカーはそのルールを理解できないことがある。いや、理解していながら、敢えて命懸けの悪ふざけをしているのである。

スピードのためならどんな危険も厭わない。

オータカーの精神は表現車として非常に好感の持てるものだが、このままではいつ大事故に繋がるかわからない。

そこでオータカーに導入されたのが、オータカーにのみ超高性能の制御力を発揮する、『タナカブレーキ』だった。

タナカブレーキは、元々は取り立てて特徴のない平凡なブレーキとして、工場の片隅で埃を被っているような存在だった。

だが、ある時社員がオータカーのブレーキに試してみると、その相性は抜群、爆笑問題はタナカブレーキをオータカー専用に作り替えることで、平凡だったタナカブレーキを活かすことを考えたのである。

タナカブレーキは形こそ小ぶりだが、オータカーのためだけに調整されたブレーキだけあり、オータカーの制御には無類の力を発揮する。

タナカブレーキは下部の形状が左右非対称で、通常のブレーキであれば二つある金色の玉が一つ欠けているが、これは不良品ではなく初めからそういった仕様である。

構想段階では付いていたらしいが、設計にあたり不必要と思われる部分は徹底的に削られたと聞く。

無駄をとことん削ぎ落としたタナカブレーキのフォルムは、正に究極の機能美と言えるだろう。

制御の効かない危険車種といった悪評の絶えなかったオータカーだが、タナカブレーキの導入によって評価は一変。

オータカーは一気に日本トップクラスの人気車種に上り詰め、注文は次々に舞い込んだ。

オータカーの成功により、爆笑問題は日本でも指折りの自動車メーカーとなった。

今日の成功の秘訣を、後に社長はこう述べている。

「タナカブレーキがなければ、オータカーはスピードが出るだけの危険な車でした。タナカブレーキも、オータカーがなければ工場の片隅で埃を被るだけの、平凡なブレーキのままだったでしょう。互いに互いが支え合うことで、お互いを最高に高め合っているのです。この二つは切っても切り離せない爆笑問題の心臓部であり、この二つがなければ会社がここまで大きくなることはなかった。二つは正に理想的な関係であり、この二つが組み合わさった時、そこには無限の未来が生まれるのです」



               『自動車メーカー、爆笑問題物語』 ~完~  



意外に涙なしでも読めたが、筆者の言わんとすることは全て伝わったことと思う。

あたかもNHKのドキュメンタリーで放映されそうな内容だが、今のところ映像化のオファーは来ていないため、ラテ欄を調べるのはやめたほうがいいかもしれない(NHKさん、オファー待ってますよo(^-^)o←来ねーよ永遠に!!)。

では、これにて解説を締め……。ん?ちょっと待て。

今、筆者は既に全てをやり終えたような心境になっているが、実はまだボケの解説しか終わってないのである。

なげーよ!!早くやれやクソが!!はじめの電球のくだりとかいらねーだろ!!思いつきでなんでも書きやがってクソが!!『思いつきランキング』に改名したらどうだ!!あと亀田史郎はなんでインスタをやってるんだ!!

遅々として進まない解説にだんだん口が悪くなってきたので、少し駆け足で解説していこう。

ツッコミは元々太田の専門外のため、評価はBの最上級とした。

トークの評価は88のAランク(ツッコミの解説終わりかよ!?最上級とした。じゃねえよ!!早くやれと言ったとはいえ、駆け足すぎるだろ!!幼稚園児からやり直してこい!!)。

コント職人にありがちなトークが苦手といったことはなく、爆笑問題は漫才もやるため、トークは達者にこなす力を持っている。

その漫才とコントは共にSランク。

漫才は、あの立川談志が認めていたことからもわかる通り、最早解説不要の実力である。

成功して大物になると舞台から逃げる芸人が多い中、成功してからも舞台に立ち続ける二人の姿は、芸人として本当にかっこいいと思うし、その姿勢を筆者は尊敬している。その姿勢を最後まで貫いて、引退まで続けてほしいと思う。

ちなみに、筆者は小さい頃幼稚園ではなく保育園に通っていたので、先程の幼稚園児からやり直してこいとの罵倒は、甚だ見当違いと言わざるを得ない。ズバリ言うわよ!!正確には保育園児からやり直してこいだ!!一昨日きやがれこのすっとこどっこい!!(さっきの罵倒効いてたのかよ!?興味ねーよハゲが!!保育園児からやり直してこい!!)

爆笑問題は基本的には漫才師であり、本人達もそこにプライドを持ってやっているが、コントの能力もまた極めて高い。

最近では爆笑問題のコントを見かけることはなくなってしまったが、もう一度若手時代のように毒のある尖ったコントを作ってほしいものだ。

毒舌と時事ネタ最高評価は、二人の漫才を一度でも見たことのある方には言わずもがなだろう。

初めはツービートへの憧憬から始まったものが、今ではこの二人にしか出来ない漫才の世界を作りあげた。この功績は充分に最高評価に値するものである。

最後の『暴走』最高評価である。

これに関しては爆笑問題物語に於いて既に語ったため、敢えて解説する必要はないと思う。

『タナカブレーキ』という最高の相方を得た『オータカー』は、今日も公道をスレスレのハンドリングで走り続けている。
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