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シンジツその2 『いじめ』ってなに?

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みなさんこんにちは、シンジツ研究所のシンジツ博士です。

前回、『学校』『ウイルス』のシンジツを2つお伝えした後に、私の元にショッキングなニュースが入ってきました。

それは、旭川の学校で起きた凄惨ないじめによって、一人の少女が命を落としてしまったという事件です。

事件の詳細については他の媒体等に任せるとして、そのニュースを知って心を痛めた私は、ここで、このタイミングでどうしても、いじめについてのシンジツを語っておかなければならないと強く感じました。

そのような経緯もあり、今回は『何故いじめは起こるのか?』『いじめに遭ってしまった時の対処法』など、『いじめ』についてのシンジツを語っていきたいと思います。

【シンジツその2】 『いじめ』ってなに?

まず、1つのシンジツとして、いじめは絶対になくなりません。(重い刑罰などで縛るのであれば、この限りではありませんが)

『何故いじめは起こるのか?』『そして、何故いじめはなくならないのか?』

『人間』が生きていく上で絶対に切り離せないような、とても重要な問題ですが、この『いじめ』というものは、『他者を支配したい』『他者より上に立ちたい』という、『いじめる側』の極めて身勝手で浅ましい欲求から来ています。

あなたの周りに、何かの分野で人よりも優れている人はいますか?

実は、スポーツや勉強、芸術など、人より何かに秀でていて、『真に自分に自信がある人』は、いじめなどしません。

何故なら、その分野で既に『人よりも優秀である』と確認できているため、殊更に他者を貶める必要などないからです。

また、『その分野にのめり込んでいるからいじめをしている暇などない』ため、そういう人は尚更いじめをすることはないということになります。

いじめをする人間とは、『実は自分に自信がなく』『何の能力でも人より秀でることができない』ため、他者の足を引っ張る、他者を貶めることで、他者を自分より強引に下に持っていく、そうして『自己の存在理由を確認している』人間なのです。

前述の『何故いじめはなくならないのか?』という疑問への答えとなりますが、この、『他者より上に立つことで、自分より下がいると思うことで自己の存在理由を確認する』という行為は、ある意味では人間の根源的な欲求であるため、そこから生じる『いじめ』という行為は、この世に矮小な人間が存在する限りは絶対になくなることはないと言えるのです。

これは別に『学校』に限らず、『社会』でも毎日至るところで『いじめ』というものは起こっています。

本人の努力では変えられない人種や性別で差をつけようとする行為、『差別』というのもある意味では『いじめ』ですし、会社では上司からのパワハラ、同僚からの陰湿な陰口など、毎日至るところで『いじめ』は我々の日常に様々に形を変えて蔓延しているのです。

『ウイルス』は一応顕微鏡などを使えば見れますが、これは『目には見えない精神的なウイルス』のようなもので、より駆除が困難な点に於いて悪質と言えるかもしれません。

最早人間の生まれ持った『性質』レベルの話ですので、矮小な人間がそのような性質を持って生まれてくるのを禁じる術はありません、また、生まれ持ったその性質を後の教育によって変えようと試みるのも困難です。

つまり、結論として、いじめをするような人間は『ルールで縛るしかない』ということになります。

では、具体的にどのようなルールを設ければいいのかというと、まず、『子供にはスマホを持たせない』ルールを作らなければなりません。

人間の『技術の発達』と共に、近年のいじめはどんどん『巧妙化』『悪質化』していて、心ある人間が使えば素晴らしく便利なスマホも、心ない人間が使えばたちまち『悪意の増幅装置』となります。

人に絶対に見られたくない画像や動画を『全世界に拡散する』などということが、今では『指先1つ』で簡単にできてしまうのです。

昔の子供は、スマホなどなくても充分に生活できていました。

日常生活に於いて、子供に何故スマホが必要なのか?その問いに明確に答えられる大人は少ないように思います。

万が一誘拐された時などGPS機能が必要という方は、お子さんに防犯ブザーを持たせましょう。

少なくとも、義務教育の内はスマホを持たせないなど、明確なルール作りが必要です。

『判断力のない者にスマホを持たせる』から、いじめの内容もどんどんハイテク化、エスカレート、内容が悪質化していってしまうのです。

勿論、大半のお子さんは、スマホを問題ある使い方などしていないことでしょう。

真面目に使ってるよ!!というお子さんからすれば、そんなルールは迷惑以外のなにものでもありません。

しかし、『人間の倫理』では抑えられない一部の大馬鹿者を抑えるには、その全体をルールで縛るしかないことになります。

何故なら、全体の中で『誰がそういう大馬鹿者であるか』を、見抜くことは不可能だからです。

次に、『いじめに遭ってしまった時にどう対処すればいいの?』という疑問についてお答えしていきたいと思います。

大事なことを、いくつかのポイントに分けてまとめました。

①から順番に守っていくことで、いじめに対してどう対処すれば良いのかが分かるようになっています。

①1番大事なことは、まず、『絶対に死なない』こと。

本当に大事なことなので、2回言います。

まず、どんなに悩んでいても『絶対に死なない』で下さい。

本当に大事なことなので、何度でも言います。

まず1番最初に、『絶対に死なない』ことを約束して下さい。

こち亀という漫画でもありましたが、まずは『死ぬモードから生きるモードに切り替えてからスタート』です。

何故なら、あなたが命を断つということは、『あなたをいじめている世界で1番憎い奴らに対して、復讐の機会すら失ってしまう』ということなのです。

その復讐の方法は、『あなたが人生でこれ以上ないくらい成功する』でもいいでしょう。

あなたには素晴らしい人生を歩む権利があるし、あなたにはこれから先無限の可能性があるのです。

いま、あなたをいじめている奴らは、紛れもない人間のクズです。

クズはあなたに心ない言葉を浴びせて来るでしょう。

ですが、クズの望み通りにしては絶対にいけません。

『あなたが死んでもそのクズを喜ばせるだけ』なのです。

『何故そんなクズのために自分の大切な命を失わなければならないのか』、まずは発想をそちらに持っていきましょう。

そうして、自分の考えを『生きるモードに切り替えてからがスタート』です。

人生というものは、絶対に『一度きり』しかありません。

死んでも生まれ変われるとか、絶対にないのです。

なので、『絶対に死なない』でください、他のことは後から考えて、まずは『絶対に生きて』ください。

②『いじめから逃げる』こと。

いじめっ子と戦う必要はありません。

まずは『いじめられているその場から一刻も早く離れる』こと。

『離れて安全な場所に移動し、冷静な判断力を取り戻す』ことが1番重要なポイントです。

③『自分が何をされたかを絶対に隠さない』こと。

とにかく、親や周りの大人に自分がされたことの全てを、勇気を持って話します。

見て見ぬ振りや、いじめに荷担するクズ教師も世の中には存在しますので、まずは親に全てを話すのがいいでしょう。

④『いじめっ子の言動に従わない』こと。

『来い』と言われても行く必要はありませんし、『〇〇をしろ』と言われてもする必要はありません。

あなたをいじめている奴らがいる学校には、行かなくていいのです。

あなたがそんな奴らの言動に従う必要はどこにもありません。

まず、あなたをいじめている奴らと『接点を持たない』ことが非常に大切です。

⑤『一人で思い悩まない』こと。

まず、あなたが1番最初に相談するべきは、教師ではなく『あなたの親』です。

何故なら、『教師は最終的には他人』ですが、『親はあなたの血を分けた肉親』だからです。

③とも重複する形になりますが、『あなたの親』に1番最初に全てを包み隠さず話しましょう。

まともな親であれば、まずあなたのことを何よりも第一に考えてくれます。

それができたら今度は、親と一緒に教師や学校に相談しましょう。

それでも学校が何も動いてくれないようであれば、今度は『行政に相談』する。

それでも何も変わらないようであれば、今度は『ネットを利用して世間に訴える』のです。(しかし、ネットを利用するのは本当に最終手段ですので、あなたがその前に転校等することでいじめがなくなるのであれば、その方がずっと良い選択であることは付け加えておきたいと思います)

また、あなたの親が、全てを話したとしてもあなたのことを何も心配してくれないという毒親であれば、あなたは個人で戦うしかなくなります。

その場合は、『教師や学校はいじめを握り潰し、なかったことにする可能性がある』ため、まずはあなたを保護してくれる場所に相談に行きましょう。

もっとも大事なことは、常に『あなた自身の命を守る選択をする』ことです。

⑥『あなたが今いる場所は、とてつもなく広い世界の、たった一部でしかない』こと。

これを書いている私自身も、かつて幼い頃は自分の周りの世界だけが全てだと思っていました。

しかし、あなたが今いる場所は、このとてつもなく広い世界の、ほんの一部分でしかないのです。

今が世界の全てだと思うから思い詰めます。

苦しいことがあったら、まずは空を見上げてみましょう。

空の青さ、どこまでも続く広い世界を、その全身で感じてみましょう。

その世界の広さと同じように、あなたには無限の可能性、未来があることを、けして忘れないでください。

いじめについての対処法については以上となります。

次は、行政の側へのシンジツです。

まずは、『少年』という皮を被っただけの『悪魔』を罰する法律を、一刻も早く『厳罰化』すること。

被害者の人権は蹂躙され、加害者の人権ばかりが守られるこの国の少年法は、この上ない悪法です。

未成年であろうとなかろうと、非道の限りを尽くした『悪魔』に慈悲など必要ありません。

現行の法律では対応できない時代が、既にやってきています。

この国の将来を担う希望にあふれた子供たちが、『悪魔』によってその大切な命を落としてしまうなどということは、絶対に許してはならないのです。

いま正に、いじめに苦しんでいる方々に、このシンジツが届くことを祈って……。

本日も、シンジツのご静聴ありがとうございました。
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