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第47説
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ドロボー?
ド・ロ・ボ・ウ?
ドロボーってあの『泥棒』のこと?
いま僕『泥棒』って言われた?
この歳までずっと清廉潔白一筋(?)で生きてきた僕が泥棒なんて!?
「いやいやいやいや!!ぼ、僕は勇者なんですよ!?どどど、泥棒だなんてそんな!!違います違います!!し、信じて下さい!!」
あまりのことにしどろもどろになってしまい、言いながら自分でも全く説得力というものが感じられないことは自覚していた。
と、その時、扉の方に向かって何かが走り去る音が聴こえた。
なんと、チュート・リアルが革の袋を抱えて『にげる』コマンド、既に逃亡の態勢に入っている!!(?????)
僕の中の何かが、ブチッと音を立てて切れるのが分かった。
僕は人生でここまで怒ったことはないんじゃないかというぐらい、本気でブチギレた。
「おいゴラァッオッサンッッッッ!!話が違うだろおぉおおおおおぉおおぉおおッッッ!!逃げてんじゃねえぞテメェゴミ野郎おおおぉぉおぉおおぉおおおッッッッ!!」
「ハハハ、バレちゃしょうがねぇ。あのネズミが仲間になれば、もっと『仕事』がしやすくなったんだけどな。いいかお坊ちゃま?民の家から泥棒を許可するなんて、そんな王さまいるはずねぇだろう!!これに懲りたらもう人を安易に信用しないことだな。手っ取り早く稼げるクエスト?そんなもんあるはずねぇだろッッ!!俺の代わりに捕まりやがれバーカッッッ!!」
ベロベロバーをしながらそう吐き捨ててお尻を叩くと、チュート・リアルは金目のものを全て盗んで走り去っていった。
なんと、チュート・リアルは詐欺師であり泥棒だった!!(????)
「きぇぇえええぇえぇえぇえええぇえッッッ!!あいつッ!!あいつぅうううぅぅううぅうぅぅううぅうッ!!最後のほう『ベロベロバカ』って言われたッ!!ちくしょうッ!!ちっくしょぉおぉおぉおぉおぉおおッッッ!!騙されたッッッ!!騙されたぁあああぁあぁああぁあぁあッッッ!!悔しいッッッ!!悔しいよ~ッ!!なんでぇ!?なんで僕なの!?僕なんも悪いことしてないのに!?」(?)
僕は何を考えていたんだ、人様の家から勝手に物を拝借してお咎めなしなんて、冷静に考えたら(考えなくても?)そんな美味い話があるはずがないじゃないか!!
い、いや、今更そんなことを悔やんでいる場合じゃない!!
扉の方には、既に騒ぎを聞き付けた町の住民たちが集まってきていた!!
「なんだなんだ!?一体何の騒ぎだ!!」
室内に一気になだれ込んでくる住民たち。
階段の方で怯える女性は、僕の方を指差して言った。
「あ、あの人です!!一人は逃げましたが、あの人が泥棒の仲間です!!」
そっ、そりゃないでしょおっかさん!?(?)
女性の訴えを聞いた途端、住民たちの顔がとても険しい顔つきに変わった。
「きぃさぁまぁ~ッッッ!!泥棒などして恥ずかしく思わんのかぁッッッ!?」
「ちょっ、ちょっと待って下さい!!ち、違っ……!!」
弁解の余地すらなく僕は、飛び込んできた住民たちに一気に取り抑えられた!!
「この泥棒野郎がッ!!兵士に報告して突き出してやる!!」
そんな……!!
そんなことって……!!
最強の仲間を探しにここに来たはずなのに、どうしてこんなことに……。
タロピン……ごめんな……せっかく約束してたけど、約束守れないかもしれないや……。
サルバトルさん……あんなに苦しい思いをさせて、せっかくここまで連れてきてもらったのに、こんなことになってしまって本当にすいません……。
僕は……僕の冒険は……こんなところで終わりを迎えるのか……?
ド・ロ・ボ・ウ?
ドロボーってあの『泥棒』のこと?
いま僕『泥棒』って言われた?
この歳までずっと清廉潔白一筋(?)で生きてきた僕が泥棒なんて!?
「いやいやいやいや!!ぼ、僕は勇者なんですよ!?どどど、泥棒だなんてそんな!!違います違います!!し、信じて下さい!!」
あまりのことにしどろもどろになってしまい、言いながら自分でも全く説得力というものが感じられないことは自覚していた。
と、その時、扉の方に向かって何かが走り去る音が聴こえた。
なんと、チュート・リアルが革の袋を抱えて『にげる』コマンド、既に逃亡の態勢に入っている!!(?????)
僕の中の何かが、ブチッと音を立てて切れるのが分かった。
僕は人生でここまで怒ったことはないんじゃないかというぐらい、本気でブチギレた。
「おいゴラァッオッサンッッッッ!!話が違うだろおぉおおおおおぉおおぉおおッッッ!!逃げてんじゃねえぞテメェゴミ野郎おおおぉぉおぉおおぉおおおッッッッ!!」
「ハハハ、バレちゃしょうがねぇ。あのネズミが仲間になれば、もっと『仕事』がしやすくなったんだけどな。いいかお坊ちゃま?民の家から泥棒を許可するなんて、そんな王さまいるはずねぇだろう!!これに懲りたらもう人を安易に信用しないことだな。手っ取り早く稼げるクエスト?そんなもんあるはずねぇだろッッ!!俺の代わりに捕まりやがれバーカッッッ!!」
ベロベロバーをしながらそう吐き捨ててお尻を叩くと、チュート・リアルは金目のものを全て盗んで走り去っていった。
なんと、チュート・リアルは詐欺師であり泥棒だった!!(????)
「きぇぇえええぇえぇえぇえええぇえッッッ!!あいつッ!!あいつぅうううぅぅううぅうぅぅううぅうッ!!最後のほう『ベロベロバカ』って言われたッ!!ちくしょうッ!!ちっくしょぉおぉおぉおぉおぉおおッッッ!!騙されたッッッ!!騙されたぁあああぁあぁああぁあぁあッッッ!!悔しいッッッ!!悔しいよ~ッ!!なんでぇ!?なんで僕なの!?僕なんも悪いことしてないのに!?」(?)
僕は何を考えていたんだ、人様の家から勝手に物を拝借してお咎めなしなんて、冷静に考えたら(考えなくても?)そんな美味い話があるはずがないじゃないか!!
い、いや、今更そんなことを悔やんでいる場合じゃない!!
扉の方には、既に騒ぎを聞き付けた町の住民たちが集まってきていた!!
「なんだなんだ!?一体何の騒ぎだ!!」
室内に一気になだれ込んでくる住民たち。
階段の方で怯える女性は、僕の方を指差して言った。
「あ、あの人です!!一人は逃げましたが、あの人が泥棒の仲間です!!」
そっ、そりゃないでしょおっかさん!?(?)
女性の訴えを聞いた途端、住民たちの顔がとても険しい顔つきに変わった。
「きぃさぁまぁ~ッッッ!!泥棒などして恥ずかしく思わんのかぁッッッ!?」
「ちょっ、ちょっと待って下さい!!ち、違っ……!!」
弁解の余地すらなく僕は、飛び込んできた住民たちに一気に取り抑えられた!!
「この泥棒野郎がッ!!兵士に報告して突き出してやる!!」
そんな……!!
そんなことって……!!
最強の仲間を探しにここに来たはずなのに、どうしてこんなことに……。
タロピン……ごめんな……せっかく約束してたけど、約束守れないかもしれないや……。
サルバトルさん……あんなに苦しい思いをさせて、せっかくここまで連れてきてもらったのに、こんなことになってしまって本当にすいません……。
僕は……僕の冒険は……こんなところで終わりを迎えるのか……?
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