勇者がレベル1でも仲間が全て最強クラスなら世界を救えるんじゃないか説

採点!!なんでもランキング!!

文字の大きさ
上 下
39 / 48

第39説

しおりを挟む
どのみち国王と姫君には会いに行くつもりだったのだし、順番が後になるか先になるかの違いだけだ。

「タロピン、よかった、なんとかなりそうだよ。酒場で仲間を探す前に、まずは国王に謁見して店主に口利きをしてもらおう。どんなに頑固で意固地な店主でも、自国の王の口利きとあらば断ることなんて到底できないからね」

「なるほど!!それはナイスアイディアでんな!!あの店主をギャフンと言わせるチャンスやがな!!」

事情を説明して国王から特別な書状でも貰えれば、冒険者の酒場での『最強の仲間探し』も捗るというもの。

何の肩書きもなくただ闇雲に冒険者を探すより、先に国王のお墨付きを貰った方が、冒険者からのウケも違うし、余程信用があるというものだろう。

それに、それだけではなく、国王と姫君には実際に会っておきたいというのもあったし。

だって、僕の未来の義父と奥さんになるかもしれないんだもの……でへへ。(?)

酒場を追い出された時には気持ちが沈んでたけど、今から姫様に会えると思うと、なんだかワクワクしてきたなぁ!!

ククク、よーし、見てろよあの店主め~。国王に事情を説明して、『その身を挺して世界を救ってくださる勇者様に、なんと失礼なことをするのだ!!貴様の目は節穴か!!穴か!!穴なのか!!』と怒ってもらうんだからな~。首を洗って待っとけや!!(?)

「よーし!!そうと決まれば、アリュール城にレッツゴーだ~っ!!」

「おーっ!!」

酒場を通りすぎて城下町を北に進むと、僕たちは坂道を上ってアリュール城へと向かった。

城の入口へと続く、山の傾斜をそのまま活かすように舗装された、石畳の坂道。

傾斜自体はそれほどでもないのだが、なにしろ距離が長いため、上っていくだけでも体力を消費してしまう。

「はあ、はあ、徒歩だと結構体力いるなぁ。王族の人たちなんかは馬車でも使ってるんだろうけどね……」

「よ、世の中所詮は金かい。フラジールはん、見といてや。ワ、ワイは必ず億万長者になって、この世のネズミや動物たちが、いわれなき差別や迫害を受けることのない世界を創ってみせるんや」

実際、城下町には運賃を支払えば、町の好きなところや城の入口まで運んでくれる馬車サービスもあるのだが、現実問題常に金欠パーティーの僕たちなので、自分たちの足で節約できるところは節約しておきたいところだ。

ていうか、タロピンにそんな夢や野望(?)があったなんて知らなかった……。仲間なのに知らなくてごめんな……。いい夢じゃないか……キミは立派だよタロピン……。

僕は世界を救う、キミは動物たちの理想の世界を創る、その夢、絶対に叶えような……。(感動)

坂道の最後の傾斜を越えると、パッと視界が広がって、僕たちの前に巨大で荘厳なアリュール城が姿を現した!!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?

山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。 2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。 異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。 唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

処理中です...