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第一章:幼少期編
8話 ハゲ盗賊ゴンゴとの対峙
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俺は深い森の中を、勘を頼りに歩き続ける。
目を凝らせば、獣道の様な道が見えるのでそれを辿って歩いているのだが、随時インベントリ画面のマップを確認しながら、家と自分の位置を把握し、迷わないように努めている。
めちゃくちゃ便利なスキルだなー、と感心しながら歩いている事、5分。
森の中に、ポツンとある一軒の家を発見した。
いや、家と呼んでいいのか?と思うほど、木と木を繋ぎ合わせただけの様な、ボロ屋だったが。
俺はしばらく木の影に隠れて、入口の様子を見守る事にする。
人違いとかだったら、申し訳ないからな。
様子を見守っていると、なんとも品の悪そうな小汚い2人の男が扉を開けて外に出てきた。
そして、開いた扉の隙間から、チラリとあのスキンヘッドの親分と呼ばれていた男の顔と、それを体育座りで囲んだ小汚い男たちの姿が見える。
(ビンゴッ!)
俺は、心の中でガッツポーズをしながら、まずは外の2人を隠密で殺すために行動する。
男2人は呑気に、「これで俺らも昇進だな」と笑いながら話している。
なんのことを話しているかは分からないが、とにかくそんな呑気な光景に苛立ちと焦りが湧き上がる。
俺は、特異魔法〔クリエイト〕で小刀を創り出し、右手に構え暗殺の準備を着々と進めていた。
その時だった。
--ワーッ
小屋から歓声が湧き上がったのだ。
そんな歓声に、俺の脳裏に不安がよぎる。
(もしかして。もしかして、、、レミーさんのアナに……あのスキンヘッド男の汚い汚物が挿れられた!?)
そんな事を考え始めたら、心配が大きくなり自分自身の衝動を止められなくなった。
小刀をしまい、日本刀を創り出し、思い切り木陰から飛び出した。
◇◆
まず狙うのは、俺に背を向けた男の1人。
ジャンプして男の頭上から、上段に構えた刀を思い切り下に振るう。そして、脳天から股下までを一直線に斬り裂いた。
「グッ……ハッ……」
男は2つに分かれながら、血を吐き出して倒れた。
しかし、誰もが驚く光景を前にしても、俺は止まらない。
いや、止まれない。早くレミーさんを助けなきゃ。
そう思い、着地した後すぐに、正面を向いているもう1人の男に突きを繰り出した……が。
--ガキンッッッ
鉄と鉄が衝突し、大きな金属音が森に響き渡る。
正面を向いていた男は、咄嗟に腰に付けていた剣を抜き、俺の突きを受け止めたのだ。
まさか受け止められると思っていなかった俺は慌てて、間合いを取るため後ろに大きくステップを踏んだ。
「て、て、て、敵襲ぅぅぅァァァア!」
俺の突きを受け止めた男は、大きな声で叫びながら仲間を呼び、その勢いのまま俺に向かって走り、斬りかかってくる。
意外と早いその動きに、少し焦りながらも、斜め上から振り下ろされる剣を、日本刀で寸前のところで受けとめ、弾き返し相手がよろめいたところを返し刀で、斬り返し、無事倒せた。
--ガチャッ
外にいる2人を倒し、家の方に向かうと、丁度家からあのスキンヘッド男が出てきたタイミングで、目があった。
男2人が倒されている光景と血だらけの俺を見て、眉間にシワを寄せている。
「おーお前はあの家のクソガキか。よくここが分かったな。逃げてればいいものを。あの"灼熱の隼"のリーダーが攻め込んできたのかと焦って出てきたが、損したな。ってかこいつらお前に倒されたのか?古参の癖に弱すぎだな。」
("灼熱の隼"のリーダーって誰だ?)
俺は、そんな疑問を抱きつつも、抑えきれない怒りを相手にぶつける。
「レミーさんはどこにいるんだ。無事だよな?無事じゃなきゃ殺す。無事でも殺すけど。」
「ん?生意気なクソガキ、殺されたくなきゃ口の聞き方に気を付けろ?偶然こいつら倒せたからって調子に乗るなよ?あ?おい、てめーら出てこい、仕事だ。こいつを始末しろ。」
スキンヘッド男が、家の中にいる子分達に指令を出すと、ワラワラと子分達が家の外に出てきた。
全部で8人。どいつもこいつも、小汚い男で、下卑た笑いを浮かべている。
俺は刀を消して、目を閉じた。
すると、それを見たスキンヘッド男が笑いながら口を開く。
「ガッハッハ。怖くなったか?ガキめ。でももう遅い。お前はここで始末する。んっ!?………おいっ!お前ら逃げろっ!」
--ドッッッズンッ
--グチャァァァ
俺は、8人の子分達の上空に特異魔法〔クリエイト〕で巨大な岩を創り出しそれを落下させた。
子分達は、ものの見事に岩の下敷きになり、一瞬で潰されていった。
俺は、その岩にジャンプして乗り、スキンヘッド男を上から見下ろし、再度同じ質問をする。
「おい、ハゲ頭。レミーさんは無事だよな?」
スキンヘッド男は、さっきまでの余裕はなくなり、腰にさしていた剣を抜き、俺に向かって怒りの形相で答えた。
「アレは、もう俺の物だ。お前には渡さねーよッ!」
言い終わると同時に、俺を狙って剣を振るう。
俺はそれをジャンプして避け、男の後ろに降りる。
--ガキンッ
--ボキィィッ
さっきまで俺がいた場所に剣が振り下ろされ、岩と剣がぶつかった瞬間、スキンヘッド男の剣は中心部からポッキリと折れた。
俺は、剣が折れて丸腰になったスキンヘッド男の後ろから、首にそっと剣筋を添える。
「ぐっ……くそっ。どいつもこいつも使えねぇ。クソが。降参だ。」
「降参ってなに?なんか勘違いしてるんじゃないかな。お前はレミーさんを拐った挙句、アレとか物って言ってたよな?お前は生きる価値なしだ。殺すに決まってるだろ!!」
「くっ……。くそがぁぁぁぁあ!!」
--スパンッ
俺はそのまま腕を横に動かし、首を断ち切った。
◇◆
家の中に入ると、レミーさんが倒れているのを発見できた。
まだ眠っているみたいだったので、胸やお尻を触っておいた。
助けたんだし、このくらいいいよね?
というか、やり過ぎた。もうちょっともうちょっとと、やっていたら日が傾いていた。
これは、夢中になりすぎ注意ですね。
あと、部屋を物色してたら、重要そうな手紙を発見したんだけど……今のところ内容が複雑すぎて、スキンヘッド男の名前がゴンゴということしか分からなかった。
興味はないけど、なんか書いてある文章が重要そうだったからとりあえず持ち帰る事にした。
「じゃ、とりあえず、レミーさんを担いで、インベントリ画面のマップを見ながら帰りますか。」
そんな独り言をポツリと言いながら、帰路に着いた。
目を凝らせば、獣道の様な道が見えるのでそれを辿って歩いているのだが、随時インベントリ画面のマップを確認しながら、家と自分の位置を把握し、迷わないように努めている。
めちゃくちゃ便利なスキルだなー、と感心しながら歩いている事、5分。
森の中に、ポツンとある一軒の家を発見した。
いや、家と呼んでいいのか?と思うほど、木と木を繋ぎ合わせただけの様な、ボロ屋だったが。
俺はしばらく木の影に隠れて、入口の様子を見守る事にする。
人違いとかだったら、申し訳ないからな。
様子を見守っていると、なんとも品の悪そうな小汚い2人の男が扉を開けて外に出てきた。
そして、開いた扉の隙間から、チラリとあのスキンヘッドの親分と呼ばれていた男の顔と、それを体育座りで囲んだ小汚い男たちの姿が見える。
(ビンゴッ!)
俺は、心の中でガッツポーズをしながら、まずは外の2人を隠密で殺すために行動する。
男2人は呑気に、「これで俺らも昇進だな」と笑いながら話している。
なんのことを話しているかは分からないが、とにかくそんな呑気な光景に苛立ちと焦りが湧き上がる。
俺は、特異魔法〔クリエイト〕で小刀を創り出し、右手に構え暗殺の準備を着々と進めていた。
その時だった。
--ワーッ
小屋から歓声が湧き上がったのだ。
そんな歓声に、俺の脳裏に不安がよぎる。
(もしかして。もしかして、、、レミーさんのアナに……あのスキンヘッド男の汚い汚物が挿れられた!?)
そんな事を考え始めたら、心配が大きくなり自分自身の衝動を止められなくなった。
小刀をしまい、日本刀を創り出し、思い切り木陰から飛び出した。
◇◆
まず狙うのは、俺に背を向けた男の1人。
ジャンプして男の頭上から、上段に構えた刀を思い切り下に振るう。そして、脳天から股下までを一直線に斬り裂いた。
「グッ……ハッ……」
男は2つに分かれながら、血を吐き出して倒れた。
しかし、誰もが驚く光景を前にしても、俺は止まらない。
いや、止まれない。早くレミーさんを助けなきゃ。
そう思い、着地した後すぐに、正面を向いているもう1人の男に突きを繰り出した……が。
--ガキンッッッ
鉄と鉄が衝突し、大きな金属音が森に響き渡る。
正面を向いていた男は、咄嗟に腰に付けていた剣を抜き、俺の突きを受け止めたのだ。
まさか受け止められると思っていなかった俺は慌てて、間合いを取るため後ろに大きくステップを踏んだ。
「て、て、て、敵襲ぅぅぅァァァア!」
俺の突きを受け止めた男は、大きな声で叫びながら仲間を呼び、その勢いのまま俺に向かって走り、斬りかかってくる。
意外と早いその動きに、少し焦りながらも、斜め上から振り下ろされる剣を、日本刀で寸前のところで受けとめ、弾き返し相手がよろめいたところを返し刀で、斬り返し、無事倒せた。
--ガチャッ
外にいる2人を倒し、家の方に向かうと、丁度家からあのスキンヘッド男が出てきたタイミングで、目があった。
男2人が倒されている光景と血だらけの俺を見て、眉間にシワを寄せている。
「おーお前はあの家のクソガキか。よくここが分かったな。逃げてればいいものを。あの"灼熱の隼"のリーダーが攻め込んできたのかと焦って出てきたが、損したな。ってかこいつらお前に倒されたのか?古参の癖に弱すぎだな。」
("灼熱の隼"のリーダーって誰だ?)
俺は、そんな疑問を抱きつつも、抑えきれない怒りを相手にぶつける。
「レミーさんはどこにいるんだ。無事だよな?無事じゃなきゃ殺す。無事でも殺すけど。」
「ん?生意気なクソガキ、殺されたくなきゃ口の聞き方に気を付けろ?偶然こいつら倒せたからって調子に乗るなよ?あ?おい、てめーら出てこい、仕事だ。こいつを始末しろ。」
スキンヘッド男が、家の中にいる子分達に指令を出すと、ワラワラと子分達が家の外に出てきた。
全部で8人。どいつもこいつも、小汚い男で、下卑た笑いを浮かべている。
俺は刀を消して、目を閉じた。
すると、それを見たスキンヘッド男が笑いながら口を開く。
「ガッハッハ。怖くなったか?ガキめ。でももう遅い。お前はここで始末する。んっ!?………おいっ!お前ら逃げろっ!」
--ドッッッズンッ
--グチャァァァ
俺は、8人の子分達の上空に特異魔法〔クリエイト〕で巨大な岩を創り出しそれを落下させた。
子分達は、ものの見事に岩の下敷きになり、一瞬で潰されていった。
俺は、その岩にジャンプして乗り、スキンヘッド男を上から見下ろし、再度同じ質問をする。
「おい、ハゲ頭。レミーさんは無事だよな?」
スキンヘッド男は、さっきまでの余裕はなくなり、腰にさしていた剣を抜き、俺に向かって怒りの形相で答えた。
「アレは、もう俺の物だ。お前には渡さねーよッ!」
言い終わると同時に、俺を狙って剣を振るう。
俺はそれをジャンプして避け、男の後ろに降りる。
--ガキンッ
--ボキィィッ
さっきまで俺がいた場所に剣が振り下ろされ、岩と剣がぶつかった瞬間、スキンヘッド男の剣は中心部からポッキリと折れた。
俺は、剣が折れて丸腰になったスキンヘッド男の後ろから、首にそっと剣筋を添える。
「ぐっ……くそっ。どいつもこいつも使えねぇ。クソが。降参だ。」
「降参ってなに?なんか勘違いしてるんじゃないかな。お前はレミーさんを拐った挙句、アレとか物って言ってたよな?お前は生きる価値なしだ。殺すに決まってるだろ!!」
「くっ……。くそがぁぁぁぁあ!!」
--スパンッ
俺はそのまま腕を横に動かし、首を断ち切った。
◇◆
家の中に入ると、レミーさんが倒れているのを発見できた。
まだ眠っているみたいだったので、胸やお尻を触っておいた。
助けたんだし、このくらいいいよね?
というか、やり過ぎた。もうちょっともうちょっとと、やっていたら日が傾いていた。
これは、夢中になりすぎ注意ですね。
あと、部屋を物色してたら、重要そうな手紙を発見したんだけど……今のところ内容が複雑すぎて、スキンヘッド男の名前がゴンゴということしか分からなかった。
興味はないけど、なんか書いてある文章が重要そうだったからとりあえず持ち帰る事にした。
「じゃ、とりあえず、レミーさんを担いで、インベントリ画面のマップを見ながら帰りますか。」
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