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第二章・セブンスガール学校登校編
第三話 編入試験
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終夜からの模擬試験が終わり次の日の日曜、この日は朝から慌ただしかった。
「紅、葵、翠、檸檬、銀、桃、水、皆忘れ物はないか?」
「うん、試験の番号は持ってるし筆記用具も持ったよ。」
「はい、準備は万端です。」
「もちろんよ、全部持ったわよ!」
「不安はありますが大丈夫です。」
「心配しすぎだぜ!」
「大丈夫だよ。」
「問題ない。」
終夜は紅達を連れて自分が通う高校に行きました。高校の校門前に来て彼女達は緊張が高ぶりカチカチになっていたのです。
「この日のために練習した通りやれば間違いはないよ!頑張れ!」
終夜の激励の一声で紅達の緊張は少し解れ彼女達は校舎に入っていきました。それを見送った終夜は外で待つことにしたのです。
中に入った紅達は自分達の席につき試験開始時間まで各自待機していたのです。
待機すること一時間後担当教官が教室に入ってきて問題用紙と答案用紙を伏せて配り、終わると教壇の前に戻るや否や時計を見てすぐに¨始め¨と合図をしたのでした。
試験開始かは15分後葵は問題を全て解き終え確認作業に入り、そしてその2分後に翠と檸檬が、さらにその1分後に銀、水、桃、そして終了ギリギリで紅が解き終え1教科目の試験が終わった。
紅達を待っていた終夜は学校の前で立っていると湊と縁が来たのでした。
「何やってんだ?終夜…そのままだと不審者にされるぞ。」
「ん?湊か…いやね、紅達が今試験中なんだよ。」
「紅さん達、今日なんだね。でも、藤堂君がここで不安がっても何も解決しないし逆に怪しい人って近所から通報されるからやめた方がいいよ。」
「解ってるんだけど心配で…。」
「とりあえず終夜の家に行こうぜ。寄り道しながらよ、な!」
「寄り道?どこに?」
「藤堂君の行き付けの手芸店に行こ?」
「俺今金欠だ。」
「大丈夫だ、だから行くぞ。」
何が大丈夫なのか理解できないまま終夜は縁と湊に連れられ手芸店に向かいました。
手芸店に着いた三人は終夜は悩みつつ縁と湊のあとに続き行くと生地と型紙を物色したくさん二人は購入したので余計終夜は疑問に持ちその後は彼の家に三人は向かいました。
家に向かう途中終夜は結局購入したものを何に使うのか二人に尋ねたのでした。
「湊、愛澤さんそれ何に使うんだ?」
「何にってなぁー、縁、答えはひとつだよな。」
「うん、藤堂君が服を作るんだよ。」
「えっ!?何で?」
「彼奴等のうち二人は初期服だろ?しかもお前は金欠だろ?なら、答えは一つ俺達が出せば作れるだろ?」
「ちょっと待てよ、それはまずいって!?」
「俺達からも彼奴らに何かしてやりたいんだよ。」
「だから藤堂君私達の気持ちを汲み取って。」
終夜は二人の気持ちが嬉しくなり『有難う』と感謝したのでした。
「紅、葵、翠、檸檬、銀、桃、水、皆忘れ物はないか?」
「うん、試験の番号は持ってるし筆記用具も持ったよ。」
「はい、準備は万端です。」
「もちろんよ、全部持ったわよ!」
「不安はありますが大丈夫です。」
「心配しすぎだぜ!」
「大丈夫だよ。」
「問題ない。」
終夜は紅達を連れて自分が通う高校に行きました。高校の校門前に来て彼女達は緊張が高ぶりカチカチになっていたのです。
「この日のために練習した通りやれば間違いはないよ!頑張れ!」
終夜の激励の一声で紅達の緊張は少し解れ彼女達は校舎に入っていきました。それを見送った終夜は外で待つことにしたのです。
中に入った紅達は自分達の席につき試験開始時間まで各自待機していたのです。
待機すること一時間後担当教官が教室に入ってきて問題用紙と答案用紙を伏せて配り、終わると教壇の前に戻るや否や時計を見てすぐに¨始め¨と合図をしたのでした。
試験開始かは15分後葵は問題を全て解き終え確認作業に入り、そしてその2分後に翠と檸檬が、さらにその1分後に銀、水、桃、そして終了ギリギリで紅が解き終え1教科目の試験が終わった。
紅達を待っていた終夜は学校の前で立っていると湊と縁が来たのでした。
「何やってんだ?終夜…そのままだと不審者にされるぞ。」
「ん?湊か…いやね、紅達が今試験中なんだよ。」
「紅さん達、今日なんだね。でも、藤堂君がここで不安がっても何も解決しないし逆に怪しい人って近所から通報されるからやめた方がいいよ。」
「解ってるんだけど心配で…。」
「とりあえず終夜の家に行こうぜ。寄り道しながらよ、な!」
「寄り道?どこに?」
「藤堂君の行き付けの手芸店に行こ?」
「俺今金欠だ。」
「大丈夫だ、だから行くぞ。」
何が大丈夫なのか理解できないまま終夜は縁と湊に連れられ手芸店に向かいました。
手芸店に着いた三人は終夜は悩みつつ縁と湊のあとに続き行くと生地と型紙を物色したくさん二人は購入したので余計終夜は疑問に持ちその後は彼の家に三人は向かいました。
家に向かう途中終夜は結局購入したものを何に使うのか二人に尋ねたのでした。
「湊、愛澤さんそれ何に使うんだ?」
「何にってなぁー、縁、答えはひとつだよな。」
「うん、藤堂君が服を作るんだよ。」
「えっ!?何で?」
「彼奴等のうち二人は初期服だろ?しかもお前は金欠だろ?なら、答えは一つ俺達が出せば作れるだろ?」
「ちょっと待てよ、それはまずいって!?」
「俺達からも彼奴らに何かしてやりたいんだよ。」
「だから藤堂君私達の気持ちを汲み取って。」
終夜は二人の気持ちが嬉しくなり『有難う』と感謝したのでした。
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