5 / 78
第一章・セブンスガール起動編
第四話 人形と人間の勉強会
しおりを挟む
終夜、湊、縁の三人は教科書と参考書、そしてノートを出したのです。それを見ていた葵、翠、紅の三人は自分達も混ぜてほしいと言い出したのでした。
終夜は湊達と相談し紅達も一緒に勉強しようと言う話になり彼はノートと筆記用具を出して彼女達の前に出したのです。
「さて、始めますか。えっと今日はどこが課題だっけか?」
「湊、数学の教科書40ページ数解の定理だ。」
「そうだった。」
終夜、湊、縁の三人は教科書を、紅、葵、翠の三人は参考書を中心に問題集をやることにしました。
暫く各自問題を解いていると葵が質問してきました。
「終夜、この問題なのですがどう解けば良いのですか?」
「ん?あぁ、ここか。これはAが解らないのでXとしてX軸を解くためにはY軸を解く必要がありつまり(aX+2)(bY-2)の定理を使うんだ。」
「分かりました。やってみます。有難う御座います。」
「しゅーやーたすけてー…。」
「紅どうしたの?」
「どこが解らないかすら解らないよー。」
「えっ?!マジかよ。まず問題読んでるか?」
「読んでるけど解らなくて頭痛い。」
「藤堂君、紅さんは私が教えるからあなたは葵さんと翠さんを見てあげて。」
縁の提案に終夜は了解し彼女に紅を任せました。すると紅の目付きが変わり態度が変化したのでした。
「許さない…僕は終夜に見てもらいたんだ!終夜はボクの物だ!」
紅の発言に驚いた終夜、湊、縁の三人はどうしたら良いか分からなくなりました。
「皆さん、落ち着いてください。」
「葵?どう言うことだ?」
「終夜、私は前に言った筈です。私達の箱の色は感情を意味していると。紅は私と翠に嫉妬しているんです。」
「待てよ、どう言うことだ?」
「紅は終夜が私と翠とだけ仲良くなって自分だけが除け者になると判断し暴走したのです。」
「俺が紅を除け者にするはずがないだろう!」
終夜は立ち上がり紅に近寄り頬を叩きました。
「確りしろ!いい加減に目を覚ませ!バカ!」
終夜の行動に驚いた縁は彼に一言言いました。
「藤堂君、紅さんは人形である前に女の子なのよ!女子に手をあげるなんて!」
「愛澤さん、俺は気の乱れを戻しただけだよ。」
「えっ?!どう言うこと?」
「紅を見てみな。」
終夜に言われた縁は紅を見るとさっきまで暴走していた彼女がキョトンとしていたのです。そして、紅は終夜に質問したのでした。
「終夜…どうして…ボクを叩くの?」
「紅、俺はお前を除け者にはしない…だからと言って葵と翠とだけと仲良くなる気はないよ。俺を信じろ!」
終夜の台詞を聞いた湊は呆れながらやれやれと首を横に降りました。
「終夜がモテる理由が解ったぜ、その優しさだな。」
「えっ?!白雪君、どう言う意味?」
「縁、こりゃまずいぜ。早く告白するならするで行動に出ないとこの人形達に先越されるぞ。」
「ちょっと、白雪君!?」
湊の発言に反応した縁は顔を真っ赤にして俯いたのでした。
終夜は湊達と相談し紅達も一緒に勉強しようと言う話になり彼はノートと筆記用具を出して彼女達の前に出したのです。
「さて、始めますか。えっと今日はどこが課題だっけか?」
「湊、数学の教科書40ページ数解の定理だ。」
「そうだった。」
終夜、湊、縁の三人は教科書を、紅、葵、翠の三人は参考書を中心に問題集をやることにしました。
暫く各自問題を解いていると葵が質問してきました。
「終夜、この問題なのですがどう解けば良いのですか?」
「ん?あぁ、ここか。これはAが解らないのでXとしてX軸を解くためにはY軸を解く必要がありつまり(aX+2)(bY-2)の定理を使うんだ。」
「分かりました。やってみます。有難う御座います。」
「しゅーやーたすけてー…。」
「紅どうしたの?」
「どこが解らないかすら解らないよー。」
「えっ?!マジかよ。まず問題読んでるか?」
「読んでるけど解らなくて頭痛い。」
「藤堂君、紅さんは私が教えるからあなたは葵さんと翠さんを見てあげて。」
縁の提案に終夜は了解し彼女に紅を任せました。すると紅の目付きが変わり態度が変化したのでした。
「許さない…僕は終夜に見てもらいたんだ!終夜はボクの物だ!」
紅の発言に驚いた終夜、湊、縁の三人はどうしたら良いか分からなくなりました。
「皆さん、落ち着いてください。」
「葵?どう言うことだ?」
「終夜、私は前に言った筈です。私達の箱の色は感情を意味していると。紅は私と翠に嫉妬しているんです。」
「待てよ、どう言うことだ?」
「紅は終夜が私と翠とだけ仲良くなって自分だけが除け者になると判断し暴走したのです。」
「俺が紅を除け者にするはずがないだろう!」
終夜は立ち上がり紅に近寄り頬を叩きました。
「確りしろ!いい加減に目を覚ませ!バカ!」
終夜の行動に驚いた縁は彼に一言言いました。
「藤堂君、紅さんは人形である前に女の子なのよ!女子に手をあげるなんて!」
「愛澤さん、俺は気の乱れを戻しただけだよ。」
「えっ?!どう言うこと?」
「紅を見てみな。」
終夜に言われた縁は紅を見るとさっきまで暴走していた彼女がキョトンとしていたのです。そして、紅は終夜に質問したのでした。
「終夜…どうして…ボクを叩くの?」
「紅、俺はお前を除け者にはしない…だからと言って葵と翠とだけと仲良くなる気はないよ。俺を信じろ!」
終夜の台詞を聞いた湊は呆れながらやれやれと首を横に降りました。
「終夜がモテる理由が解ったぜ、その優しさだな。」
「えっ?!白雪君、どう言う意味?」
「縁、こりゃまずいぜ。早く告白するならするで行動に出ないとこの人形達に先越されるぞ。」
「ちょっと、白雪君!?」
湊の発言に反応した縁は顔を真っ赤にして俯いたのでした。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
(学園 + アイドル ÷ 未成年)× オッサン ≠ いちゃらぶ生活
まみ夜
キャラ文芸
年の差ラブコメ X 学園モノ X オッサン頭脳
様々な分野の専門家、様々な年齢を集め、それぞれ一芸をもっている学生が講師も務めて教え合う教育特区の学園へ出向した五十歳オッサンが、十七歳現役アイドルと同級生に。
子役出身の女優、芸能事務所社長、元セクシー女優なども登場し、学園の日常はハーレム展開?
第二巻は、ホラー風味です。
【ご注意ください】
※物語のキーワードとして、摂食障害が出てきます
※ヒロインの少女には、ストーカー気質があります
※主人公はいい年してるくせに、ぐちぐち悩みます
【連載中】は、短時間で読めるように短い文節ごとでの公開になります。
(お気に入り登録いただけると通知が行き、便利かもです)
その後、誤字脱字修正や辻褄合わせが行われて、合成された1話分にタイトルをつけ再公開されます。
(その前に、仮まとめ版が出る場合もある、かも、しれない、可能性)
物語の細部は連載時と変わることが多いので、二度読むのが通です。
表紙イラストはAI作成です。
(セミロング女性アイドルが彼氏の腕を抱く 茶色ブレザー制服 アニメ)
題名が「(同級生+アイドル÷未成年)×オッサン≠いちゃらぶ」から変更されております
くじら斗りゅう
陸 理明
歴史・時代
捕鯨によって空前の繁栄を謳歌する太地村を領内に有する紀伊新宮藩は、藩の財政を活性化させようと新しく藩直営の鯨方を立ち上げた。はぐれ者、あぶれ者、行き場のない若者をかき集めて作られた鵜殿の村には、もと武士でありながら捕鯨への情熱に満ちた権藤伊左馬という巨漢もいた。このままいけば新たな捕鯨の中心地となったであろう鵜殿であったが、ある嵐の日に突然現れた〈竜〉の如き巨大な生き物を獲ってしまったことから滅びへの運命を歩み始める…… これは、愛憎と欲望に翻弄される若き鯨猟夫たちの青春譚である。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ナマズの器
螢宮よう
キャラ文芸
時は、多種多様な文化が溶け合いはじめた時代の赤い髪の少女の物語。
不遇な赤い髪の女の子が過去、神様、因縁に巻き込まれながらも前向きに頑張り大好きな人たちを守ろうと奔走する和風ファンタジー。
これもなにかの縁ですし 〜あやかし縁結びカフェとほっこり焼き物めぐり
枢 呂紅
キャラ文芸
★第5回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました!応援いただきありがとうございます★
大学一年生の春。夢の一人暮らしを始めた鈴だが、毎日謎の不幸が続いていた。
悪運を祓うべく通称:縁結び神社にお参りした鈴は、そこで不思議なイケメンに衝撃の一言を放たれてしまう。
「だって君。悪い縁(えにし)に取り憑かれているもの」
彼に連れて行かれたのは、妖怪だけが集うノスタルジックなカフェ、縁結びカフェ。
そこで鈴は、妖狐と陰陽師を先祖に持つという不思議なイケメン店長・狐月により、自分と縁を結んだ『貧乏神』と対峙するけども……?
人とあやかしの世が別れた時代に、ひとと妖怪、そして店主の趣味のほっこり焼き物が交錯する。
これは、偶然に出会い結ばれたひととあやかしを繋ぐ、優しくあたたかな『縁結び』の物語。
狼神様と生贄の唄巫女 虐げられた盲目の少女は、獣の神に愛される
茶柱まちこ
キャラ文芸
雪深い農村で育った少女・すずは、赤子のころにかけられた呪いによって盲目となり、姉や村人たちに虐いたげられる日々を送っていた。
ある日、すずは村人たちに騙されて生贄にされ、雪山の神社に閉じ込められてしまう。失意の中、絶命寸前の彼女を救ったのは、狼と人間を掛け合わせたような姿の男──村人たちが崇める守護神・大神だった。
呪いを解く代わりに大神のもとで働くことになったすずは、大神やあやかしたちの優しさに触れ、幸せを知っていく──。
神様と盲目少女が紡ぐ、和風恋愛幻想譚。
(旧題:『大神様のお気に入り』)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる