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第一章・セブンスガール起動編
第四話 人形と人間の勉強会
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終夜、湊、縁の三人は教科書と参考書、そしてノートを出したのです。それを見ていた葵、翠、紅の三人は自分達も混ぜてほしいと言い出したのでした。
終夜は湊達と相談し紅達も一緒に勉強しようと言う話になり彼はノートと筆記用具を出して彼女達の前に出したのです。
「さて、始めますか。えっと今日はどこが課題だっけか?」
「湊、数学の教科書40ページ数解の定理だ。」
「そうだった。」
終夜、湊、縁の三人は教科書を、紅、葵、翠の三人は参考書を中心に問題集をやることにしました。
暫く各自問題を解いていると葵が質問してきました。
「終夜、この問題なのですがどう解けば良いのですか?」
「ん?あぁ、ここか。これはAが解らないのでXとしてX軸を解くためにはY軸を解く必要がありつまり(aX+2)(bY-2)の定理を使うんだ。」
「分かりました。やってみます。有難う御座います。」
「しゅーやーたすけてー…。」
「紅どうしたの?」
「どこが解らないかすら解らないよー。」
「えっ?!マジかよ。まず問題読んでるか?」
「読んでるけど解らなくて頭痛い。」
「藤堂君、紅さんは私が教えるからあなたは葵さんと翠さんを見てあげて。」
縁の提案に終夜は了解し彼女に紅を任せました。すると紅の目付きが変わり態度が変化したのでした。
「許さない…僕は終夜に見てもらいたんだ!終夜はボクの物だ!」
紅の発言に驚いた終夜、湊、縁の三人はどうしたら良いか分からなくなりました。
「皆さん、落ち着いてください。」
「葵?どう言うことだ?」
「終夜、私は前に言った筈です。私達の箱の色は感情を意味していると。紅は私と翠に嫉妬しているんです。」
「待てよ、どう言うことだ?」
「紅は終夜が私と翠とだけ仲良くなって自分だけが除け者になると判断し暴走したのです。」
「俺が紅を除け者にするはずがないだろう!」
終夜は立ち上がり紅に近寄り頬を叩きました。
「確りしろ!いい加減に目を覚ませ!バカ!」
終夜の行動に驚いた縁は彼に一言言いました。
「藤堂君、紅さんは人形である前に女の子なのよ!女子に手をあげるなんて!」
「愛澤さん、俺は気の乱れを戻しただけだよ。」
「えっ?!どう言うこと?」
「紅を見てみな。」
終夜に言われた縁は紅を見るとさっきまで暴走していた彼女がキョトンとしていたのです。そして、紅は終夜に質問したのでした。
「終夜…どうして…ボクを叩くの?」
「紅、俺はお前を除け者にはしない…だからと言って葵と翠とだけと仲良くなる気はないよ。俺を信じろ!」
終夜の台詞を聞いた湊は呆れながらやれやれと首を横に降りました。
「終夜がモテる理由が解ったぜ、その優しさだな。」
「えっ?!白雪君、どう言う意味?」
「縁、こりゃまずいぜ。早く告白するならするで行動に出ないとこの人形達に先越されるぞ。」
「ちょっと、白雪君!?」
湊の発言に反応した縁は顔を真っ赤にして俯いたのでした。
終夜は湊達と相談し紅達も一緒に勉強しようと言う話になり彼はノートと筆記用具を出して彼女達の前に出したのです。
「さて、始めますか。えっと今日はどこが課題だっけか?」
「湊、数学の教科書40ページ数解の定理だ。」
「そうだった。」
終夜、湊、縁の三人は教科書を、紅、葵、翠の三人は参考書を中心に問題集をやることにしました。
暫く各自問題を解いていると葵が質問してきました。
「終夜、この問題なのですがどう解けば良いのですか?」
「ん?あぁ、ここか。これはAが解らないのでXとしてX軸を解くためにはY軸を解く必要がありつまり(aX+2)(bY-2)の定理を使うんだ。」
「分かりました。やってみます。有難う御座います。」
「しゅーやーたすけてー…。」
「紅どうしたの?」
「どこが解らないかすら解らないよー。」
「えっ?!マジかよ。まず問題読んでるか?」
「読んでるけど解らなくて頭痛い。」
「藤堂君、紅さんは私が教えるからあなたは葵さんと翠さんを見てあげて。」
縁の提案に終夜は了解し彼女に紅を任せました。すると紅の目付きが変わり態度が変化したのでした。
「許さない…僕は終夜に見てもらいたんだ!終夜はボクの物だ!」
紅の発言に驚いた終夜、湊、縁の三人はどうしたら良いか分からなくなりました。
「皆さん、落ち着いてください。」
「葵?どう言うことだ?」
「終夜、私は前に言った筈です。私達の箱の色は感情を意味していると。紅は私と翠に嫉妬しているんです。」
「待てよ、どう言うことだ?」
「紅は終夜が私と翠とだけ仲良くなって自分だけが除け者になると判断し暴走したのです。」
「俺が紅を除け者にするはずがないだろう!」
終夜は立ち上がり紅に近寄り頬を叩きました。
「確りしろ!いい加減に目を覚ませ!バカ!」
終夜の行動に驚いた縁は彼に一言言いました。
「藤堂君、紅さんは人形である前に女の子なのよ!女子に手をあげるなんて!」
「愛澤さん、俺は気の乱れを戻しただけだよ。」
「えっ?!どう言うこと?」
「紅を見てみな。」
終夜に言われた縁は紅を見るとさっきまで暴走していた彼女がキョトンとしていたのです。そして、紅は終夜に質問したのでした。
「終夜…どうして…ボクを叩くの?」
「紅、俺はお前を除け者にはしない…だからと言って葵と翠とだけと仲良くなる気はないよ。俺を信じろ!」
終夜の台詞を聞いた湊は呆れながらやれやれと首を横に降りました。
「終夜がモテる理由が解ったぜ、その優しさだな。」
「えっ?!白雪君、どう言う意味?」
「縁、こりゃまずいぜ。早く告白するならするで行動に出ないとこの人形達に先越されるぞ。」
「ちょっと、白雪君!?」
湊の発言に反応した縁は顔を真っ赤にして俯いたのでした。
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