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(紅の章)『ヒロイン編』 慌ただしい恋人
紅の章・最終話 慌ただしい恋人
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終夜が退院してから一週間が経ったある日、紅は相変わらずバタバタしていた。
「遅刻するー!急がなきゃ!」
「紅は相変わらず寝坊助だな。先に玄関で待ってるからな。」
「待ってよー!今行くー!」
紅の準備が終わるまで終夜はコーヒーを飲むことにした。
暫くすると支度を終えた紅が来て終夜は彼女と一緒に登校したのでした。
登校中、紅と終夜は縁達と会い四人で学校に向かった。
「紅が葵達と統合して人間になって一週間かー。なぁ、紅は身体馴染んだか?」
「うん、何とかね。でも、まだぎこちないかな。」
「そっか、んでもなー。終夜闘病中に紅に告白したって聞いた時は流石に驚かされたよ。」
「アハハ…まあ、それはな。」
「んで、終夜?あれからどうなんよ?恋人とは?現在同棲みたいなもんだろ?」
「それはいい感じだよ。そう言う湊は?」
「こっちもこっちで結構進展したぜ。縁と婚約したし。」
「マジか?」と終夜が驚いてると前方から紅が来てある提案をしたからさらに驚いた。
「終夜、縁、湊、今度ダブルデートしない?」
「「「えっ?」」」と3人が反応してると…。
「あっ、皆早くしないと遅刻だよ!話の続きはまた後でね。」
「マジかよ?!急ぐぞ縁、終夜!」
縁と終夜は湊と紅の後を追うように走って行くと縁は終夜に言いました。
「神前さんと藤堂くんって慌ただしい恋人だね。私達も人の事言えないけど。」
「そうだね。でも、このくらい賑やかだと毎日楽しくて良いと思う。」
「それは納得できる。」
話しながら走る縁と終夜に紅と湊は急ぐ様に急かしたのです。
「話す余裕あるなら全速力出せよ!」
「そうだよ!遅刻しちゃうよ!」
「遅刻の原因を毎回作るやつに言われたかねぇよ。」
「ごめん。次は気をつけるよ。」
「何度目だ?それ?」
と、こうして紅と終夜の慌ただしくも愉快な恋人生活を過ごすのでした。
「遅刻するー!急がなきゃ!」
「紅は相変わらず寝坊助だな。先に玄関で待ってるからな。」
「待ってよー!今行くー!」
紅の準備が終わるまで終夜はコーヒーを飲むことにした。
暫くすると支度を終えた紅が来て終夜は彼女と一緒に登校したのでした。
登校中、紅と終夜は縁達と会い四人で学校に向かった。
「紅が葵達と統合して人間になって一週間かー。なぁ、紅は身体馴染んだか?」
「うん、何とかね。でも、まだぎこちないかな。」
「そっか、んでもなー。終夜闘病中に紅に告白したって聞いた時は流石に驚かされたよ。」
「アハハ…まあ、それはな。」
「んで、終夜?あれからどうなんよ?恋人とは?現在同棲みたいなもんだろ?」
「それはいい感じだよ。そう言う湊は?」
「こっちもこっちで結構進展したぜ。縁と婚約したし。」
「マジか?」と終夜が驚いてると前方から紅が来てある提案をしたからさらに驚いた。
「終夜、縁、湊、今度ダブルデートしない?」
「「「えっ?」」」と3人が反応してると…。
「あっ、皆早くしないと遅刻だよ!話の続きはまた後でね。」
「マジかよ?!急ぐぞ縁、終夜!」
縁と終夜は湊と紅の後を追うように走って行くと縁は終夜に言いました。
「神前さんと藤堂くんって慌ただしい恋人だね。私達も人の事言えないけど。」
「そうだね。でも、このくらい賑やかだと毎日楽しくて良いと思う。」
「それは納得できる。」
話しながら走る縁と終夜に紅と湊は急ぐ様に急かしたのです。
「話す余裕あるなら全速力出せよ!」
「そうだよ!遅刻しちゃうよ!」
「遅刻の原因を毎回作るやつに言われたかねぇよ。」
「ごめん。次は気をつけるよ。」
「何度目だ?それ?」
と、こうして紅と終夜の慌ただしくも愉快な恋人生活を過ごすのでした。
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