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(翠の章)『フラグ編』自分の想いと終夜
翠の章・第二話(フラグ2) 看病(翠のケース)
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さて、私の番ね、とは言いたいけど病人がいるのに喜ぶのも変だけど終夜を心配はしてたのよ…だから、今日はたくさん看病してやるわ。
(終夜起きたかしら?)
私は起きたかもわからない終夜の部屋に朝食を持っていき中に入ると…まだ寝ていたわ。
(まったく病気だからっていつまでも寝てると余計具合が悪くなるっての!)
私はこう思いながら終夜をたたき起こしたの。
「終夜、おはよう。起きた?」
「うん、起きたよ…少しは病人を労ってほしいな。」
「そうだけど、だけど、寝てばかりだと余計身体に悪いって楓が言っていたわよ。って、ほら、ごはんよ。」
「ありがとう、翠。では、いただくよ。」
まだ調子が悪いのが丸わかりなほど顔色が悪い終夜の顔を見るのが辛い私は本心を言えば逃げたかったの。
数分後私を呼ぶ声に気づいた私は終夜を見たの。
「どうしたの?あんまりごはん減ってないけど食欲ないの?」
私の問いに終夜が頷くのを見た私は少し苛立った。
「食欲なくてももう少し食べなきゃ治るものも治らないわよ!だから食べなさい!」
「わかった、もう少し食べるよ…。」
「わかったなら良いわ。(私のバカ!何で優しくできないのよ!これじゃ縮まるものも縮まらないじゃない…。)」
私が自分を責めていると再び終夜が声をかけたから返事すると頑張ったがもう食べれないって言ったので薬と水を渡したの。
終夜が薬を飲み終えたのを確認すると私は食器とコップを持ってキッチンに持っていって片付け、その後、学校へ行ったの。
授業中私は何度も注意を受けたけど心配で授業の内容が耳に入らないし集中できないから早退したの。本当はこんなのはいけないのはわかってるでも、心配で仕方ないんだもの。
急いで帰ると楓がビックリしたけど理由を説明したら怒られたの…当たり前よね、理由が理不尽だもの。
理由が理由だから楓からこの後の看病全て私がやることになったわ。
反省しつつも昼間から終夜と一緒にいれることを喜んでる自分に私は内心呆れたわ。
楓の言いつけ通り、私は終夜のお昼の支度を始め料理は苦手だから楓に教わりながら卵粥を作ったの、生姜湯と一緒に。
作り終えごはんを終夜の部屋に持っていき中に入ると彼は今回起きていたの。でも、驚かれたわ。
事情を話すと病人の終夜からもこっぴどく怒られたわ。でも、お礼も言われたの。
お昼ごはんを渡し、私も終夜と彼の部屋で一緒に食べて終夜は朝より少し食欲が戻ったみたいで嬉しかったわ。
暫くしてお昼を食べ終わると終夜が汗をかいたからお風呂に入り着替えたいと言ってきたから私は困ったの。私は片付けついでに楓に聞いてくるから待つように言ったわ。
リビングに急いで行き楓に終夜がお風呂に入りたがってるって相談したら桶にお湯を張りタオルで身体を拭いて着替えることを条件に許可したから私はお風呂場に行き桶にお湯を汲みタオルを持って終夜の部屋に行ったの。
部屋に入ると終夜に楓から聞いたことを話すと身体を拭いて着替えるから部屋を出るようにと言われたわ。
私は廊下に出て暫く待っていると『終わった』と声がかかり中に入りタオルと桶を片付けたの。
(今、皆学校にいるし私の気持ちを…って病人に対して言う内容じゃないし卑怯…よね?)
私は自分の想いを伝えたいと思いつつも夕飯の時間まで部屋で自習をすることにしたの…は良いけどやっぱり頭に入らなかった。
そうこうしている内に皆が帰ってきて夕飯の時間になって私は再び自分の分と終夜の分を持って彼の部屋に持っていったの。
「終夜、ごはんの時間よ。起きてる?入るわよ。」
私が中に入ると終夜は寝ていた。今度は起こすのもなんだからごはんをテーブルに置いて私は彼のベッドのそばに行きもたれ掛かったの。
(終夜、早く元気になりなさいよ…じゃないと私辛いのよ…お願いだから…。)
私が涙を流しながらこんなお願いを心の中でしていたら終夜が突然起きてビックリしたわ。
「翠、泣いてるけどどうしたの?」
「何でもないわよ!それより早くごはんにしましょ?」
「そうだね。」とまだ顔色が悪い顔で苦笑いしながら終夜は自分のごはんを受け取り一緒に食べたの、食べ終わり薬を終夜に渡し飲んだのを確認して二人分の食器を片付け、その足で自室にタオルケットと枕を持って彼の部屋に戻り今日は早めに彼を寝かせ私も寝たの。
(終夜起きたかしら?)
私は起きたかもわからない終夜の部屋に朝食を持っていき中に入ると…まだ寝ていたわ。
(まったく病気だからっていつまでも寝てると余計具合が悪くなるっての!)
私はこう思いながら終夜をたたき起こしたの。
「終夜、おはよう。起きた?」
「うん、起きたよ…少しは病人を労ってほしいな。」
「そうだけど、だけど、寝てばかりだと余計身体に悪いって楓が言っていたわよ。って、ほら、ごはんよ。」
「ありがとう、翠。では、いただくよ。」
まだ調子が悪いのが丸わかりなほど顔色が悪い終夜の顔を見るのが辛い私は本心を言えば逃げたかったの。
数分後私を呼ぶ声に気づいた私は終夜を見たの。
「どうしたの?あんまりごはん減ってないけど食欲ないの?」
私の問いに終夜が頷くのを見た私は少し苛立った。
「食欲なくてももう少し食べなきゃ治るものも治らないわよ!だから食べなさい!」
「わかった、もう少し食べるよ…。」
「わかったなら良いわ。(私のバカ!何で優しくできないのよ!これじゃ縮まるものも縮まらないじゃない…。)」
私が自分を責めていると再び終夜が声をかけたから返事すると頑張ったがもう食べれないって言ったので薬と水を渡したの。
終夜が薬を飲み終えたのを確認すると私は食器とコップを持ってキッチンに持っていって片付け、その後、学校へ行ったの。
授業中私は何度も注意を受けたけど心配で授業の内容が耳に入らないし集中できないから早退したの。本当はこんなのはいけないのはわかってるでも、心配で仕方ないんだもの。
急いで帰ると楓がビックリしたけど理由を説明したら怒られたの…当たり前よね、理由が理不尽だもの。
理由が理由だから楓からこの後の看病全て私がやることになったわ。
反省しつつも昼間から終夜と一緒にいれることを喜んでる自分に私は内心呆れたわ。
楓の言いつけ通り、私は終夜のお昼の支度を始め料理は苦手だから楓に教わりながら卵粥を作ったの、生姜湯と一緒に。
作り終えごはんを終夜の部屋に持っていき中に入ると彼は今回起きていたの。でも、驚かれたわ。
事情を話すと病人の終夜からもこっぴどく怒られたわ。でも、お礼も言われたの。
お昼ごはんを渡し、私も終夜と彼の部屋で一緒に食べて終夜は朝より少し食欲が戻ったみたいで嬉しかったわ。
暫くしてお昼を食べ終わると終夜が汗をかいたからお風呂に入り着替えたいと言ってきたから私は困ったの。私は片付けついでに楓に聞いてくるから待つように言ったわ。
リビングに急いで行き楓に終夜がお風呂に入りたがってるって相談したら桶にお湯を張りタオルで身体を拭いて着替えることを条件に許可したから私はお風呂場に行き桶にお湯を汲みタオルを持って終夜の部屋に行ったの。
部屋に入ると終夜に楓から聞いたことを話すと身体を拭いて着替えるから部屋を出るようにと言われたわ。
私は廊下に出て暫く待っていると『終わった』と声がかかり中に入りタオルと桶を片付けたの。
(今、皆学校にいるし私の気持ちを…って病人に対して言う内容じゃないし卑怯…よね?)
私は自分の想いを伝えたいと思いつつも夕飯の時間まで部屋で自習をすることにしたの…は良いけどやっぱり頭に入らなかった。
そうこうしている内に皆が帰ってきて夕飯の時間になって私は再び自分の分と終夜の分を持って彼の部屋に持っていったの。
「終夜、ごはんの時間よ。起きてる?入るわよ。」
私が中に入ると終夜は寝ていた。今度は起こすのもなんだからごはんをテーブルに置いて私は彼のベッドのそばに行きもたれ掛かったの。
(終夜、早く元気になりなさいよ…じゃないと私辛いのよ…お願いだから…。)
私が涙を流しながらこんなお願いを心の中でしていたら終夜が突然起きてビックリしたわ。
「翠、泣いてるけどどうしたの?」
「何でもないわよ!それより早くごはんにしましょ?」
「そうだね。」とまだ顔色が悪い顔で苦笑いしながら終夜は自分のごはんを受け取り一緒に食べたの、食べ終わり薬を終夜に渡し飲んだのを確認して二人分の食器を片付け、その足で自室にタオルケットと枕を持って彼の部屋に戻り今日は早めに彼を寝かせ私も寝たの。
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