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第二章・セブンスガール学校登校編
第十一話A 変わらぬ関係
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終夜は悩んだ結果《幼馴染み》のままと決断し、それを湊と縁に伝え、二人とも若干違和感はあったが理解したのです。
結果を伝えたあと数時間が経ち、檸檬が質問してきたのでした。
「終夜様宜しかったのですか?縁様とのことは?」
「檸檬か、ああ、良いんだ…これで。俺は縁が好きだけどそれは幼馴染みの友人としての好きだ。それ以上じゃない。それに湊なら縁を幸せにできるよ。」
「左様ですか。終夜様の気持ちに相違ないならそれも良い決断です。」
檸檬の話は優しい口調だがどこか厳しいが終夜の事を思って言っているのがわかった彼は黙って頷き、その逆に質問したのでした。
「檸檬、何か隠してる?君だけじゃなくドールの皆で?」
「どうしてそのように思われるのですか?」
「この間、白銀の態度がおかしかったって言うか不自然だった。いつも堂々として格好いいアイツが口ごもるように俺の質問答え逃げていったから。」
「左様でしたか、ですが私は存じません。」
「そう…隠し事されるのは懲り懲りだ…。何か俺に隠してるようならちゃんと話してくれよ。」
「わかりました。では、失礼しますね。」
檸檬は終夜と話が終わるとその場を去り自分の席に戻り次の授業の準備をし始めたのでした。
しかし、終夜の疑心感は晴れず考えていると葵が心配そうに声をかけてきたのでした。
「終夜、大丈夫ですか?具合よくないのですか?」
「葵、心配かけてごめん。ただ考え事をね。」
「悩みですか?」
「うん、俺はちゃんと話してくれないと理解できない人間みたいだから…隠し事とか秘めたる想いは嫌だな。つまり、俺が鈍感なんだよね…俺のせいで周囲を振り回してるみたいで。」
「終夜…少し時間をもらえますか?」
「時間?良いよ。時間ならたくさんあるから…葵の自由にしなよ。」
「有難う御座います。」
葵はお礼を言い、その後そのままクラスにいる他の六人を連れてどこかに行ったのでした。
終夜は違うことを考えるために刺繍を始め休み時間一杯刺繍をしたのでした。
そして、その日の夜、終夜は眠れず仕方ないので作りかけの洋服を作り始めたのでした。
作業中、以前翠に頼まれていた服があったのを思い出した終夜は早々に自分の服を作り終え依頼の服と皆の新しい服を作り始めたのだった。
結果徹夜で洋服を作りあげてそのまま次の日を迎え登校した。
結果を伝えたあと数時間が経ち、檸檬が質問してきたのでした。
「終夜様宜しかったのですか?縁様とのことは?」
「檸檬か、ああ、良いんだ…これで。俺は縁が好きだけどそれは幼馴染みの友人としての好きだ。それ以上じゃない。それに湊なら縁を幸せにできるよ。」
「左様ですか。終夜様の気持ちに相違ないならそれも良い決断です。」
檸檬の話は優しい口調だがどこか厳しいが終夜の事を思って言っているのがわかった彼は黙って頷き、その逆に質問したのでした。
「檸檬、何か隠してる?君だけじゃなくドールの皆で?」
「どうしてそのように思われるのですか?」
「この間、白銀の態度がおかしかったって言うか不自然だった。いつも堂々として格好いいアイツが口ごもるように俺の質問答え逃げていったから。」
「左様でしたか、ですが私は存じません。」
「そう…隠し事されるのは懲り懲りだ…。何か俺に隠してるようならちゃんと話してくれよ。」
「わかりました。では、失礼しますね。」
檸檬は終夜と話が終わるとその場を去り自分の席に戻り次の授業の準備をし始めたのでした。
しかし、終夜の疑心感は晴れず考えていると葵が心配そうに声をかけてきたのでした。
「終夜、大丈夫ですか?具合よくないのですか?」
「葵、心配かけてごめん。ただ考え事をね。」
「悩みですか?」
「うん、俺はちゃんと話してくれないと理解できない人間みたいだから…隠し事とか秘めたる想いは嫌だな。つまり、俺が鈍感なんだよね…俺のせいで周囲を振り回してるみたいで。」
「終夜…少し時間をもらえますか?」
「時間?良いよ。時間ならたくさんあるから…葵の自由にしなよ。」
「有難う御座います。」
葵はお礼を言い、その後そのままクラスにいる他の六人を連れてどこかに行ったのでした。
終夜は違うことを考えるために刺繍を始め休み時間一杯刺繍をしたのでした。
そして、その日の夜、終夜は眠れず仕方ないので作りかけの洋服を作り始めたのでした。
作業中、以前翠に頼まれていた服があったのを思い出した終夜は早々に自分の服を作り終え依頼の服と皆の新しい服を作り始めたのだった。
結果徹夜で洋服を作りあげてそのまま次の日を迎え登校した。
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