セブンスガール

氷神凉夜

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(翠の章)『フラグ編』自分の想いと終夜

翠の章・第一話(フラグ1) afterglow(後悔)

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 私は終夜ととあることで喧嘩してしまったの…理由なんて些細でつまんない理由なのに。

 「終夜!何で、私がお願いした服作んないのよ!」

 「だからいつも言ってるだろ、俺が気が向いたときに作るって毎回作れないって!」

 「じゃあ、いつ気が向くのよ!」

 「だから、我儘もいい加減にしろよ!」

 「仕方ないじゃない!それが私のテーマなんだから!」

 「あーそーかい!なら勝手にしろ!」

 その勝手にしろのあと終夜は家を飛び出して行ったわ…何処に行ったのかも知らない…落ち着いた私を含め皆で探し回ったわ、私たちが知る場所全て…でも見つからなかった。

 (ごめんなさい…さっきの事は謝るから出てきてよ…)

 泣き出しそうになった私の前に縁と湊が来たの…そして彼らは、いえ、湊は私達にこう言ったの…《お前らの誰でも良いから終夜の彼女になってくれ》と。
 もちろんそうしたいけど今の私達にはそれができない…そう、それは私達が1つになると言うことでその事を終夜が知らないから。

 縁は終夜の居場所を教えてくれたわ、私を含めみんなでその場所に行くと終夜は一人佇んでいたの。声をかけると彼は驚いたわ…まぁ当たり前なんだけどね、だって本来私達が知らない場所なんだから。って私が思ってると終夜は謝ってきたの。

 「さっきは言いすぎた。ごめん。」

 「私こそ、ごめんなさい。」

 私と終夜が互いに謝り合ってると紅が叫びだしたから驚いたの。だけど彼女が指差した方を見ると綺麗な夕焼けを見たわ。

 (終夜、貴方は今何を考えているかは解らないけどいつか私を好きになってもらえる?)

 私はこんなことを考えながら沈む夕焼けを見続けたの。
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