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第一部 紅蓮の心《クリムゾン・ハーツ》
第十一話 呼び出し
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皇居での祖母との謁見から一週間が過ぎとある人物から連絡があった。
その人物とは神崎実里と夢野由佳理からだった…俺と友理奈に話があるらしいとのこと、俺は友理奈に連絡し彼女は話はとりあえず聞きたいとのことだったので折り返し神崎実里に連絡して待ち合わせ日時を決めた。
待ち合わせ当日俺は待ち合わせの喫茶店に来て待つことにした。数分すると友理奈が来て今回のことを気にしている様子で話をしたんだ。
待ち合わせ時刻に神崎実里と夢野由佳理の二人が来て俺達を見つけるとその席にきたんだ。二人が席に来て座るとすぐさま本題を話してきた。
『ごめん、急に呼び出して。早速本題なんだけど…龍ヶ崎家のバカとその執事の鈴ヶ森を何とかして!』
『どう言うことだ?神崎と夢野は龍ヶ崎と組んで俺達を…?』
『ええ、そうよ…でも、最近…いえ、あのライブバトルで私達が敗北してから龍ヶ崎と鈴ヶ森は暴走し始めて…私達も手に負えなくなって…友理奈を裏切った私達が言えた立場じゃないけど…私達…龍ヶ崎に裏切られたの…用済みだって…使えない奴は要らないって。』
『実里…それで私達は何すれば良いの?』
『友理奈…ごめんなさい…龍ヶ崎と鈴ヶ森に見捨てられて私達始めて友理奈の気持ちがわかったの。』
『ごめんなさい…許して…友理奈…。』
『わかったから、許すから…何をしたら良いのか教えて?』
『うん、龍ヶ崎は私達を切り捨て新しくメンバーを入れ換えたらしいの…しかもプロ並みの腕前の人をね。この間のバトルで貴方達がいつの間にかプロと同格かまたはそれ以上の腕前なのは理解したわ、だから、龍ヶ崎を完全に潰してほしいのよ!』
『わかった。が、少し待ってほしい。すぐ戻るから待っていてくれ。』
夢野と神崎が頷くと俺と友理奈は席を外し離れた場所で二人の様子を見ながら(つまり、二人の声が聞こえる範囲)俺達は今回の件について話し合った。話し合った結果ある条件付きで様子を見たいからと言う理由で友理奈が二人をカミングアウトしたいと言い出したから俺もそれを承諾し席に戻った。
『お待たせ、協力はするけど一度私は由佳理と実里…貴女達に裏切られてるから条件を出すね。』
『条件?それは?』
『監視も兼ねて私達のバンドに入ってもらいたいの。それが条件。これを飲むなら協力する。』
『そりゃあそうよね。良いわ、その条件受け入れるわ。』
『実里!二人は…。』
『由佳理、これは自業自得なのよ…一度でも裏切れば信用されなくなるのは当然よ。』
神崎と夢野は監視対象と言う名目でクリムゾン・ハーツのメンバーになった。
『ところで二人の担当は?』
『改めて私は神崎実里。元・星屑の光のリーダーで担当はヴォーカル兼作詞。楽器の才能ないから…アハハ…。』
『夢野由佳理…担当はメインギター兼キーボード兼作詞作曲編曲。』
『要するに星屑の光には作詞は三人、作曲二人いるってことか?』
『そうですね、その時の曲風によって作詞する人が変化するんで、それとたまたま作詞する人が三人になってるだけです。』
俺が納得すると友理奈は俺の昔のバンドの話が聞きたいと言ってきたんだ。
その人物とは神崎実里と夢野由佳理からだった…俺と友理奈に話があるらしいとのこと、俺は友理奈に連絡し彼女は話はとりあえず聞きたいとのことだったので折り返し神崎実里に連絡して待ち合わせ日時を決めた。
待ち合わせ当日俺は待ち合わせの喫茶店に来て待つことにした。数分すると友理奈が来て今回のことを気にしている様子で話をしたんだ。
待ち合わせ時刻に神崎実里と夢野由佳理の二人が来て俺達を見つけるとその席にきたんだ。二人が席に来て座るとすぐさま本題を話してきた。
『ごめん、急に呼び出して。早速本題なんだけど…龍ヶ崎家のバカとその執事の鈴ヶ森を何とかして!』
『どう言うことだ?神崎と夢野は龍ヶ崎と組んで俺達を…?』
『ええ、そうよ…でも、最近…いえ、あのライブバトルで私達が敗北してから龍ヶ崎と鈴ヶ森は暴走し始めて…私達も手に負えなくなって…友理奈を裏切った私達が言えた立場じゃないけど…私達…龍ヶ崎に裏切られたの…用済みだって…使えない奴は要らないって。』
『実里…それで私達は何すれば良いの?』
『友理奈…ごめんなさい…龍ヶ崎と鈴ヶ森に見捨てられて私達始めて友理奈の気持ちがわかったの。』
『ごめんなさい…許して…友理奈…。』
『わかったから、許すから…何をしたら良いのか教えて?』
『うん、龍ヶ崎は私達を切り捨て新しくメンバーを入れ換えたらしいの…しかもプロ並みの腕前の人をね。この間のバトルで貴方達がいつの間にかプロと同格かまたはそれ以上の腕前なのは理解したわ、だから、龍ヶ崎を完全に潰してほしいのよ!』
『わかった。が、少し待ってほしい。すぐ戻るから待っていてくれ。』
夢野と神崎が頷くと俺と友理奈は席を外し離れた場所で二人の様子を見ながら(つまり、二人の声が聞こえる範囲)俺達は今回の件について話し合った。話し合った結果ある条件付きで様子を見たいからと言う理由で友理奈が二人をカミングアウトしたいと言い出したから俺もそれを承諾し席に戻った。
『お待たせ、協力はするけど一度私は由佳理と実里…貴女達に裏切られてるから条件を出すね。』
『条件?それは?』
『監視も兼ねて私達のバンドに入ってもらいたいの。それが条件。これを飲むなら協力する。』
『そりゃあそうよね。良いわ、その条件受け入れるわ。』
『実里!二人は…。』
『由佳理、これは自業自得なのよ…一度でも裏切れば信用されなくなるのは当然よ。』
神崎と夢野は監視対象と言う名目でクリムゾン・ハーツのメンバーになった。
『ところで二人の担当は?』
『改めて私は神崎実里。元・星屑の光のリーダーで担当はヴォーカル兼作詞。楽器の才能ないから…アハハ…。』
『夢野由佳理…担当はメインギター兼キーボード兼作詞作曲編曲。』
『要するに星屑の光には作詞は三人、作曲二人いるってことか?』
『そうですね、その時の曲風によって作詞する人が変化するんで、それとたまたま作詞する人が三人になってるだけです。』
俺が納得すると友理奈は俺の昔のバンドの話が聞きたいと言ってきたんだ。
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