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第一部 紅蓮の心《クリムゾン・ハーツ》
第七話 因縁のライブバトル《後編》
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俺と友理奈、そして稲成はこれにかけるしかないと決意し幸人の案を全部承認した。
その後、他のメンバーに楽譜と歌詞を見せると反論は出たものを危機を逆転するにはこれしかないと説明し全て暗記させた。
それもそうだ練習の時間がまったくないからだ。
時間が来て俺達の番になった幸人の思ったようにいつもの俺達のライブに比べて静かすぎた。
最初に練習した曲を演奏したが、やっぱりノリが悪かったので幸人の案の曲を演奏した。
『燃えあが~れ~♪』
最初は静かな炎から中盤につれ火力が上がるようにお客さんのボルテージが上がっていき最終的にはまさにライブハウス全体が紅蓮の業火と化すように爆炎が燃え盛るかのようなボルテージでこのライブは俺達の逆転大勝利で幕が降りた。
ライブバトル後俺達はダーク・サクリファイスの連中に会い条件を再確認させ。
『わかってる!龍ヶ崎家の名を傷つられて僕は…。』
『そんなのはどうでも良い。解散し俺達の前に二度と現れるな!』
俺がこう言い放つと彼らは逃げるかのように去っていった。
俺と友理奈、幸人…そして皆の因縁の苦しみは過ぎ去った…のだった。
だが、今の俺達には奴等の家族からの妨害を受けようとはこのときは一切思わなかった。
ライブバトルから一週間が過ぎスカウトの件の話をし満場一致で受けることにした俺達は事務所に連絡をした。
「はい、結城音楽事務所・明野が承ります。ご用件は?」
『先日そちらの源本さんと言う方にスカウトを受けたものですが源本さんはいらっしゃいますか?』
「源本ですね、確認をとりますのでお名前をお願いします。」
『クリムゾン・ハーツのリーダーの紅煉です。』
「紅様ですね、少々お待ちください。」
暫くすると源本さんが電話に出てきたのでした。
「はい、源本です。紅さんお待たせいたしました。」
『すみません、で、例の件ですが?』
「例の件とはどのような件ですか?」
『えっ?先日ライブハウスで俺達をスカウトしたいと言う話の件です。』
「えっ…あっ…はい…その件ですが白紙にしていただけませんか?」
『白紙?どう言うことですか?』
「実は上司が…。」
俺と源本さんが電話で話をしていると幸人が変わるように言ってきたので変わったんだ。
『すみません、クリムゾン・ハーツの新城幸人です。もしかして龍ヶ崎家からの圧力ですか?』
「えっ?何故それを?」
『やっぱり、そちらの事務所は龍ヶ崎家がスポンサーまたは株主ですか?』
「はい、その通りです。」
『では、こちらからお断りさせて頂きます。失礼します。』
幸人が電話をきると話の内容を話してくれた。
『勝手なことをすみません。音楽事務所のバックに龍ヶ崎家がいる事務所は数多くあります。』
『分かりやすく説明してくれ。』
『つまり、龍ヶ崎家は結城音楽事務所のスポンサー又は株主で社長に圧力をかけて僕達を妨害してきたんです。』
『なんじゃ、そりゃ?じゃあ、なんだ、そのあのボンボンの次は家族かよ?』
『そう言うことです。ちなみにこれが龍ヶ崎家がスポンサー又は株主をしている事務所で、こっちが神崎家がスポンサー又は株主をしてる事務所、そしてこっちが夢野家がスポンサー又は株主をしている事務所です。』
『幸人が何でこんな情報を持っているかはわからないがこの辺の事務所全部じゃねぇかよ!?』
知也だけではなく俺も含め全員が驚いた。そして同時に幸人が何者なのかも気になった。
その後、他のメンバーに楽譜と歌詞を見せると反論は出たものを危機を逆転するにはこれしかないと説明し全て暗記させた。
それもそうだ練習の時間がまったくないからだ。
時間が来て俺達の番になった幸人の思ったようにいつもの俺達のライブに比べて静かすぎた。
最初に練習した曲を演奏したが、やっぱりノリが悪かったので幸人の案の曲を演奏した。
『燃えあが~れ~♪』
最初は静かな炎から中盤につれ火力が上がるようにお客さんのボルテージが上がっていき最終的にはまさにライブハウス全体が紅蓮の業火と化すように爆炎が燃え盛るかのようなボルテージでこのライブは俺達の逆転大勝利で幕が降りた。
ライブバトル後俺達はダーク・サクリファイスの連中に会い条件を再確認させ。
『わかってる!龍ヶ崎家の名を傷つられて僕は…。』
『そんなのはどうでも良い。解散し俺達の前に二度と現れるな!』
俺がこう言い放つと彼らは逃げるかのように去っていった。
俺と友理奈、幸人…そして皆の因縁の苦しみは過ぎ去った…のだった。
だが、今の俺達には奴等の家族からの妨害を受けようとはこのときは一切思わなかった。
ライブバトルから一週間が過ぎスカウトの件の話をし満場一致で受けることにした俺達は事務所に連絡をした。
「はい、結城音楽事務所・明野が承ります。ご用件は?」
『先日そちらの源本さんと言う方にスカウトを受けたものですが源本さんはいらっしゃいますか?』
「源本ですね、確認をとりますのでお名前をお願いします。」
『クリムゾン・ハーツのリーダーの紅煉です。』
「紅様ですね、少々お待ちください。」
暫くすると源本さんが電話に出てきたのでした。
「はい、源本です。紅さんお待たせいたしました。」
『すみません、で、例の件ですが?』
「例の件とはどのような件ですか?」
『えっ?先日ライブハウスで俺達をスカウトしたいと言う話の件です。』
「えっ…あっ…はい…その件ですが白紙にしていただけませんか?」
『白紙?どう言うことですか?』
「実は上司が…。」
俺と源本さんが電話で話をしていると幸人が変わるように言ってきたので変わったんだ。
『すみません、クリムゾン・ハーツの新城幸人です。もしかして龍ヶ崎家からの圧力ですか?』
「えっ?何故それを?」
『やっぱり、そちらの事務所は龍ヶ崎家がスポンサーまたは株主ですか?』
「はい、その通りです。」
『では、こちらからお断りさせて頂きます。失礼します。』
幸人が電話をきると話の内容を話してくれた。
『勝手なことをすみません。音楽事務所のバックに龍ヶ崎家がいる事務所は数多くあります。』
『分かりやすく説明してくれ。』
『つまり、龍ヶ崎家は結城音楽事務所のスポンサー又は株主で社長に圧力をかけて僕達を妨害してきたんです。』
『なんじゃ、そりゃ?じゃあ、なんだ、そのあのボンボンの次は家族かよ?』
『そう言うことです。ちなみにこれが龍ヶ崎家がスポンサー又は株主をしている事務所で、こっちが神崎家がスポンサー又は株主をしてる事務所、そしてこっちが夢野家がスポンサー又は株主をしている事務所です。』
『幸人が何でこんな情報を持っているかはわからないがこの辺の事務所全部じゃねぇかよ!?』
知也だけではなく俺も含め全員が驚いた。そして同時に幸人が何者なのかも気になった。
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