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第二章 学園です。乙女ゲームは面倒です。
24 聖剣イベント
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さあ、二日間遊ばせたよ! 親密度上がったかな。カール王子とアンリは最悪だけど。パートナーチェンジするのか? でも他のパートナー同士は上手く行っているみたいだしね。アンリちゃん、誰狙いなんだろう? 三角関係やばいよね。
アンリちゃん、私に寄って来ても蕎麦は出さないよ! あれは特別だからね。捨てられた仔猫のような目をしない! 年一ぐらい振舞うから。それで我慢して!
さあ、次はアイテムゲットのイベントよ。聖剣取りに行くよ!
海辺の町の近くのダンジョン。そこに聖剣が眠っているのよね。
勇者でないと引き抜けない不思議な力で守られている聖剣。
聖剣の隣には、魔族のための妖刀も刺さっているの。ダンジョン自体は初心者レベルだから行くのは簡単なんだけど、聖剣抜き取るためには、男子生徒の中で一番お互いの好感度が上がっている者が引き抜くのよ。ヒロインちゃん限定じゃなくてね。
勇者の中の勇者。それが決まるイベント。だから何年目に行くかが大事なのよ。
ゲームする時って、自分の相手を勇者にしたいじゃない。負けるの分かっている時は、一年ずらすのよね。
でも入手は早い方がいいし、カール王子が持ってしまってもねえ。
多分クールだね。第二候補はキール王子かな? ケールは……どうなんだ? あのバカップル。万一ってことはあるな。相性だしな。う~ん。まっ、いいか。私にゃ関係ないしね。
「ということで休みは終わりだ。明日はダンジョンに行って聖剣を取ってこよう。なあに、真面目にやればダンジョンなんて半日ですむ。魔物の排除は私らも手伝ってやるからよう、聖剣手に入れて私から卒業してくれ。聖剣持って帰ったら一人前って思ってもらえるだろう? そうなりゃ私の優しい訓練も終わりってもんだ。晴れて自由になるぞ! 私がな!」
「「「うおぉぉぉぉぉぉ―――――――――」」」
拍手喝さいが来たよ! そうだよな。いつまでも基礎訓練なんかしたくないよな。私もだよ。初めてじゃないか? 気持ちが通じ合ったの。
「じゃあ頑張って聖剣を手に入れるぞ!」
「「「はいっっっっっっっ」」」
いい返事だ。やる気に満ちてるぞ。先生は嬉しいよ。やっとやる気になってくれて! じゃ、行こうか。
◇
面倒くさかったので、ダンジョンの魔物は私とメイリで瞬殺したよ。半日どころか二時間もかからず着いたよ。ゲーム通りだったから最短ルート通ったしね。ん? あああああああ、じゃない、アンリちゃん怪しそうに私を見ている?
「ここは有名なダンジョンだから、最短ルートは金を出せば知ることが出来るんだ。ダンジョンに潜る前に情報を仕入れるのは基本だから覚えておくように。どんな魔物がいるかとか、知らないで入ると死ぬぞ」
本当だよ! ま、私は全部インプットしてあるけどさ。
「今日の目的は聖剣を入手することだから手伝ってやったが、実践積みたかったらこのダンジョンは今のお前たちには最適だ。後で訓練用に使えばいいさ。何事も実践。経験が全てだ!」
今回はショートカットしすぎたよ。まあ、死なせたくはないからね。みんなで幸せになればいいよ。
そんなこんなで、聖剣の間に到着?
◇
うっわ! 思った以上に冒険者が並んでいるよ。聖剣の間は一パーティしか入れない神聖な場所。これじゃあ、三瀬の琴平莊レベルで混々じゃない!
琴平莊、知らない? 山形県鶴岡市のラーメン屋だよ! もともと海水浴客の旅館だった琴平莊が、客が来ない冬場にラーメン屋として営業したら、今や全国区で有名になった所だよ! あそこ、席数が少なすぎるのよね。家族で食べにわざわざ行ったことがあるんだけど、広い宴会場にテーブルがあるんだけどさ。待合と食べられる所に仕切ってあってね、相席させないのよね。一人客が6人座れるテーブルを独占しているの。だから回転が悪いのよね。二時間三時間待ちは覚悟しないといけないラーメン屋。でも評判はいいし絶品なラーメンを出す、冬季限定のラーメン屋。それが琴平莊ね。一応貼っとくよ。
琴平荘 ~中華そば処~ https://soba.sanze.jp
あ、こんなのもあるね。ヤバかったら消すよ。煽り文句酷くね?
山形の僻地で1日500人来客!幻の中華そば
ttps://www.takumen.com/products/162
山形も福島も新潟も、ラーメン王国名乗っているんだよ! なめるな! 何が僻地だよ! 国道沿いにあるよ! 本気の僻地に叩きこもうか!
◇
なんだかんだで、一時間以上待って私等の番になったよ。スマホないと並ぶのきついね。
アンリさん、蕎麦は秘密ですよ! 焼きそば? もうあげないから! ん? キール王子こっち見てる。なに? 何か付いてる? 今さら血飛沫くらい平気だよね。あ、目そらした。
まあいいや、入るぞ。
なんて神聖な場所だ。
思った以上に凄い。
私でも、戸惑ってしまうような神聖な空間。ちくしょう、予想以上だぜ。空気感が圧倒的に違う。
確かにここは、大勢で入っていい所じゃないや。
祭壇のど真ん中に聖剣が刺さっている。遠く離れた右端に多分妖刀みたいな物が刺さっている。
私は魅入られるように聖剣に近づいた。
何か心惹かれない。妖刀の方にも行ってみた。
ん? 日本刀?
おじいちゃん先生の下で研ぎを習っていた時の記憶がよみがえった。綺麗だよね日本刀。妖刀って村正かな? 村正は数が多いから先生の所にもあったよ。見せてもらったよ。綺麗だったね。
おっと、目的が違った! まずは聖剣だよ。誰からチャレンジする? そうね。カール王子やりたいよね。どうぞ。
ははっ。抜けるわけないよね。アンリちゃんの好感度最悪だしね。さあ、頑張れキール王子!
ダメなの? あんなにキラキラした目でエリーヌ様が見つめているのに。王子の方が好感度低いのかな? あらら。まあクールがいるしね。本命はクールよね。
じゃあ、とっとと抜こうかクール! ってこいつもダメかよ! なぜだ? 一番バランスよさそうなカップリングなのに。
ケール……。お前が真の勇者か。脳筋が率いる勇者パーティ。絶望しか見えん。しゃーないな。脳筋同士相性よかったんだろう。さ、抜きな。
自信満々に聖剣を引き抜……、引き抜……、抜けよ、何してんだ!
どんなに引き抜こうと頑張っても抜くことが出来ないケール。なぜだ? 全員認められていない?
一応女子にもやらせたよ。誰も抜けなかったけどね。
「訓練、再開せねばならんか」
私がつぶやくと、全員が悲鳴を上げた。
「仕方ないだろう。全員抜くことが出来なかったんだから。また一からやり直しだな。手ぬるかったか。じゃあ本気で訓練内容キツめに組み替えなければな」
悲鳴がうるせえよ。仕方ねーだろ! こんな聖剣抜く事すら出来ね……、あれ? 抜けるじゃん。
悲鳴が消えた。みんなが私を見てるよ。
あ、もしかして私は、アンリちゃんを餌づけしちゃった? 好感度私に全フリとかないよね。
私は聖剣を黙って差し直した。今の無しでしょ。無しでいいよね。私勇者じゃないよね。
え~い。だったら日本刀も抜ける? えいっ! 抜けたよ、妖刀。ん? 金の文字で銘が刻まれているよ。なに? 村正でしょ?
『袖の雪』
待て! 誰が分かる! こんなマニアックな刀! 袖の雪だと! とりあえず貼るか。
名刀「袖の雪」奇聞
https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwi715vB5MmDAxXyulYBHa4QCj8QFnoECAkQAQ&url=http%3A%2F%2Ftoukensyonai.blog.fc2.com%2Fblog-entry-70.html&usg=AOvVaw0wO8PoG7eua12jLylsTbCx&opi=89978449
これも鶴岡市よ。致道博物館っていう洋館が素敵な博物館があってね。そこに某ゲームで有名になった、信濃藤四郎って短刀があるんだ。ラーメン食べた後、ちょうど展示していたから見に行ったのよ。そこで出会ったのが袖の雪。細身のそれはそれは美しい刀。魅入られたわ。後で調べたら、敵将の刀と一緒に展示すると、防犯ブザーを鳴らす妖刀だったそう。陰陽師が供養して、いまは大丈夫になったみたいだけど。現代でリアルに妖刀が仕事した、最新の妖刀! それが袖の雪なのよ!
とりあえず、妖刀も抜けちゃったよ! どうしよう。でも日本刀……。抜いたの私だし、貰っちゃってもいいよね。うん。貰おう! あ、鞘とか柄とか出てきた! 鍔もあるね。細かいパーツも。取り残さないようにしなきゃ。組むよ。
あれ? 向こうでカール王子が聖剣抜いたよ。そりゃ刺し直しだから抜けるよね。いいや、王子が抜いたことにすれば。私は日本刀ゲットだ! こっちの方が本当に嬉しいよ。聖剣? あとで見せてもらおう。
部屋から出たら、王子が聖剣掲げたよ。待っていた冒険者たちから歓声と悲嘆の声が上がった。
これで、名実ともに、勇者パーティが認められた。まあ、これでよかったのかな? いいんじゃね? いいよね。いいことにしよう!
私は拍手で、彼らの訓練の卒業を祝ってやったよ。実力ついたよね。ちょっと不安だけど、ま、どうにかなるでしょう!
私のお仕事終了だ~!
アンリちゃん、私に寄って来ても蕎麦は出さないよ! あれは特別だからね。捨てられた仔猫のような目をしない! 年一ぐらい振舞うから。それで我慢して!
さあ、次はアイテムゲットのイベントよ。聖剣取りに行くよ!
海辺の町の近くのダンジョン。そこに聖剣が眠っているのよね。
勇者でないと引き抜けない不思議な力で守られている聖剣。
聖剣の隣には、魔族のための妖刀も刺さっているの。ダンジョン自体は初心者レベルだから行くのは簡単なんだけど、聖剣抜き取るためには、男子生徒の中で一番お互いの好感度が上がっている者が引き抜くのよ。ヒロインちゃん限定じゃなくてね。
勇者の中の勇者。それが決まるイベント。だから何年目に行くかが大事なのよ。
ゲームする時って、自分の相手を勇者にしたいじゃない。負けるの分かっている時は、一年ずらすのよね。
でも入手は早い方がいいし、カール王子が持ってしまってもねえ。
多分クールだね。第二候補はキール王子かな? ケールは……どうなんだ? あのバカップル。万一ってことはあるな。相性だしな。う~ん。まっ、いいか。私にゃ関係ないしね。
「ということで休みは終わりだ。明日はダンジョンに行って聖剣を取ってこよう。なあに、真面目にやればダンジョンなんて半日ですむ。魔物の排除は私らも手伝ってやるからよう、聖剣手に入れて私から卒業してくれ。聖剣持って帰ったら一人前って思ってもらえるだろう? そうなりゃ私の優しい訓練も終わりってもんだ。晴れて自由になるぞ! 私がな!」
「「「うおぉぉぉぉぉぉ―――――――――」」」
拍手喝さいが来たよ! そうだよな。いつまでも基礎訓練なんかしたくないよな。私もだよ。初めてじゃないか? 気持ちが通じ合ったの。
「じゃあ頑張って聖剣を手に入れるぞ!」
「「「はいっっっっっっっ」」」
いい返事だ。やる気に満ちてるぞ。先生は嬉しいよ。やっとやる気になってくれて! じゃ、行こうか。
◇
面倒くさかったので、ダンジョンの魔物は私とメイリで瞬殺したよ。半日どころか二時間もかからず着いたよ。ゲーム通りだったから最短ルート通ったしね。ん? あああああああ、じゃない、アンリちゃん怪しそうに私を見ている?
「ここは有名なダンジョンだから、最短ルートは金を出せば知ることが出来るんだ。ダンジョンに潜る前に情報を仕入れるのは基本だから覚えておくように。どんな魔物がいるかとか、知らないで入ると死ぬぞ」
本当だよ! ま、私は全部インプットしてあるけどさ。
「今日の目的は聖剣を入手することだから手伝ってやったが、実践積みたかったらこのダンジョンは今のお前たちには最適だ。後で訓練用に使えばいいさ。何事も実践。経験が全てだ!」
今回はショートカットしすぎたよ。まあ、死なせたくはないからね。みんなで幸せになればいいよ。
そんなこんなで、聖剣の間に到着?
◇
うっわ! 思った以上に冒険者が並んでいるよ。聖剣の間は一パーティしか入れない神聖な場所。これじゃあ、三瀬の琴平莊レベルで混々じゃない!
琴平莊、知らない? 山形県鶴岡市のラーメン屋だよ! もともと海水浴客の旅館だった琴平莊が、客が来ない冬場にラーメン屋として営業したら、今や全国区で有名になった所だよ! あそこ、席数が少なすぎるのよね。家族で食べにわざわざ行ったことがあるんだけど、広い宴会場にテーブルがあるんだけどさ。待合と食べられる所に仕切ってあってね、相席させないのよね。一人客が6人座れるテーブルを独占しているの。だから回転が悪いのよね。二時間三時間待ちは覚悟しないといけないラーメン屋。でも評判はいいし絶品なラーメンを出す、冬季限定のラーメン屋。それが琴平莊ね。一応貼っとくよ。
琴平荘 ~中華そば処~ https://soba.sanze.jp
あ、こんなのもあるね。ヤバかったら消すよ。煽り文句酷くね?
山形の僻地で1日500人来客!幻の中華そば
ttps://www.takumen.com/products/162
山形も福島も新潟も、ラーメン王国名乗っているんだよ! なめるな! 何が僻地だよ! 国道沿いにあるよ! 本気の僻地に叩きこもうか!
◇
なんだかんだで、一時間以上待って私等の番になったよ。スマホないと並ぶのきついね。
アンリさん、蕎麦は秘密ですよ! 焼きそば? もうあげないから! ん? キール王子こっち見てる。なに? 何か付いてる? 今さら血飛沫くらい平気だよね。あ、目そらした。
まあいいや、入るぞ。
なんて神聖な場所だ。
思った以上に凄い。
私でも、戸惑ってしまうような神聖な空間。ちくしょう、予想以上だぜ。空気感が圧倒的に違う。
確かにここは、大勢で入っていい所じゃないや。
祭壇のど真ん中に聖剣が刺さっている。遠く離れた右端に多分妖刀みたいな物が刺さっている。
私は魅入られるように聖剣に近づいた。
何か心惹かれない。妖刀の方にも行ってみた。
ん? 日本刀?
おじいちゃん先生の下で研ぎを習っていた時の記憶がよみがえった。綺麗だよね日本刀。妖刀って村正かな? 村正は数が多いから先生の所にもあったよ。見せてもらったよ。綺麗だったね。
おっと、目的が違った! まずは聖剣だよ。誰からチャレンジする? そうね。カール王子やりたいよね。どうぞ。
ははっ。抜けるわけないよね。アンリちゃんの好感度最悪だしね。さあ、頑張れキール王子!
ダメなの? あんなにキラキラした目でエリーヌ様が見つめているのに。王子の方が好感度低いのかな? あらら。まあクールがいるしね。本命はクールよね。
じゃあ、とっとと抜こうかクール! ってこいつもダメかよ! なぜだ? 一番バランスよさそうなカップリングなのに。
ケール……。お前が真の勇者か。脳筋が率いる勇者パーティ。絶望しか見えん。しゃーないな。脳筋同士相性よかったんだろう。さ、抜きな。
自信満々に聖剣を引き抜……、引き抜……、抜けよ、何してんだ!
どんなに引き抜こうと頑張っても抜くことが出来ないケール。なぜだ? 全員認められていない?
一応女子にもやらせたよ。誰も抜けなかったけどね。
「訓練、再開せねばならんか」
私がつぶやくと、全員が悲鳴を上げた。
「仕方ないだろう。全員抜くことが出来なかったんだから。また一からやり直しだな。手ぬるかったか。じゃあ本気で訓練内容キツめに組み替えなければな」
悲鳴がうるせえよ。仕方ねーだろ! こんな聖剣抜く事すら出来ね……、あれ? 抜けるじゃん。
悲鳴が消えた。みんなが私を見てるよ。
あ、もしかして私は、アンリちゃんを餌づけしちゃった? 好感度私に全フリとかないよね。
私は聖剣を黙って差し直した。今の無しでしょ。無しでいいよね。私勇者じゃないよね。
え~い。だったら日本刀も抜ける? えいっ! 抜けたよ、妖刀。ん? 金の文字で銘が刻まれているよ。なに? 村正でしょ?
『袖の雪』
待て! 誰が分かる! こんなマニアックな刀! 袖の雪だと! とりあえず貼るか。
名刀「袖の雪」奇聞
https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwi715vB5MmDAxXyulYBHa4QCj8QFnoECAkQAQ&url=http%3A%2F%2Ftoukensyonai.blog.fc2.com%2Fblog-entry-70.html&usg=AOvVaw0wO8PoG7eua12jLylsTbCx&opi=89978449
これも鶴岡市よ。致道博物館っていう洋館が素敵な博物館があってね。そこに某ゲームで有名になった、信濃藤四郎って短刀があるんだ。ラーメン食べた後、ちょうど展示していたから見に行ったのよ。そこで出会ったのが袖の雪。細身のそれはそれは美しい刀。魅入られたわ。後で調べたら、敵将の刀と一緒に展示すると、防犯ブザーを鳴らす妖刀だったそう。陰陽師が供養して、いまは大丈夫になったみたいだけど。現代でリアルに妖刀が仕事した、最新の妖刀! それが袖の雪なのよ!
とりあえず、妖刀も抜けちゃったよ! どうしよう。でも日本刀……。抜いたの私だし、貰っちゃってもいいよね。うん。貰おう! あ、鞘とか柄とか出てきた! 鍔もあるね。細かいパーツも。取り残さないようにしなきゃ。組むよ。
あれ? 向こうでカール王子が聖剣抜いたよ。そりゃ刺し直しだから抜けるよね。いいや、王子が抜いたことにすれば。私は日本刀ゲットだ! こっちの方が本当に嬉しいよ。聖剣? あとで見せてもらおう。
部屋から出たら、王子が聖剣掲げたよ。待っていた冒険者たちから歓声と悲嘆の声が上がった。
これで、名実ともに、勇者パーティが認められた。まあ、これでよかったのかな? いいんじゃね? いいよね。いいことにしよう!
私は拍手で、彼らの訓練の卒業を祝ってやったよ。実力ついたよね。ちょっと不安だけど、ま、どうにかなるでしょう!
私のお仕事終了だ~!
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