貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む！～

幕間

【設定】第一部 主要人物紹介

　人物表　第一部　子爵令嬢レイシア

【ターナー家】

レイシア・ターナー
主人公。始まりは普通の5歳児。弟が生まれるにあたり、「素敵なお姉様」になろうと頑張り過ぎる。家族大好き少女。

クリフト・ターナー
　レイシアの父。子爵。若い頃はモテていたが無自覚。社交界とかはあまり気にしない田舎貴族のため、自領愛ばかりが大きい。領民と家族が大好きだが、家族にその愛が伝わりにくい。夫、父親としてはちょっと残念感が大きいが、領民からすればよい領主として慕われている。

アリシア・ターナー
　レイシアの母。王都に近いオヤマー領出身。都会的で社交も出来るがターナーに来たため社交からは遠ざかってしまう。元隠れ貴腐人。実家の束縛から離れたいため社交界から離れている。学生のときクリフトに恋をし、家で同然でターナーに来た。結婚してからは女心が分からない旦那にちょっと夢が破れたが、そこは早々に諦めてしまった。

クリシュ・ターナー
　レイシアの弟。シスコンに育ち中。おそろしく出来る姉に近づこうと頑張る。めちゃくちゃ勉強も身の回りのことも出来ているのだが、基準がレイシアのため自分では「まだまだ」と過小評価している。


【ターナー家　使用人】

執事　セバスチャン
　執事。とにかく真面目。

メイド長　キクリ
　ターナー式メイド術の相伝者。レイシアにメイド術を仕込む。

料理長　サム
　料理長。レイシアに料理と刃物の使い方を仕込む。

料理人見習い　シム
　レイシアの料理人としての兄弟子。レイシアに料理人モードを仕込む。

ノエルとポエム
　アリシア専用のメイド。アリシアの実家から派遣されているメイドは何人かいるがその筆頭と補佐。ポエムはゆくゆくはレイシアにつけてもいいように、レイシアが生まれてから派遣された。オヤマーに定期的に情報を送っている。


【教会・孤児院】

神父　バリュー
　貴族社会が嫌になり、修道士になる。教会で挫折していた所をクリフトに拾われターナーで神父になる。ターナーで好き勝手に教会と孤児院を改革する。レイシアに学問を仕込む。

サチ
　孤児。レイシアに孤児院での仕事を仕込む。主に掃除と子供の扱い。レイシアと『素敵なお姉様計画』を立て、レイシアの能力を異常なほど高めた。孤児院を出た後温泉施設に就職するが、引き抜かれレイシア付きのメイドになる。ターナー式メイド術を仕込まれる。

見習い神官　マックス。
　レイシアの特許での奇跡を見たため、いろいろ人生を狂わされた人。活字中毒者のため、教典の細かい部分まで読んでいる。バリュー神父に師事。


【オヤマー領】

オズワルド・オヤマー
　レイシアの外祖父。子爵。息子や内孫に期待をしていない。

ナルシア・オヤマー
　レイシアの外祖母。貴族としての誇りが強い。古き良き淑女教育を施す。


【ラノベ作家】

クロウ
　ラノベの始祖。カク・ヨームよりお告げを受け、異世界のラノベなるものを知る。感化された若い作家が集まりサロンのようになる。


【神々】

アクア
　水の女神。ターナー領や他の教会に祀られている。温泉に関係している。

ヘルメス
　商いの神。オヤマー領や他の教会に祀られている。特許に関係している。

バッカス
　酒の神。オヤマー領に祀られるようになったのは先代から。

カク・ヨーム
　文学の神。知恵の神トートの眷属。トートが教会本部を見限ったため、人間界に興味を持つカク・ヨームがちょっかいをかけたのがクロウ。教会はなし。ラノベ書きの間でひそかに信仰され始めている。クロウの家に祭壇が作られる。