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第一章 ステキなお姉様になるよ(レイシア5歳)
10話 閑話 メイド長の思惑
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私は先代のターナー様から使えているメイド長のキクリと申します。
奥様が出産のため実家に帰ってから、奥様付きのメイド始め使用人がかなり減りましたが、奥様が来られる前から元々いた使用人は最低限残っているので、特に問題は無いでしょう。
奥様が帰られて二週間位後、レイシア様がトコトコと近付いてきて「お願いがあるの」と言われました。おやつは3時ですよと言えば、メイドの仕事を習いたいとのこと。
「レイシア様、メイドへの頼み方や扱い方ならお教えしますが、レイシア様が仕事を覚える必要はございません」と言っては見ましたがレイシア様は、
「メイドはお世話をする仕事でしょ。わたしは赤ちゃんのお世話ができるステキなおねえさまになるの」
と、もう一度お願いされました。
旦那様に相談したらこう言われました。
「まあ、レイシアもアリシアがいなくなって寂しいんだろう。今は良い姉になるとがんばっているから、遊ばせてあげると思って少し付き合ってやってくれ」
お嬢様の遊び相手。そうですね、綺麗な歩き方やマナー等は、貴族として身に着けるのは必要な事です。今のうちに教えても良いかもしれませんね。
まあ、小さいのですぐ飽きるでしょう。どうせやるなら本格的に。そう思って週に一度、日曜日だけ教えることに致しました。
◇
「ではレイシア様、始めましょう。よろしいですか。メイドは皆さまのお世話をする仕事です。分かりますね。しかし今のレイシア様ではメイド仕事は無理です」
「どうして?」
「自分のお世話も出来ないからです。自分の世話が出来ないのに他人の世話が出来ますか。まず初めは、一人で着替えができる様になる所からです」
ターナー家のメイド服を渡して着替えさせました。奥様付きのメイドの服は最近流行りのスカート丈が短い物だが、メイドが足を見せるなんて、隙だらけではありませんか。はぁ、つい愚痴が……あら、お嬢様可愛い。
その後、日常生活で(お世話されない側が)必要な事を教え、体験させました。
「では本日はここまで。よいですかレイシア様。一度習って出来る事は何もありません。毎日コツコツと継続して行く事が大切です。手を抜いたりしたらすぐに出来なくなりますよ。それだけは心に留めて下さい」
「毎日コツコツですね」
レイシア様は素直に頷いて初日は終わりました。
◇
その日からレイシア様は、自分の事はなるべく自分でするようになりました。メイドに起こされる前に起き、洗顔 歯磨き 着替え(一部ドレス除く)部屋の掃除 教会へ通う支度 等など拙いながらも頑張っております。ならば私も本気で仕込みましょう。
「本日は、対応について。TPOを学びます」「はい」
「本日は、言葉遣いです。『かしこまりました』復唱」「かしこまりました」
「本日は歩き方です。まずは1冊本を頭に乗せて白線の上を歩きます。3冊乗せて歩けたら合格です」「はい」
「本日は、お辞儀の仕方です。基本3段階に分かれていますので状況に応じて使い分けます。まず初めは軽く15度」「(ペコ)」
お嬢様は素直なので飲み込みがお早い。それに努力家です。基本的な作法と考え方はすぐに覚えてしまいました。
◇
ターナー家の一部メイドには、密かに伝え続けられている事がある。それが、
[ターナー式メイド歩行術]
ターナー家への絶対の忠誠があり、技術を会得出来るセンス・体力・根性が感じられる者だけに伝えられる事が出来る、秘中の技術。
私は先代のメイド長に教わりました。「必ず次代に伝えるのよ」そう言い残して彼女は去っていっきました。重圧から逃れる事が出来たという、爽やかな顔をして。
今のターナー家には伝えるべき人材がいない。以前2人に教えたが会得することができなかった。
でも、レイシアお嬢様なら……。
真面目で努力家、センスもありそう。何よりターナー家を裏切ることなどあり得ない。私ももういつまで務められるか。お嬢様に一旦託し、お嬢様からメイドに伝えて貰えれば。
よし、お嬢様を鍛えよう。
何年も使われていない社交ホール。お嬢様と2人きり。誰も入らないように内鍵をかけた。
「お嬢様。なぜターナー家のメイドのスカートがこのように長いのか分かりますか。それは足の運びを悟らせないためです。混み合うパーティー会場、酔いが回ってふらつくゲスト、嫌がらせでご令嬢にワインをかけようとする悪役令嬢、色っぽいメイドを連れ去ろうとする小太りの成金貴族。その様なパーティーの中でも、自由自在に動き回るために伝えられた歩行術。それが[ターナー式メイド歩行術]です。それではレッスンの開始です」
スカートの裾を摘み太ももがあらわになるまでたくし上げる。恥ずかしさで震えそうになる。しかし脚の使い方を伝授するにはこの方法しかないのよ。レッスンに集中しましょう。ポーカーフェイス、ポーカーフェイス。
「お尻をキュッと引き締め、膝をこの様にほんの少しだけ曲げます」
お嬢様は私と同じ様に、いえ、豪快にスカートをたくし上げ、膝を曲げました。そうだよね。5歳だから恥ずかしくないわよね。意識しすぎていましたわ、私。
「曲げ過ぎです……そうそこ! そこでキープ。踵がわずかに上っているから意識して……そう。そして爪先をナプキン2枚分程上げて前に移動。このように動かします」
「足がプルプルします」
「最初は仕方ありません。慣れて来ればずっと出来る様になりますよ。これが[ターナー式メイド歩行術その一 【猫脚】 猫脚は全ての歩行術の基礎となります。この歩行が、どんな時でも出来るように、訓練は怠らないこと。よろしいですか」
「はい。先生」
「よろしいです。では本日はここまでにいたしましょう」
私は、お嬢様は必ず最終奥義【盤投】まで到達出来る。そんな予感で心が踊った。
もちろん、一般的なメイドのお仕事は、お嬢様は完璧にこなせるようになりましたよ。これで素敵なお姉さまになれますね。レイシアお嬢様。
奥様が出産のため実家に帰ってから、奥様付きのメイド始め使用人がかなり減りましたが、奥様が来られる前から元々いた使用人は最低限残っているので、特に問題は無いでしょう。
奥様が帰られて二週間位後、レイシア様がトコトコと近付いてきて「お願いがあるの」と言われました。おやつは3時ですよと言えば、メイドの仕事を習いたいとのこと。
「レイシア様、メイドへの頼み方や扱い方ならお教えしますが、レイシア様が仕事を覚える必要はございません」と言っては見ましたがレイシア様は、
「メイドはお世話をする仕事でしょ。わたしは赤ちゃんのお世話ができるステキなおねえさまになるの」
と、もう一度お願いされました。
旦那様に相談したらこう言われました。
「まあ、レイシアもアリシアがいなくなって寂しいんだろう。今は良い姉になるとがんばっているから、遊ばせてあげると思って少し付き合ってやってくれ」
お嬢様の遊び相手。そうですね、綺麗な歩き方やマナー等は、貴族として身に着けるのは必要な事です。今のうちに教えても良いかもしれませんね。
まあ、小さいのですぐ飽きるでしょう。どうせやるなら本格的に。そう思って週に一度、日曜日だけ教えることに致しました。
◇
「ではレイシア様、始めましょう。よろしいですか。メイドは皆さまのお世話をする仕事です。分かりますね。しかし今のレイシア様ではメイド仕事は無理です」
「どうして?」
「自分のお世話も出来ないからです。自分の世話が出来ないのに他人の世話が出来ますか。まず初めは、一人で着替えができる様になる所からです」
ターナー家のメイド服を渡して着替えさせました。奥様付きのメイドの服は最近流行りのスカート丈が短い物だが、メイドが足を見せるなんて、隙だらけではありませんか。はぁ、つい愚痴が……あら、お嬢様可愛い。
その後、日常生活で(お世話されない側が)必要な事を教え、体験させました。
「では本日はここまで。よいですかレイシア様。一度習って出来る事は何もありません。毎日コツコツと継続して行く事が大切です。手を抜いたりしたらすぐに出来なくなりますよ。それだけは心に留めて下さい」
「毎日コツコツですね」
レイシア様は素直に頷いて初日は終わりました。
◇
その日からレイシア様は、自分の事はなるべく自分でするようになりました。メイドに起こされる前に起き、洗顔 歯磨き 着替え(一部ドレス除く)部屋の掃除 教会へ通う支度 等など拙いながらも頑張っております。ならば私も本気で仕込みましょう。
「本日は、対応について。TPOを学びます」「はい」
「本日は、言葉遣いです。『かしこまりました』復唱」「かしこまりました」
「本日は歩き方です。まずは1冊本を頭に乗せて白線の上を歩きます。3冊乗せて歩けたら合格です」「はい」
「本日は、お辞儀の仕方です。基本3段階に分かれていますので状況に応じて使い分けます。まず初めは軽く15度」「(ペコ)」
お嬢様は素直なので飲み込みがお早い。それに努力家です。基本的な作法と考え方はすぐに覚えてしまいました。
◇
ターナー家の一部メイドには、密かに伝え続けられている事がある。それが、
[ターナー式メイド歩行術]
ターナー家への絶対の忠誠があり、技術を会得出来るセンス・体力・根性が感じられる者だけに伝えられる事が出来る、秘中の技術。
私は先代のメイド長に教わりました。「必ず次代に伝えるのよ」そう言い残して彼女は去っていっきました。重圧から逃れる事が出来たという、爽やかな顔をして。
今のターナー家には伝えるべき人材がいない。以前2人に教えたが会得することができなかった。
でも、レイシアお嬢様なら……。
真面目で努力家、センスもありそう。何よりターナー家を裏切ることなどあり得ない。私ももういつまで務められるか。お嬢様に一旦託し、お嬢様からメイドに伝えて貰えれば。
よし、お嬢様を鍛えよう。
何年も使われていない社交ホール。お嬢様と2人きり。誰も入らないように内鍵をかけた。
「お嬢様。なぜターナー家のメイドのスカートがこのように長いのか分かりますか。それは足の運びを悟らせないためです。混み合うパーティー会場、酔いが回ってふらつくゲスト、嫌がらせでご令嬢にワインをかけようとする悪役令嬢、色っぽいメイドを連れ去ろうとする小太りの成金貴族。その様なパーティーの中でも、自由自在に動き回るために伝えられた歩行術。それが[ターナー式メイド歩行術]です。それではレッスンの開始です」
スカートの裾を摘み太ももがあらわになるまでたくし上げる。恥ずかしさで震えそうになる。しかし脚の使い方を伝授するにはこの方法しかないのよ。レッスンに集中しましょう。ポーカーフェイス、ポーカーフェイス。
「お尻をキュッと引き締め、膝をこの様にほんの少しだけ曲げます」
お嬢様は私と同じ様に、いえ、豪快にスカートをたくし上げ、膝を曲げました。そうだよね。5歳だから恥ずかしくないわよね。意識しすぎていましたわ、私。
「曲げ過ぎです……そうそこ! そこでキープ。踵がわずかに上っているから意識して……そう。そして爪先をナプキン2枚分程上げて前に移動。このように動かします」
「足がプルプルします」
「最初は仕方ありません。慣れて来ればずっと出来る様になりますよ。これが[ターナー式メイド歩行術その一 【猫脚】 猫脚は全ての歩行術の基礎となります。この歩行が、どんな時でも出来るように、訓練は怠らないこと。よろしいですか」
「はい。先生」
「よろしいです。では本日はここまでにいたしましょう」
私は、お嬢様は必ず最終奥義【盤投】まで到達出来る。そんな予感で心が踊った。
もちろん、一般的なメイドのお仕事は、お嬢様は完璧にこなせるようになりましたよ。これで素敵なお姉さまになれますね。レイシアお嬢様。
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「貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~」https://www.alphapolis.co.jp/novel/892339298/357766056 #
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