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第4章 投稿するまでやることは?(カクヨム攻略法)

第23話 長いタイトル問題 (本当に投稿するよ)

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「お品書き見せて」

 みちのが気怠けだるそうに言うと、モコりんが差しだして一緒にのぞき込みました。

「本当に書いてないわ。なんで見落としたんだろう」

「タイトルよりキャッチコピーが目立つから……」

「思い込みって怖いわね。で、なんでタイトル消したの?」

「創作論をいろいろ読んでいたら、『タイトルは長い方がいい』って書いてあったから。『黒猫の散歩道』じゃ短いかなって思ったの」

 ひながそう言うと、みちのが頭を抱えた。

「あ~、長いタイトル問題か~。あれはね~、難しいわよね~」

みちのはどこか遠くを眺めながら答えていました。

「あれはね、いつも論争になるけど、みんな好きに言ってるだけで結局よく分かっていないのよ。でもね、ファンタジー以外は気にすることないと思うの」

「そうなんですか?」

「童話とか現代ドラマとかだと短いタイトル多いし、かえってジャマになるときもあるわ。無理やり長くするより好きに付けた方がいいわよ。ファンタジー以外ならね。長く付けたかったら長く、短いなら短く。それでいいんじゃない?」

「ファンタジーは?」

「う~ん。長い方が読まれやすいのはあると思うけど……よく分かんないね」

 ひなはタイトルを最初に考えた『黒猫の散歩道』にすることに決めました。

「さあモコりん、お品書き書きを換えて!」

「分かった。やるよ」

 モコりんがお品書きを書き換え最終チェックに入りました。

「小説タイトル     OK
 オリジナル小説 童話 OK
 キャッチコピー    OK
 紹介文(あらすじ)    OK
 セルフレイティング  OK
 タグ         OK
 イメージカラー    OK
 広告表示  する   OK

 さあ、いつでも投稿できるよ」

 ひなは、2人を見てうなずきました。
 そして、投稿ボタンを押しました。

 その瞬間、ひなの屋台が一瞬光り、屋台においしそうなりんご飴が5つ並びました。

「これが、わたしの作品。わたしのお店」

 ひなは、初めての投稿、初めてのお店の開店に感動で胸がいっぱいになりました。
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