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六章
他人の心に住む方法(4)
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「俺は葵が好きだ! 友達としてじゃない、異性として、一人の女性として愛している!」
「…………!」
葵は俺の告白に目を見開いて驚いている。変な勘違いをせず、素直に言葉通りに受け取ってくれたようだ。長い前置きをしたかいがあった。
俺は葵の感情の整理がつく前に畳みかける。
「ずっと昔から好きだった! 葵にその気が無いのは分かっていながらも想い続けた! 子供みたいに好奇心が旺盛な所も、周りが見えず突っ走ってしまうところも、分からないことでも必死に理解しようと努力するところも、本当に優しくて他人に気を遣える癖に自分に向けられる感情には鈍感なところも、昨日読んだ本に感情を左右される純粋なところも、一つのこと聞かれたら十個の事を返す説明好きなところも、体を動かすことについてはどこまでもポンコツなところも、さらさらの髪も、整った顔も、発育不良の体も、全部! 全部大好きだ!」
十年間、溜まり続けていた想いの数々を葵にぶつける。
「ただずっと近くにいたから好きだってわけじゃない! 俺はきっと幼馴染じゃなくても葵のことを好きになっていた! 葵以外の誰かを好きになるなんて俺には考えられない! 世界中の誰よりも葵のことが大好きだ! だから俺は今日ここで自分の気持ちと決着をつけて、十七年に及ぶ人生の幕を閉じようと思う」
俺は葵に伝えたかった全ての気持ちを言い切ると、口を閉じて空を仰いだ。
沈みかけの太陽も、俺にしか見えていないらしい天使も、雲も、鳥も、皆が拍手してくれている。スタンディングオベーション。俺は一世一代の舞台で大成功を収めることが出来た。
その証拠にほら、葵だって俺の想像通りに酷く取り乱してくれている。
「ま、待て。待ってくれ。話が急すぎて頭が混乱している。君が私を、その、そういう意味で好きだったということは分かった。でもなんでそれで君が死ぬことになるんだっ!」
葵は右手で頭を抱えて叫ぶ。もしかしたら両親が死んだ時の事でもフラッシュバックしているのかもしれない。
「なんでって言われてもなぁ……、このまま生きてても葵が俺の気持ちに応えられないのは分かりきってるんだ。だったら俺はここで死んだ方が良い。自然と疎遠になるより、無理して一緒にいるより、劇的に別れた方が葵の中で俺という存在を強く意識させることが出来る。そうしたら葵の心の中に一生住み続けられるだろ?」
葵に告白して、葵の目の前で死ぬ。
それが俺の考えだした葵の心を打ち抜く方法だ。葵は石山のように道行く人間にまでは感情移入しないが、両親が死んだらしばらく塞ぎ込むくらいには情のある人間だ。生まれてからずっと、それこそ家族のように接してきた俺が死んでもきっと同じくらいには心にくるだろう。
「そんなことをされても迷惑なだけだ。むしろ今回の事で君の事が嫌いになって、明日には君を忘れようとするかもしれないぞ」
「嘘だな。お前はそんな器用な人間じゃない。野依葵はそんな風に都合よく感情をコントロール出来ない。なんだかんだ言っても葵は俺のことを背負ってくれるさ、俺はそう信じてる」
もしもこの先、葵のことを好きになった人間が出てきて葵に告白したとしても、その時は確実に俺のことが脳裏によぎる。
悲しみはいずれ薄れていくとしても、顔はいずれ忘れられるとしても、俺という存在は葵の中から消えることが無くなる。
俺はそれでいい。そうなることが俺の幸せだ。
「君は分かっているのか? 死んだらすべてが終わりだ、死ぬことで得られる幸せなんてない。それよりも私は、君にこれからも一緒に生きてほしいと思う」
葵は自身の胸を強く抑えながら訴えてくる。
なんだか、以前も似たような台詞を聞いた気がする。だけど葵、そんなんじゃ駄目だ。そんなことを言われても俺の考えが変わることは無い。
「違うな。俺の人生は死んでからが本番なんだ。死ぬことで俺はやっと、本当の意味で葵と一緒に居られる」
「それが分からないんだ! なんでそんな考え方になるっ!」
「ああ、分からないだろうな。分かるようなら俺はこんな方法を取ってない。いや、別に葵を責めてる訳じゃない。分からなくて当然なんだ。鼠は空を飛べるが故の苦労を知らないだろうし、鳥は地を這うが故の苦労を知らない。俺は旧時代の人間で葵は新時代の人間、どうしたってこの溝は埋められない」
そうだ、だからこんな荒療治をしたところで葵が俺の事を好きになるわけがない。だけどこうすることで俺は葵に一番近しい人間になれる。一番近い所から離れないでいられる。それで十分だ。
「……私と君の間に溝なんて存在しないと思っていた。でもそれは、君が溝を感じないように振る舞ってくれていたおかげなんだろうね。ねえ、詩音。やっぱり私は納得できないよ。私はもっと君と話がしたい。君が何を思っていたのかをもっと聞かせてほしいんだ。私に不満があったのなら遠慮なく言ってくれ。改善できるように努力をしていく。だから……」
だから自殺をやめてくれ、と言いたかったのだろう。でも俺の顔を見て、言っても意味が無いことに気付いた。
改善? そんな自分の意思一つで変えられる類のものじゃない。そう定められて生まれてきた以上、その定めからはどうやっても逃れられない。どれだけ努力をしても人間の背中から羽は生えない。
それよりも葵は分かっているのだろうか。葵が必死になって俺を止めようとすればするほど、俺の決意は強固になっていくのに。
多分気付いていないのだろう。だからこそ葵はまだ諦めずに俺を止めるための案を考えている。
「そうだ、良いことを思いついた! 一度、男女の付き合いというのを経験してみないか? 今までのような関係じゃなく、恋愛小説の登場人物になった気分で日々を過ごしてみるんだ。ほら、経験しないと分からないこともあるだろう? もしかしたらそうしている内に、君と私の間にある溝は埋まるかもしれないじゃないか」
葵は名案だとばかりに手を叩き、下手くそな笑顔を作る。
そんな葵の気遣いに俺はもう涙が出てきそうな気分になる。
「ははっ、おまえのそれは優しさなんだろうな。俺を死なせないために、自分の気持ちは横に置いてそんなことを言ってくれるんだ」
「ちがっ……!」
「だけどな葵、それは残酷だ。葵の言う通り、これから恋人同士になったとしよう。恋人らしく手を繋いでどこかに行ったり、体を重ねたりしたとしよう。だけどそれは全部葵の我慢の上に成り立つものだ。振る舞いだけ恋人らしくしたって、心は恋人になる前から一ミリも近づいていない。二人ともが幸せになることは出来ないどころか両方とも不幸になる」
そんなのはごめんだ。一生をかけて自分と好きな人を傷つける趣味は俺には無い。
葵も根っこのところではそう思っていたのか、これについて反論することは無かった。
そろそろいいだろうか、最後にいっぱい葵と話せたことだし俺に思い残すことはもうない。逆に葵には沢山思い残してもらわないと困るから、あんまり時間は与えない方が良い。インパクトが薄れてしまう。
「よし、俺はもう行くことにするよ」
一応、最後に予告だけはしておくことにした。何も言わずに飛び降りるのは、なんだか葵に失礼な気がして。
「くっ……!」
葵は俺の言葉に本気を感じ取ったのか、こちらに走って手を伸ばしてくる。
ははは、隼人ならともかく葵が追い付くわけないだろう。もし追いついたとしても俺の体重を支えられない。
じゃあな葵。いったんさよならだ。
「どうか俺の事を忘れないでいてくれ」
最後にそう言い残し、俺は体を後ろに倒した。
境界線を越え、重力に逆らわず地面へと真っ逆さま。数秒後には赤い花を咲かせているだろう。
視界も意識も暗闇に落ちていく。そんな状態でも頭に思い浮かぶのは葵のことばかり。
ああ全く、俺は何て幸、せ、…………………………。
「…………!」
葵は俺の告白に目を見開いて驚いている。変な勘違いをせず、素直に言葉通りに受け取ってくれたようだ。長い前置きをしたかいがあった。
俺は葵の感情の整理がつく前に畳みかける。
「ずっと昔から好きだった! 葵にその気が無いのは分かっていながらも想い続けた! 子供みたいに好奇心が旺盛な所も、周りが見えず突っ走ってしまうところも、分からないことでも必死に理解しようと努力するところも、本当に優しくて他人に気を遣える癖に自分に向けられる感情には鈍感なところも、昨日読んだ本に感情を左右される純粋なところも、一つのこと聞かれたら十個の事を返す説明好きなところも、体を動かすことについてはどこまでもポンコツなところも、さらさらの髪も、整った顔も、発育不良の体も、全部! 全部大好きだ!」
十年間、溜まり続けていた想いの数々を葵にぶつける。
「ただずっと近くにいたから好きだってわけじゃない! 俺はきっと幼馴染じゃなくても葵のことを好きになっていた! 葵以外の誰かを好きになるなんて俺には考えられない! 世界中の誰よりも葵のことが大好きだ! だから俺は今日ここで自分の気持ちと決着をつけて、十七年に及ぶ人生の幕を閉じようと思う」
俺は葵に伝えたかった全ての気持ちを言い切ると、口を閉じて空を仰いだ。
沈みかけの太陽も、俺にしか見えていないらしい天使も、雲も、鳥も、皆が拍手してくれている。スタンディングオベーション。俺は一世一代の舞台で大成功を収めることが出来た。
その証拠にほら、葵だって俺の想像通りに酷く取り乱してくれている。
「ま、待て。待ってくれ。話が急すぎて頭が混乱している。君が私を、その、そういう意味で好きだったということは分かった。でもなんでそれで君が死ぬことになるんだっ!」
葵は右手で頭を抱えて叫ぶ。もしかしたら両親が死んだ時の事でもフラッシュバックしているのかもしれない。
「なんでって言われてもなぁ……、このまま生きてても葵が俺の気持ちに応えられないのは分かりきってるんだ。だったら俺はここで死んだ方が良い。自然と疎遠になるより、無理して一緒にいるより、劇的に別れた方が葵の中で俺という存在を強く意識させることが出来る。そうしたら葵の心の中に一生住み続けられるだろ?」
葵に告白して、葵の目の前で死ぬ。
それが俺の考えだした葵の心を打ち抜く方法だ。葵は石山のように道行く人間にまでは感情移入しないが、両親が死んだらしばらく塞ぎ込むくらいには情のある人間だ。生まれてからずっと、それこそ家族のように接してきた俺が死んでもきっと同じくらいには心にくるだろう。
「そんなことをされても迷惑なだけだ。むしろ今回の事で君の事が嫌いになって、明日には君を忘れようとするかもしれないぞ」
「嘘だな。お前はそんな器用な人間じゃない。野依葵はそんな風に都合よく感情をコントロール出来ない。なんだかんだ言っても葵は俺のことを背負ってくれるさ、俺はそう信じてる」
もしもこの先、葵のことを好きになった人間が出てきて葵に告白したとしても、その時は確実に俺のことが脳裏によぎる。
悲しみはいずれ薄れていくとしても、顔はいずれ忘れられるとしても、俺という存在は葵の中から消えることが無くなる。
俺はそれでいい。そうなることが俺の幸せだ。
「君は分かっているのか? 死んだらすべてが終わりだ、死ぬことで得られる幸せなんてない。それよりも私は、君にこれからも一緒に生きてほしいと思う」
葵は自身の胸を強く抑えながら訴えてくる。
なんだか、以前も似たような台詞を聞いた気がする。だけど葵、そんなんじゃ駄目だ。そんなことを言われても俺の考えが変わることは無い。
「違うな。俺の人生は死んでからが本番なんだ。死ぬことで俺はやっと、本当の意味で葵と一緒に居られる」
「それが分からないんだ! なんでそんな考え方になるっ!」
「ああ、分からないだろうな。分かるようなら俺はこんな方法を取ってない。いや、別に葵を責めてる訳じゃない。分からなくて当然なんだ。鼠は空を飛べるが故の苦労を知らないだろうし、鳥は地を這うが故の苦労を知らない。俺は旧時代の人間で葵は新時代の人間、どうしたってこの溝は埋められない」
そうだ、だからこんな荒療治をしたところで葵が俺の事を好きになるわけがない。だけどこうすることで俺は葵に一番近しい人間になれる。一番近い所から離れないでいられる。それで十分だ。
「……私と君の間に溝なんて存在しないと思っていた。でもそれは、君が溝を感じないように振る舞ってくれていたおかげなんだろうね。ねえ、詩音。やっぱり私は納得できないよ。私はもっと君と話がしたい。君が何を思っていたのかをもっと聞かせてほしいんだ。私に不満があったのなら遠慮なく言ってくれ。改善できるように努力をしていく。だから……」
だから自殺をやめてくれ、と言いたかったのだろう。でも俺の顔を見て、言っても意味が無いことに気付いた。
改善? そんな自分の意思一つで変えられる類のものじゃない。そう定められて生まれてきた以上、その定めからはどうやっても逃れられない。どれだけ努力をしても人間の背中から羽は生えない。
それよりも葵は分かっているのだろうか。葵が必死になって俺を止めようとすればするほど、俺の決意は強固になっていくのに。
多分気付いていないのだろう。だからこそ葵はまだ諦めずに俺を止めるための案を考えている。
「そうだ、良いことを思いついた! 一度、男女の付き合いというのを経験してみないか? 今までのような関係じゃなく、恋愛小説の登場人物になった気分で日々を過ごしてみるんだ。ほら、経験しないと分からないこともあるだろう? もしかしたらそうしている内に、君と私の間にある溝は埋まるかもしれないじゃないか」
葵は名案だとばかりに手を叩き、下手くそな笑顔を作る。
そんな葵の気遣いに俺はもう涙が出てきそうな気分になる。
「ははっ、おまえのそれは優しさなんだろうな。俺を死なせないために、自分の気持ちは横に置いてそんなことを言ってくれるんだ」
「ちがっ……!」
「だけどな葵、それは残酷だ。葵の言う通り、これから恋人同士になったとしよう。恋人らしく手を繋いでどこかに行ったり、体を重ねたりしたとしよう。だけどそれは全部葵の我慢の上に成り立つものだ。振る舞いだけ恋人らしくしたって、心は恋人になる前から一ミリも近づいていない。二人ともが幸せになることは出来ないどころか両方とも不幸になる」
そんなのはごめんだ。一生をかけて自分と好きな人を傷つける趣味は俺には無い。
葵も根っこのところではそう思っていたのか、これについて反論することは無かった。
そろそろいいだろうか、最後にいっぱい葵と話せたことだし俺に思い残すことはもうない。逆に葵には沢山思い残してもらわないと困るから、あんまり時間は与えない方が良い。インパクトが薄れてしまう。
「よし、俺はもう行くことにするよ」
一応、最後に予告だけはしておくことにした。何も言わずに飛び降りるのは、なんだか葵に失礼な気がして。
「くっ……!」
葵は俺の言葉に本気を感じ取ったのか、こちらに走って手を伸ばしてくる。
ははは、隼人ならともかく葵が追い付くわけないだろう。もし追いついたとしても俺の体重を支えられない。
じゃあな葵。いったんさよならだ。
「どうか俺の事を忘れないでいてくれ」
最後にそう言い残し、俺は体を後ろに倒した。
境界線を越え、重力に逆らわず地面へと真っ逆さま。数秒後には赤い花を咲かせているだろう。
視界も意識も暗闇に落ちていく。そんな状態でも頭に思い浮かぶのは葵のことばかり。
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