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第一章
異世界転生……?
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「リュヌ! リュヌ!」
「……うぅんあと五分……」
なーんか呼ばれてる気がするけど布団が離してくれないし……。もうちょっと……。
「寝たらダメだっ!!」
「うわっ! ってどうしたの皆して」
「どうしたの? じゃないよまったく! 突然変なこと言って倒れたからびっくりしたんだぞ!」
気持ちよく二度寝と洒落こもうとしていたところ、突然耳元で大きな声がしたと思ったらフォル兄に体をものすごい力で揺さぶられた。そんな中でまだ眠れるほどいぎたないわけではないため起き上がると、そこには今にも泣きそうな顔をした家族全員が俺を囲むようにして立っていた。……あれ、俺って倒れたのか?
「体に異常は無いみたいだし精神魔法を掛けられたわけでもないみたいだけど……気分はどう?」
母さんは黒い瞳をうるうるさせながら俺の頭を優しく撫でた。その手が少し震えているのを見るに、相当動揺したらしい。
「なんともないよ母さん。心配かけてごめんなさい」
正直なんで皆こんな俺を心配してるのかはわからないけどとりあえず謝っておく。ずっと俺の腹部に抱き着いているフォル兄の肩をぽんぽんと叩きつつ放してもらうように頼むと、渋々立ちあがった。……鼻水が少し垂れていて折角のイケメンが台無しだなぁ。……ん? イケメンってなんだっけ?
「とにかくなんともないならよかった……。でもしばらくは安静にしていた方が良いな」
なぜか脳裏に浮かんだ知らない言葉に首をかしげていると、父さんに優しく布団に戻された。なんだなんだ、まだ寝てて良いのか。俺が大人しく布団にもぐりこむのを見届け、父さんと母さんは頭を撫でてから部屋を出ていった。まだぐずぐず鼻を鳴らしているフォル兄は、「何かあったらすぐ呼ぶんだぞ」と言って銀色のベルを置いたマウ兄に引っ張られる形で部屋を出ていった。なんだか可愛いなあ……。
「いやいや、フォル兄とマウ兄に可愛いなんて変だ」
うーんさっきからなんか変だ。自分が自分でないというか、なんかちょっと世界の見え方が違うというか……。
「……あっ」
不思議な感覚の正体がわからないままなんとなく天井を見つめているうちに、段々何があったか思い出してきた。
若干思い出しすぎな気もするが……。
「そっか、前世ってやつを思い出してぶっ倒れたんだ」
俺、リュヌ・ヘイアン十歳はどうやら今の人生とは違う人生を生きたことがあったらしい。一応自分のことなのにらしいなんて使うのは変だけど、記憶があるだけで今はリュヌとして生きているんだし許してほしい。
「うーん、一回整理してみようかな」
体はなんともないがなんとなく布団から出るのが億劫だったので、とりあえず空中に思い出したことをメモしてみる。指先に魔力を集中させて軌道に色を付ければもうそれは立派なペンだ。
「えーっと……日本って場所で暮らしてて、家族は……多分いなかった? そんでもう大人だった気がする」
とにかく思い出した情報を書き殴っていく。生まれた場所や住んでいた場所、時代の流れや自分が見聞きしたこと、好きだったこと、よくやっていたこと……。
「全然違う世界なんだなぁ」
思い出せたことをとにかく書き殴ってみると結構な文量になっていた。こうして客観視してみると中々面白い前世だったようだ。なんか、もっとうまいこと文章に起こせたら吟遊詩人の仲間入りができそうだなぁ。
「でも魔法が無いのは不便だな」
どうやら前世の自分が生きていた世界では、魔法が無い代わりに科学というものが発達していたらしい。スマホとかゲームとかよく自分がいじっていたものはたしかに面白そうだけど、魔法が無いのはなんだか淋しい。まあ、魔法が無いとはいえ魔法という概念は存在していたっぽいけど。
「うーんこれって異世界転生? ちょっと違うのかな」
かつての自分が好きだったもののひとつであるネット小説とやらで人気だった『異世界転生』というジャンル。今の俺はこれに当てはまるのだろうか?
「でも別にゲームで見た世界だ! ってわけでもないし、普通にたまたま前世を思い出しただけなのかな」
なんだか考えれば考えるだけわけがわからなくなりそうだし、もうやめとこう。
俺はメモを消し、一旦前世について考えることをやめた。俺は俺。今はそれだけで良いやと寝返りを打つと、窓の外にトールが座っていた。
「トール! 珍しいなこっちまで来るの」
『なんだか騒がしかったからな。大丈夫かリュヌ?』
トールは当たり前のように窓をすり抜け、その大きな体を器用に丸めてベッドの横に伏せた。
「うーん大丈夫と言えば大丈夫だし、だいじょばないと言えばだいじょばないかも」
『なんじゃそりゃ。……ん? いつの間にか開花してるな』
「開花? 花なんてないけど」
トールはもふもふの尻尾を揺らしながら俺の胸元に鼻を寄せた。スンスンと匂いを嗅がれたかと思うと、よくわからないことを言い始めた。
『花じゃねえよぉ。器だよ器。今朝まで閉じてたもう一つの器が開いてるもんだからよ』
「器に開花なんて使う? それ幻獣ジョーク?」
『ったく生意気なガキだなぁ……。魂のことだよ。た・ま・し・い!』
まったくしょうがねえなあなんて呆れた声で言いながらトールは立ち上がると、俺の頭に前足をぽんと置いた。
「うわなんだよぉ急に」
魂? 器? その並びはどっかで見た気はするんだけどなぁなんて頭上にはてなを浮かべていると、トールは突然魔力を流し込んできた。たまにいたずらでやってくるのだが、幻獣の魔力が人間の、しかもまだ十歳の俺に馴染むわけもなくいつも静電気のようにピリピリとするのだ。
「……ってあれ? ピリピリしない」
『ふん、ほんとに生意気なガキだ。たかが十歳でこのオレの魔力を吸収しちまうようになっちまってよぉ』
「どういうこと?」
桜色の鼻にしわを寄せながらトールはそう言った。ピリピリしないどころか心地良さを感じることに困惑していると、トールはため息と共に説明を始めた。
『元々お前の中には魂が二つあったんだが、一つはずっとただそこにあるだけで何の意味も無かったんだよ。まあ普通の人間には魂を複数持つやつは中々いねえし、持ってるだけでも珍しいんだけどよ。それが開花……あー、活動し始めるって言えば伝わるか? そうなったことでお前は今もう一人分魔力を蓄えられるってわけだ」
「……おぉ~」
『思考を放棄すんな! まあとにかく、人間が蓄えられる魔力量は魂の質に比例すんだよ。だから器って表現がよく使われるわけだ。……人間で魂の質まで見れるやつは一握りだからあんまし浸透してないけどな』
「浸透してないなら俺がわからないのもしょうがないってわけだ」
『その開き直りが生意気なんだよお前は。でもただ魂が二つあるだけじゃ俺の魔力を拒否反応無しで吸収するまではいかねえ。……ふぅん、こりゃ随分図太い魂だな』
「なんか馬鹿にしてる?」
『いんや、褒めてる褒めてる。ま、お前ら一族は昔から特殊だからなぁ』
これで終わりとでも言いたげに大きく伸びをすると、トールは俺の顔をそのでかい舌でベロンと舐めた。
「くすぐったいっての! まあ、ありがとトール」
『ふん……さっさと体調万全にしてあいつら静かにさせろぉ。めそめそ煩くてかなわん』
トールはそう言い残すと瞬きの内に姿を消した。さっきまでいたところを見ると一輪の花が落ちていた。
「なんだあいつちゃんとお見舞いに来てくれたのか」
その花は薬にすると体の不調を一気に回復させるものであり、父さんや母さんも良く商品として扱うものだ。
「なんか色々ありすぎてまじで眠くなってきた……」
窓から差し込む光はいつの間にか夕日に変わり、気温も段々下がってきた。オレンジ色の光とふかふかの布団に包まれた俺は、色々と頭を使った疲れもあり重力に任せて重い瞼を下ろした。
眠りに落ちる直前、遠くの方からかすかに薬の調合時のこぽこぽとした音や、ガラスのカチャカチャとした音が聞こえてきて、俺は知らず知らずのうちに抱いていた不安がゆっくりとかされていくのを感じながら深い眠りについた。
「……うぅんあと五分……」
なーんか呼ばれてる気がするけど布団が離してくれないし……。もうちょっと……。
「寝たらダメだっ!!」
「うわっ! ってどうしたの皆して」
「どうしたの? じゃないよまったく! 突然変なこと言って倒れたからびっくりしたんだぞ!」
気持ちよく二度寝と洒落こもうとしていたところ、突然耳元で大きな声がしたと思ったらフォル兄に体をものすごい力で揺さぶられた。そんな中でまだ眠れるほどいぎたないわけではないため起き上がると、そこには今にも泣きそうな顔をした家族全員が俺を囲むようにして立っていた。……あれ、俺って倒れたのか?
「体に異常は無いみたいだし精神魔法を掛けられたわけでもないみたいだけど……気分はどう?」
母さんは黒い瞳をうるうるさせながら俺の頭を優しく撫でた。その手が少し震えているのを見るに、相当動揺したらしい。
「なんともないよ母さん。心配かけてごめんなさい」
正直なんで皆こんな俺を心配してるのかはわからないけどとりあえず謝っておく。ずっと俺の腹部に抱き着いているフォル兄の肩をぽんぽんと叩きつつ放してもらうように頼むと、渋々立ちあがった。……鼻水が少し垂れていて折角のイケメンが台無しだなぁ。……ん? イケメンってなんだっけ?
「とにかくなんともないならよかった……。でもしばらくは安静にしていた方が良いな」
なぜか脳裏に浮かんだ知らない言葉に首をかしげていると、父さんに優しく布団に戻された。なんだなんだ、まだ寝てて良いのか。俺が大人しく布団にもぐりこむのを見届け、父さんと母さんは頭を撫でてから部屋を出ていった。まだぐずぐず鼻を鳴らしているフォル兄は、「何かあったらすぐ呼ぶんだぞ」と言って銀色のベルを置いたマウ兄に引っ張られる形で部屋を出ていった。なんだか可愛いなあ……。
「いやいや、フォル兄とマウ兄に可愛いなんて変だ」
うーんさっきからなんか変だ。自分が自分でないというか、なんかちょっと世界の見え方が違うというか……。
「……あっ」
不思議な感覚の正体がわからないままなんとなく天井を見つめているうちに、段々何があったか思い出してきた。
若干思い出しすぎな気もするが……。
「そっか、前世ってやつを思い出してぶっ倒れたんだ」
俺、リュヌ・ヘイアン十歳はどうやら今の人生とは違う人生を生きたことがあったらしい。一応自分のことなのにらしいなんて使うのは変だけど、記憶があるだけで今はリュヌとして生きているんだし許してほしい。
「うーん、一回整理してみようかな」
体はなんともないがなんとなく布団から出るのが億劫だったので、とりあえず空中に思い出したことをメモしてみる。指先に魔力を集中させて軌道に色を付ければもうそれは立派なペンだ。
「えーっと……日本って場所で暮らしてて、家族は……多分いなかった? そんでもう大人だった気がする」
とにかく思い出した情報を書き殴っていく。生まれた場所や住んでいた場所、時代の流れや自分が見聞きしたこと、好きだったこと、よくやっていたこと……。
「全然違う世界なんだなぁ」
思い出せたことをとにかく書き殴ってみると結構な文量になっていた。こうして客観視してみると中々面白い前世だったようだ。なんか、もっとうまいこと文章に起こせたら吟遊詩人の仲間入りができそうだなぁ。
「でも魔法が無いのは不便だな」
どうやら前世の自分が生きていた世界では、魔法が無い代わりに科学というものが発達していたらしい。スマホとかゲームとかよく自分がいじっていたものはたしかに面白そうだけど、魔法が無いのはなんだか淋しい。まあ、魔法が無いとはいえ魔法という概念は存在していたっぽいけど。
「うーんこれって異世界転生? ちょっと違うのかな」
かつての自分が好きだったもののひとつであるネット小説とやらで人気だった『異世界転生』というジャンル。今の俺はこれに当てはまるのだろうか?
「でも別にゲームで見た世界だ! ってわけでもないし、普通にたまたま前世を思い出しただけなのかな」
なんだか考えれば考えるだけわけがわからなくなりそうだし、もうやめとこう。
俺はメモを消し、一旦前世について考えることをやめた。俺は俺。今はそれだけで良いやと寝返りを打つと、窓の外にトールが座っていた。
「トール! 珍しいなこっちまで来るの」
『なんだか騒がしかったからな。大丈夫かリュヌ?』
トールは当たり前のように窓をすり抜け、その大きな体を器用に丸めてベッドの横に伏せた。
「うーん大丈夫と言えば大丈夫だし、だいじょばないと言えばだいじょばないかも」
『なんじゃそりゃ。……ん? いつの間にか開花してるな』
「開花? 花なんてないけど」
トールはもふもふの尻尾を揺らしながら俺の胸元に鼻を寄せた。スンスンと匂いを嗅がれたかと思うと、よくわからないことを言い始めた。
『花じゃねえよぉ。器だよ器。今朝まで閉じてたもう一つの器が開いてるもんだからよ』
「器に開花なんて使う? それ幻獣ジョーク?」
『ったく生意気なガキだなぁ……。魂のことだよ。た・ま・し・い!』
まったくしょうがねえなあなんて呆れた声で言いながらトールは立ち上がると、俺の頭に前足をぽんと置いた。
「うわなんだよぉ急に」
魂? 器? その並びはどっかで見た気はするんだけどなぁなんて頭上にはてなを浮かべていると、トールは突然魔力を流し込んできた。たまにいたずらでやってくるのだが、幻獣の魔力が人間の、しかもまだ十歳の俺に馴染むわけもなくいつも静電気のようにピリピリとするのだ。
「……ってあれ? ピリピリしない」
『ふん、ほんとに生意気なガキだ。たかが十歳でこのオレの魔力を吸収しちまうようになっちまってよぉ』
「どういうこと?」
桜色の鼻にしわを寄せながらトールはそう言った。ピリピリしないどころか心地良さを感じることに困惑していると、トールはため息と共に説明を始めた。
『元々お前の中には魂が二つあったんだが、一つはずっとただそこにあるだけで何の意味も無かったんだよ。まあ普通の人間には魂を複数持つやつは中々いねえし、持ってるだけでも珍しいんだけどよ。それが開花……あー、活動し始めるって言えば伝わるか? そうなったことでお前は今もう一人分魔力を蓄えられるってわけだ」
「……おぉ~」
『思考を放棄すんな! まあとにかく、人間が蓄えられる魔力量は魂の質に比例すんだよ。だから器って表現がよく使われるわけだ。……人間で魂の質まで見れるやつは一握りだからあんまし浸透してないけどな』
「浸透してないなら俺がわからないのもしょうがないってわけだ」
『その開き直りが生意気なんだよお前は。でもただ魂が二つあるだけじゃ俺の魔力を拒否反応無しで吸収するまではいかねえ。……ふぅん、こりゃ随分図太い魂だな』
「なんか馬鹿にしてる?」
『いんや、褒めてる褒めてる。ま、お前ら一族は昔から特殊だからなぁ』
これで終わりとでも言いたげに大きく伸びをすると、トールは俺の顔をそのでかい舌でベロンと舐めた。
「くすぐったいっての! まあ、ありがとトール」
『ふん……さっさと体調万全にしてあいつら静かにさせろぉ。めそめそ煩くてかなわん』
トールはそう言い残すと瞬きの内に姿を消した。さっきまでいたところを見ると一輪の花が落ちていた。
「なんだあいつちゃんとお見舞いに来てくれたのか」
その花は薬にすると体の不調を一気に回復させるものであり、父さんや母さんも良く商品として扱うものだ。
「なんか色々ありすぎてまじで眠くなってきた……」
窓から差し込む光はいつの間にか夕日に変わり、気温も段々下がってきた。オレンジ色の光とふかふかの布団に包まれた俺は、色々と頭を使った疲れもあり重力に任せて重い瞼を下ろした。
眠りに落ちる直前、遠くの方からかすかに薬の調合時のこぽこぽとした音や、ガラスのカチャカチャとした音が聞こえてきて、俺は知らず知らずのうちに抱いていた不安がゆっくりとかされていくのを感じながら深い眠りについた。
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