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第19話 川の先へ
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自分のミスで死んでしまうとは。
なんとも情けない。
そう思って落ち込むと思っていたが、意外とすんなり行動ができた。
同じような事を繰り返してあの洞窟には近づかなければいい。
とにかく、生活基盤を整えいきたい。
前世の拠点についたが、やはり何も無い。
シェルター、罠、畑、食事場所、柵を作ろう。
これでとりあえずは死なない。
大体2週間ぐらいか?
弱音なんて吐いている場合じゃない。とにかく行動するのみ。そう思って早速手をつけようとした時。
思わぬ来客が来た。
「コケッ!!」
なんとボスが来た。
「ボス!?」
あまりにも驚いて駆け寄ろうとしたが、ボスは距離を取った。
やはり、新しく転生したのだから覚えているわけないか。
そう思っていたが、時間が経つにつれてボスは今まで通りの関係になった。
よかった、と安心してボスと共に頑張って拠点を作っていった。
1ヶ月が経った。
ボスと共に暮らしてから食料がかなり蓄えられている。
このまま死ぬまでここに暮らしてもいいが、やはり移動をしなければ。
そう思ったのは少し肌寒いと感じてきた時。
冬が怖かった。
今は魚や小動物、それとボスの卵で生きているが、冬になったら捕まえられるか分からない。
もっと蓄えが必要だと感じていた。
それに野菜がないので栄養とかそういう面で体調崩すのではないかと不安であった。
ここの拠点を離れるというのはとても辛い。
なんせ、結構頑張って作ったシェルターやらなんやらあるから。
色々考えた末、新天地を目指す。
一応、ボスに聞いてみたが、なんも不満そうな顔もしてなかったので移動を決行した。
大きなカゴに木炭と食料、道具を入れる。手には火を持ち、親友のボスと共にいざ新天地へ。
滝の上は崖ばっかで移動困難なため、川を下ることにした。
出来れば海なんてあればいいんだけどな。塩が欲しいから。
そう思いながら歩いていく。
途中で気になる木の実や葉っぱがあれば採取をしていく。
ちなみに目的地はないはないのだが、できる限り遠い場所を目指すことにしている。
食料は数週間ほど持つので野宿をしてどんどん進んでいく。
途中で疲れて休んだり、採取したりして進みは遅くなるが、なるべく遠くへ。
1週間ほど経過した。
森というより林程度になってきて、勾配も緩やかになってきた。
草原とか海とかその辺に着いてくれると嬉しいのだが。
そう思って歩いていくとたどり着いた。
「すっげぇ。めちゃくちゃ大きいな」
「コケ、コケ!!」
「あぁ、この辺にしようか」
大きな湖にたどり着いた。
なんとも情けない。
そう思って落ち込むと思っていたが、意外とすんなり行動ができた。
同じような事を繰り返してあの洞窟には近づかなければいい。
とにかく、生活基盤を整えいきたい。
前世の拠点についたが、やはり何も無い。
シェルター、罠、畑、食事場所、柵を作ろう。
これでとりあえずは死なない。
大体2週間ぐらいか?
弱音なんて吐いている場合じゃない。とにかく行動するのみ。そう思って早速手をつけようとした時。
思わぬ来客が来た。
「コケッ!!」
なんとボスが来た。
「ボス!?」
あまりにも驚いて駆け寄ろうとしたが、ボスは距離を取った。
やはり、新しく転生したのだから覚えているわけないか。
そう思っていたが、時間が経つにつれてボスは今まで通りの関係になった。
よかった、と安心してボスと共に頑張って拠点を作っていった。
1ヶ月が経った。
ボスと共に暮らしてから食料がかなり蓄えられている。
このまま死ぬまでここに暮らしてもいいが、やはり移動をしなければ。
そう思ったのは少し肌寒いと感じてきた時。
冬が怖かった。
今は魚や小動物、それとボスの卵で生きているが、冬になったら捕まえられるか分からない。
もっと蓄えが必要だと感じていた。
それに野菜がないので栄養とかそういう面で体調崩すのではないかと不安であった。
ここの拠点を離れるというのはとても辛い。
なんせ、結構頑張って作ったシェルターやらなんやらあるから。
色々考えた末、新天地を目指す。
一応、ボスに聞いてみたが、なんも不満そうな顔もしてなかったので移動を決行した。
大きなカゴに木炭と食料、道具を入れる。手には火を持ち、親友のボスと共にいざ新天地へ。
滝の上は崖ばっかで移動困難なため、川を下ることにした。
出来れば海なんてあればいいんだけどな。塩が欲しいから。
そう思いながら歩いていく。
途中で気になる木の実や葉っぱがあれば採取をしていく。
ちなみに目的地はないはないのだが、できる限り遠い場所を目指すことにしている。
食料は数週間ほど持つので野宿をしてどんどん進んでいく。
途中で疲れて休んだり、採取したりして進みは遅くなるが、なるべく遠くへ。
1週間ほど経過した。
森というより林程度になってきて、勾配も緩やかになってきた。
草原とか海とかその辺に着いてくれると嬉しいのだが。
そう思って歩いていくとたどり着いた。
「すっげぇ。めちゃくちゃ大きいな」
「コケ、コケ!!」
「あぁ、この辺にしようか」
大きな湖にたどり着いた。
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