YouTuber犬『みたらし』の日常

雪月風花

文字の大きさ
上 下
218 / 365

第218話 みかん

しおりを挟む
 オレの名前は『みたらし』。
 三歳の柴犬だ。

 パパさんとママさんが、コタツに入ってTVのお笑い番組を見ている。
 朝から晩までずっと芸人さんがTVに出てなんかやってる。
 お正月っていうのは、なんでこんなにお笑い番組が多いんだろうな。
 ま、どうでもいいけどね。

 オレも一緒にコタツに入ってぬくぬくしていると、ママさんがコタツの真ん中に置いてあるみかんを食べ始めた。

 あ! オレも! オレも欲しい!
 オレはムクっと起き上がると、ママさんの傍に行った。

 ――あんたも食べたいの? そっかそっか。今剥いてあげるからちょっと待ちなさい。
 
 笑いながらママさんがみかんを剥いてくれる。
 そそ、筋も丁寧に取ってくれぃ。

 ぺろっ。
 くっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ。

 美味い、美味い! 甘くって最高! 乾いた身体に水分が染み渡るぞぉ!

 ありがと、ママさん。
 そして今日も、みかんがジューシー!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

こわモテ男子と激あま婚!? 〜2人を繋ぐ1on1、ブザービートからはじまる恋〜

おうぎまちこ(あきたこまち)
児童書・童話
 お母さんを失くし、ひとりぼっちになってしまったワケアリ女子高生の百合(ゆり)。  とある事情で百合が一緒に住むことになったのは、学校で一番人気、百合の推しに似ているんだけど偉そうで怖いイケメン・瀬戸先輩だった。  最初は怖くて仕方がなかったけれど、「好きなものは好きでいて良い」って言って励ましてくれたり、困った時には優しいし、「俺から離れるなよ」って、いつも一緒にいてくれる先輩から段々目が離せなくなっていって……。    先輩、毎日バスケをするくせに「バスケが嫌い」だっていうのは、どうして――?    推しによく似た こわモテ不良イケメン御曹司×真面目なワケアリ貧乏女子高生との、大豪邸で繰り広げられる溺愛同居生活開幕! ※じれじれ? ※ヒーローは第2話から登場。 ※5万字前後で完結予定。 ※1日1話更新。 ※第15回童話・児童書大賞用作品のため、アルファポリス様のみで掲載中。→noichigoさんに転載。

ゲームシステムから自由になったNPCの私が勇者様を助けようとしたお話

めぐめぐ
児童書・童話
ストック村のアリッサは、村の名を伝えるだけのNPC。 そんな彼女が何故か心を持ち、勇者に恋をしました。 そんな彼女の元に、気まぐれな神様がやって来て願いをかなえてくれると言います。 大好きな勇者の手伝いをしたいと願い、アリッサはゲームシステムから自由になりましたが、役に立たないと思っていた彼女には、大切な役目があったのです。 とても、とても大切な役割が――

【完結!】ぼくらのオハコビ竜 ーあなたの翼になりましょうー

Sirocos(シロコス)
児童書・童話
『絵本・児童書大賞(君とのきずな児童書賞)』にエントリーしている作品になります。 皆さまどうぞ、応援くださいませ!!ペコリ(o_ _)o)) 【本作は、アルファポリスきずな文庫での出版を目指して、本気で執筆いたしました。最後までどうぞお読みください!>^_^<】 君は、『オハコビ竜』を知っているかな。かれらは、あの空のむこうに存在する、スカイランドと呼ばれる世界の竜たち。不思議なことに、優しくて誠実な犬がまざったような、世にも奇妙な姿をしているんだ。 地上界に住む君も、きっとかれらの友達になりたくなるはず! 空の国スカイランドを舞台に、オハコビ竜と科学の力に導かれ、世にも不思議なツアーがはじまる。 夢と楽しさと驚きがいっぱい! 竜と仮想テクノロジーの世界がミックスした、ドラゴンSFファンタジー! (本作は、小説家になろうさん、カクヨムさんでも掲載しております)

妖精の風の吹くまま~家を追われた元伯爵令嬢は行き倒れたわけあり青年貴族を拾いました~

狭山ひびき@バカふり160万部突破
児童書・童話
妖精女王の逆鱗に触れた人間が妖精を見ることができなくなって久しい。 そんな中、妖精が見える「妖精に愛されし」少女エマは、仲良しの妖精アーサーとポリーとともに友人を探す旅の途中、行き倒れの青年貴族ユーインを拾う。彼は病に倒れた友人を助けるために、万能薬(パナセア)を探して旅をしているらしい。「友人のために」というユーインのことが放っておけなくなったエマは、「おいエマ、やめとけって!」というアーサーの制止を振り切り、ユーインの薬探しを手伝うことにする。昔から妖精が見えることを人から気味悪がられるエマは、ユーインにはそのことを告げなかったが、伝説の万能薬に代わる特別な妖精の秘薬があるのだ。その薬なら、ユーインの友人の病気も治せるかもしれない。エマは薬の手掛かりを持っている妖精女王に会いに行くことに決める。穏やかで優しく、そしてちょっと抜けているユーインに、次第に心惹かれていくエマ。けれども、妖精女王に会いに行った山で、ついにユーインにエマの妖精が見える体質のことを知られてしまう。 「……わたしは、妖精が見えるの」 気味悪がられることを覚悟で告げたエマに、ユーインは―― 心に傷を抱える妖精が見える少女エマと、心優しくもちょっとした秘密を抱えた青年貴族ユーイン、それからにぎやかな妖精たちのラブコメディです。

シンクの卵

名前も知らない兵士
児童書・童話
小学五年生で文房具好きの桜井春は、小学生ながら秘密組織を結成している。  メンバーは四人。秘密のアダ名を使うことを義務とする。六年生の閣下、同級生のアンテナ、下級生のキキ、そして桜井春ことパルコだ。  ある日、パルコは死んだ父親から手紙をもらう。  手紙の中には、銀貨一枚と黒いカードが入れられており、カードには暗号が書かれていた。  その暗号は市境にある廃工場の場所を示していた。  とある夜、忍び込むことを計画した四人は、集合場所で出くわしたファーブルもメンバーに入れて、五人で廃工場に侵入する。  廃工場の一番奥の一室に、誰もいないはずなのにランプが灯る「世界を変えるための不必要の部屋」を発見する五人。  そこには古い机と椅子、それに大きな本とインクが入った卵型の瓶があった。  エポックメイキング。  その本に万年筆で署名して、正式な秘密組織を発足させることを思いつくパルコ。  その本は「シンクの卵」と呼ばれ、書いたことが現実になる本だった。

屋根裏のねずみさん

にゃあちゃん
児童書・童話
 先住民であったねずみと他の動物の話です。

大きいねずみと小さいねずみ

山法師
児童書・童話
 ある棚の下に 二匹のねずみがおりました  一匹は大きく、一匹は小さく  その棚の下で暮らしておりました /二匹のねずみのおはなしです。少なめ文字数、それぞれ独立の全三話。/ 小説家になろうにも掲載しております。

【ノリと勢いのネタシリーズ①】よくあるおとぎ話

ルナ
児童書・童話
暇すぎて書きました。ネタです。

処理中です...