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第160話 牛乳屋さん
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オレの名前は『みたらし』。
二歳の柴犬だ。
ドルルルルン。
うぉ? バイクの音だ。誰か来たよ?
ママさんが玄関を開けて、来客に対応する。
どうやら牛乳屋さんの集金らしい。
何かあったらいけないので、オレはママさんの脇に立った。
『しらたま』も、ママさんを挟んでオレの反対側に立つ。
――あれ? 帰ってたんですか。
――そうなんです。留守番ですね。
――なるほど。あれ? 犬が増えてる?
――この子は、わたしが飼ってる犬です。
どうやらママさんのこと、昔から知ってるらしい。
なら安心かな?
オレと『しらたま』は、揃って撫でて貰った。
うん、いい人そうで良かった。
今日も朝からご機嫌だ、オレ。
うちも牛乳、届けてもらう?
二歳の柴犬だ。
ドルルルルン。
うぉ? バイクの音だ。誰か来たよ?
ママさんが玄関を開けて、来客に対応する。
どうやら牛乳屋さんの集金らしい。
何かあったらいけないので、オレはママさんの脇に立った。
『しらたま』も、ママさんを挟んでオレの反対側に立つ。
――あれ? 帰ってたんですか。
――そうなんです。留守番ですね。
――なるほど。あれ? 犬が増えてる?
――この子は、わたしが飼ってる犬です。
どうやらママさんのこと、昔から知ってるらしい。
なら安心かな?
オレと『しらたま』は、揃って撫でて貰った。
うん、いい人そうで良かった。
今日も朝からご機嫌だ、オレ。
うちも牛乳、届けてもらう?
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