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第8話 覚悟を決めろ
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焚き火越しに目が合った。
旅を始めて三日目の夜だ。
草むらから覗く爛々と輝く目。
こちらは焚き火の前に腰かけ、火にかけたポットの湯が沸くのを待ちながら。
向かうは生い茂る大量の草葉の陰から。
「うわぁぁぁぁ!」
「きゃああああ!!」
慌ててその場で立ち上がったオレが腰に佩いた剣に手をかけたのと同時に、すぐ真後ろからフィオナの甲高い悲鳴が響いた。
振り返ると、若い男によってフィオナの首筋にギラリと光るナイフが突きつけられている。
持ってきた携帯食料を取り出すべくリュックの中をゴソゴソと漁っていたところを取り押さえられたようだ。
杖を持つ暇さえなかったようで、フィオナは後ろ手に身体を完全に抑えられている。
しかも、フィオナの悲鳴が合図となったのか、森の中からむくつけき男どもが続々と出てきた。
こいつは参った。
あっという間に囲まれちまった。
前に四人、後ろに四人。
上は四十代、下は二十代ってところで、皆そろって小汚い格好をしている。
元はオレと同じような生成りのチュニックだったんだろうが、その汚れっぷりから察するに、洗濯一つしてないのだろう。
その上から、何の生き物のモノだか分からない、茶色っぽい毛皮のチョッキを着ている。
しかも、剥き出しの顔や手がまぁ、いつ風呂入ったんだ? ってくらい汚い。
コイツら絶対、トイレに行った後に手を洗わないタイプだ。その証拠に、どの爪も真っ黒だ。
こりゃあ典型的な山賊だな。
「へっへっへ。いい女だぜ。ちょっとこの場で遊んでもいいかい? 兄貴」
フィオナを羽交い締めにしつつナイフを突きつけていた一番若い男が、目をギラギラさせつつ、後ろからフィオナの胸を揉みしだく。
「きゃぁぁぁぁあ!!」
「てめぇ、フィオナに触るんじゃねぇ! その女はオレのだ! それ以上触るとぶっ殺すぞ!!」
一瞬で頭に血が上ったオレは、怒気を込めて叫んだ。
次の瞬間、胸にドンっと衝撃が走った。
なぜか息ができなくなる。
「うあ?」
「テッペーーーーー!!!!」
近くにいるはずのフィオナの悲鳴が遠く聞こえる。
それはまるで、薄い膜を張られた向こう側から聞こえてくるかのようだ。
オレは胸からジワジワと広がる冷たい感覚に気づき、自分の胸を見た。
ナイフが深々と刺さっている。
「ごふっ」
オレの口から大量の血が零れる。
この場のリーダーなのか、オレたちを襲った連中の中の、比較的年輩の男が放ったナイフが、見事オレの心臓に突き立ったのだ。
為すすべもなく重力に引かれたオレは、指一本動かすことすらできず、そのまま仰向けに倒れた。
「女はボスに見せる。ジョン、下っ端のてめぇの順番はもっと後だ」
「へ、へい……」
フィオナを羽交い締めにした若い男――ジョンは、悔しそうにしながらもフィオナの胸を揉むのを止めた。
もう、オレを見ている者は誰もいない。
「テッペー! テッペーー!! いやぁぁぁぁぁぁあ!!」
アジトに向かうのか、男たちの声がどんどん遠くなっていく。
それに合わせ、フィオナの半狂乱の叫び声もどんどん遠くなり、やがて何も聞こえなくなった――。
◇◆◇◆◇
山賊たちが姿を消して一分後、オレは行動を開始した。
仰向けに寝転がったまま、右手で胸に深々と突き刺さったナイフの柄を持つと、力一杯引き抜いた。
鉄製のナイフの刀身が心臓を触る感触がある。
「うは。気持ち悪ぃ……」
とりあえずナイフは抜けたものの……駄目だ、身体に力が入らない。まだ動けない。
心臓を傷つけた影響は思ったより大きいようだ。
仰向けのまま顔だけ起こして胸を見ると、チュニックが血で真っ赤に染まり、そこにボタンホールのような四センチほどの穴が開いている。
もちろんこれはボタンホールなどではなく、ナイフが心臓に刺さっていた跡だ。
「早く治れ……」
オレは仰向けのまま目を瞑って、心臓に意識を集中させた。
さっきまでナイフが刺さっていた穴が、急速に塞がっていく感覚がある。
ものの一分で外傷はおろか傷ついた血管も筋肉も内部の傷も治り、それと同時に痛みもあっという間に薄れていく。
超回復様々だ。
「さっすが銀髪ロリ女神。慧眼だね、メロディちゃん……」
オレは起き上がると、バラ撒かれた荷物を急いでまとめ、リュックを背負った。
山賊が消えた方向をにらみつける。
大丈夫。怒りの炎は燃えている。
旅の一歩を踏み出したとき、敵が同じ人間になる可能性を考えた。
そして、もしそういった事態が発生したとき、果たして自分は相手を殺せるのかと自問自答をした。
先ほど山賊と対峙したときにも結論は出なかったが、今では『殺せる』と、はっきり答えられる。
少なくとも先ほどの山賊は皆殺しにできる。だって、奴らは一度オレを殺したのだから。
山に入ってまだ三日。
その間に狼タイプや猿タイプ、ネズミタイプと、魔物を何匹も倒したが、まだまだ経験不足だ。
地球にいた時、ただの女子高の国語教師だったオレには武術の経験もなく、当然剣を振るうなんてこれが初めてだ。
魔物を倒すたびに自分の力が強く、動きも早くなっていることを実感するが、それでも所詮は素人。山賊なんて人殺しの集団にはまだ敵わない。
「悪いが、今のオレには手加減なんてとてもじゃないができない。敵が全滅するまで全力で殺し続けることになるだろう。だがもう決めた。大切な者を守るために、人間相手でも思い切り剣を振るってやる!」
オレは決意を新たにすると、山賊の根城を目指し、藪を分けて全速力で走り出した。
旅を始めて三日目の夜だ。
草むらから覗く爛々と輝く目。
こちらは焚き火の前に腰かけ、火にかけたポットの湯が沸くのを待ちながら。
向かうは生い茂る大量の草葉の陰から。
「うわぁぁぁぁ!」
「きゃああああ!!」
慌ててその場で立ち上がったオレが腰に佩いた剣に手をかけたのと同時に、すぐ真後ろからフィオナの甲高い悲鳴が響いた。
振り返ると、若い男によってフィオナの首筋にギラリと光るナイフが突きつけられている。
持ってきた携帯食料を取り出すべくリュックの中をゴソゴソと漁っていたところを取り押さえられたようだ。
杖を持つ暇さえなかったようで、フィオナは後ろ手に身体を完全に抑えられている。
しかも、フィオナの悲鳴が合図となったのか、森の中からむくつけき男どもが続々と出てきた。
こいつは参った。
あっという間に囲まれちまった。
前に四人、後ろに四人。
上は四十代、下は二十代ってところで、皆そろって小汚い格好をしている。
元はオレと同じような生成りのチュニックだったんだろうが、その汚れっぷりから察するに、洗濯一つしてないのだろう。
その上から、何の生き物のモノだか分からない、茶色っぽい毛皮のチョッキを着ている。
しかも、剥き出しの顔や手がまぁ、いつ風呂入ったんだ? ってくらい汚い。
コイツら絶対、トイレに行った後に手を洗わないタイプだ。その証拠に、どの爪も真っ黒だ。
こりゃあ典型的な山賊だな。
「へっへっへ。いい女だぜ。ちょっとこの場で遊んでもいいかい? 兄貴」
フィオナを羽交い締めにしつつナイフを突きつけていた一番若い男が、目をギラギラさせつつ、後ろからフィオナの胸を揉みしだく。
「きゃぁぁぁぁあ!!」
「てめぇ、フィオナに触るんじゃねぇ! その女はオレのだ! それ以上触るとぶっ殺すぞ!!」
一瞬で頭に血が上ったオレは、怒気を込めて叫んだ。
次の瞬間、胸にドンっと衝撃が走った。
なぜか息ができなくなる。
「うあ?」
「テッペーーーーー!!!!」
近くにいるはずのフィオナの悲鳴が遠く聞こえる。
それはまるで、薄い膜を張られた向こう側から聞こえてくるかのようだ。
オレは胸からジワジワと広がる冷たい感覚に気づき、自分の胸を見た。
ナイフが深々と刺さっている。
「ごふっ」
オレの口から大量の血が零れる。
この場のリーダーなのか、オレたちを襲った連中の中の、比較的年輩の男が放ったナイフが、見事オレの心臓に突き立ったのだ。
為すすべもなく重力に引かれたオレは、指一本動かすことすらできず、そのまま仰向けに倒れた。
「女はボスに見せる。ジョン、下っ端のてめぇの順番はもっと後だ」
「へ、へい……」
フィオナを羽交い締めにした若い男――ジョンは、悔しそうにしながらもフィオナの胸を揉むのを止めた。
もう、オレを見ている者は誰もいない。
「テッペー! テッペーー!! いやぁぁぁぁぁぁあ!!」
アジトに向かうのか、男たちの声がどんどん遠くなっていく。
それに合わせ、フィオナの半狂乱の叫び声もどんどん遠くなり、やがて何も聞こえなくなった――。
◇◆◇◆◇
山賊たちが姿を消して一分後、オレは行動を開始した。
仰向けに寝転がったまま、右手で胸に深々と突き刺さったナイフの柄を持つと、力一杯引き抜いた。
鉄製のナイフの刀身が心臓を触る感触がある。
「うは。気持ち悪ぃ……」
とりあえずナイフは抜けたものの……駄目だ、身体に力が入らない。まだ動けない。
心臓を傷つけた影響は思ったより大きいようだ。
仰向けのまま顔だけ起こして胸を見ると、チュニックが血で真っ赤に染まり、そこにボタンホールのような四センチほどの穴が開いている。
もちろんこれはボタンホールなどではなく、ナイフが心臓に刺さっていた跡だ。
「早く治れ……」
オレは仰向けのまま目を瞑って、心臓に意識を集中させた。
さっきまでナイフが刺さっていた穴が、急速に塞がっていく感覚がある。
ものの一分で外傷はおろか傷ついた血管も筋肉も内部の傷も治り、それと同時に痛みもあっという間に薄れていく。
超回復様々だ。
「さっすが銀髪ロリ女神。慧眼だね、メロディちゃん……」
オレは起き上がると、バラ撒かれた荷物を急いでまとめ、リュックを背負った。
山賊が消えた方向をにらみつける。
大丈夫。怒りの炎は燃えている。
旅の一歩を踏み出したとき、敵が同じ人間になる可能性を考えた。
そして、もしそういった事態が発生したとき、果たして自分は相手を殺せるのかと自問自答をした。
先ほど山賊と対峙したときにも結論は出なかったが、今では『殺せる』と、はっきり答えられる。
少なくとも先ほどの山賊は皆殺しにできる。だって、奴らは一度オレを殺したのだから。
山に入ってまだ三日。
その間に狼タイプや猿タイプ、ネズミタイプと、魔物を何匹も倒したが、まだまだ経験不足だ。
地球にいた時、ただの女子高の国語教師だったオレには武術の経験もなく、当然剣を振るうなんてこれが初めてだ。
魔物を倒すたびに自分の力が強く、動きも早くなっていることを実感するが、それでも所詮は素人。山賊なんて人殺しの集団にはまだ敵わない。
「悪いが、今のオレには手加減なんてとてもじゃないができない。敵が全滅するまで全力で殺し続けることになるだろう。だがもう決めた。大切な者を守るために、人間相手でも思い切り剣を振るってやる!」
オレは決意を新たにすると、山賊の根城を目指し、藪を分けて全速力で走り出した。
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