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恋愛サティスファクション
ハローGW3
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あったかい。陽だまりみたいだ。
ポカポカしたお日様の匂いに、ふかふかの芝生。
夢みたいだ。うん? 夢?
これが夢なら、僕は起きなきゃ。いつまでも寝ていられない。
でも、心地好くて起きたくないよ。
ずっとこのまま、ポカポカしてたい。
そばにあるポカポカに抱きつくと。
幸せな気持ちになれる甘い匂い。
あったかくて、すべすべで、ちょっとしっとりしてて、玲司君みたいな匂い。
──って、玲司君!?
びっくりして飛び起きると、知らない部屋の知らないベッドの上に僕と玲司君が一緒に寝ていた。
しかも、玲司君は裸!
ああ、下着は履いてる。
って、僕もボクサー1枚だけでほぼ裸なんだけど。
この姿で一緒に寝てるって……。もしかして……。
どうしよう。僕、昨日の夜のことを途中から覚えてない。
何があった。思い出せ、僕!
また足を使われたのか!?
「んんーっ。おはよ」
毛布にくるまって頭抱えて唸っていたら玲司君を起こしちゃった。
でも玲司君は慌てる僕と違って普段通りにさらっとしている。
自然体な朝だ。
大きく伸びしながら「おはよ」だって。
おはようってことは今は朝なのか。
窓から白っぽい太陽の光が射し込んでるから、昼前って感じかな。
部屋に時計がないからはっきりした時間は分からないけど。
今日は仕事が休みで良かった。
そうじゃなきゃ完璧に遅刻だ。
「どーした? 寝惚けてんのか? おはよー、佐倉」
「お、おはよう。玲司君」
ちょっとどもっちゃった。
なんで玲司君は普通にしてるの?
何もなかったってこと?
「昨日は酔って寝ちまってたからウチに運んだだけだ。さすがに寝てるヤツに手ぇ出さねえって。そんなん、つまんねえだろ」
それはつまる、つまらないの話ではなく。
寝てる人に手を出しちゃ犯罪だから。
いや、起きてても駄目なんだけど。
「佐倉は今日休みだろ。肉食いに行こうぜ」
普段通りすぎる玲司君は反動をつけて起き上がると、パンツ1枚の姿のまま堂々と寝室から出ていった。
ここ、玲司君の家なのかな?
ちらりと見えたドアの向こうはリビングっぽかった。
僕も起きた方が良いんだろう。
着ていた服はこの部屋にはないみたいだ。
肉を食べに行こうの前に着替え。
あと出来るならシャワーも浴びたい。
「玲司君、お風呂借りて良い? あと僕の服はどこ?」
寝室のドアの外側は20畳はあるLDK。
キッチンカウンターの中で玲司君は500mlのコーラのペットボトルをくわえてた。
「佐倉の恥じらいポイントがわっかんねえ。この前は着替えも見せたくないって騒いだくせに今は平気なわけ?」
「何もなかったって言ったのは玲司君じゃん。なら恥ずかしいこともない。男同士なんだし」
「こっちは意識してほしいぐらいなんだけど。それとも意識して普通のフリしてんの?」
「普通のフリだなんてっ。わざわざする必要ないしっ」
「ふーん。佐倉はオレが好きなんだと思ってたけど、オレの勘違いか」
「玲司君のことは嫌いじゃない。けど、それは友達としてだから。もう。朝から何言ってんの。シャワー借して。お風呂どっち?」
玲司君は「一緒に入るか」ってからかいながら、お風呂に案内してくれた。
着替えならいくらでもあると言うので、お言葉に甘えて貸してもらうけど。
玲司君は絶対に使わないSサイズの下着まであって、どういうことかと目で問えば。
「チャンスがあればいつでも連れ込めるように用意しとくもんだろ」
「玲司君のブレない加減はスゴいね」
「準備万端って誉められてる?」
「誉めてない。用意周到で若干引いた」
「佐倉はテレるとツンツンしてカワイイ」
「僕はテレてないし、ツンツンしてないし、可愛くもない」
「はいはい。そーゆーことにしといてやるよ。オレもシャワー浴びたいし、早く風呂行け」
ポカポカしたお日様の匂いに、ふかふかの芝生。
夢みたいだ。うん? 夢?
これが夢なら、僕は起きなきゃ。いつまでも寝ていられない。
でも、心地好くて起きたくないよ。
ずっとこのまま、ポカポカしてたい。
そばにあるポカポカに抱きつくと。
幸せな気持ちになれる甘い匂い。
あったかくて、すべすべで、ちょっとしっとりしてて、玲司君みたいな匂い。
──って、玲司君!?
びっくりして飛び起きると、知らない部屋の知らないベッドの上に僕と玲司君が一緒に寝ていた。
しかも、玲司君は裸!
ああ、下着は履いてる。
って、僕もボクサー1枚だけでほぼ裸なんだけど。
この姿で一緒に寝てるって……。もしかして……。
どうしよう。僕、昨日の夜のことを途中から覚えてない。
何があった。思い出せ、僕!
また足を使われたのか!?
「んんーっ。おはよ」
毛布にくるまって頭抱えて唸っていたら玲司君を起こしちゃった。
でも玲司君は慌てる僕と違って普段通りにさらっとしている。
自然体な朝だ。
大きく伸びしながら「おはよ」だって。
おはようってことは今は朝なのか。
窓から白っぽい太陽の光が射し込んでるから、昼前って感じかな。
部屋に時計がないからはっきりした時間は分からないけど。
今日は仕事が休みで良かった。
そうじゃなきゃ完璧に遅刻だ。
「どーした? 寝惚けてんのか? おはよー、佐倉」
「お、おはよう。玲司君」
ちょっとどもっちゃった。
なんで玲司君は普通にしてるの?
何もなかったってこと?
「昨日は酔って寝ちまってたからウチに運んだだけだ。さすがに寝てるヤツに手ぇ出さねえって。そんなん、つまんねえだろ」
それはつまる、つまらないの話ではなく。
寝てる人に手を出しちゃ犯罪だから。
いや、起きてても駄目なんだけど。
「佐倉は今日休みだろ。肉食いに行こうぜ」
普段通りすぎる玲司君は反動をつけて起き上がると、パンツ1枚の姿のまま堂々と寝室から出ていった。
ここ、玲司君の家なのかな?
ちらりと見えたドアの向こうはリビングっぽかった。
僕も起きた方が良いんだろう。
着ていた服はこの部屋にはないみたいだ。
肉を食べに行こうの前に着替え。
あと出来るならシャワーも浴びたい。
「玲司君、お風呂借りて良い? あと僕の服はどこ?」
寝室のドアの外側は20畳はあるLDK。
キッチンカウンターの中で玲司君は500mlのコーラのペットボトルをくわえてた。
「佐倉の恥じらいポイントがわっかんねえ。この前は着替えも見せたくないって騒いだくせに今は平気なわけ?」
「何もなかったって言ったのは玲司君じゃん。なら恥ずかしいこともない。男同士なんだし」
「こっちは意識してほしいぐらいなんだけど。それとも意識して普通のフリしてんの?」
「普通のフリだなんてっ。わざわざする必要ないしっ」
「ふーん。佐倉はオレが好きなんだと思ってたけど、オレの勘違いか」
「玲司君のことは嫌いじゃない。けど、それは友達としてだから。もう。朝から何言ってんの。シャワー借して。お風呂どっち?」
玲司君は「一緒に入るか」ってからかいながら、お風呂に案内してくれた。
着替えならいくらでもあると言うので、お言葉に甘えて貸してもらうけど。
玲司君は絶対に使わないSサイズの下着まであって、どういうことかと目で問えば。
「チャンスがあればいつでも連れ込めるように用意しとくもんだろ」
「玲司君のブレない加減はスゴいね」
「準備万端って誉められてる?」
「誉めてない。用意周到で若干引いた」
「佐倉はテレるとツンツンしてカワイイ」
「僕はテレてないし、ツンツンしてないし、可愛くもない」
「はいはい。そーゆーことにしといてやるよ。オレもシャワー浴びたいし、早く風呂行け」
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