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恋愛サティスファクション
カワイクじゃんぷあっぷ6
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圭介さんの家の最寄り駅まで戻ってきた。駅前にあるスーパーで夜ご飯の材料を買って帰る。
パニエ重ね履きのふんわりスカートで大きなショッピングバッグをぶら下げていたって。
普通にハンバーグ用の挽き肉は買えるから。
ときどき振り返って見てくる人がいるけど、僕は普通にパンや野菜を選んでいるだけだし。
むしろ、普段の格好のときよりロリータのときのがお行儀良いんだからね。
きっと無意識に僕の理想の良い子を演じてしまうんだと思う。
食材を買って、圭介さんのおうちには合鍵を使って入って。
おうちに着いて1番最初にするのは着替えとシャワー。
借りていたワンピースはトルソーに戻す。
パニエやドロワーズ、靴下などは着用済みボックスに。
こういったアイテムの洗濯も圭介さんの担当なので。
本当は自分で洗うべきなんだろうけど。
勝手に洗って生地を痛めたりするのが怖いし、そのへんは丸っとお任せ。
でも、女装用の下着、パット付きのブラ等は持ち帰って普通に家で洗う。
さすがにそこまでは圭介さんにさせられない。
シャワーを浴びたら黒のカジュアルパンツと紺のボーダーTシャツ。それに、ふわふわパイル地のライトグレーのカーディガンに着替えて。
ふわもこスリッパをぺたぺたさせながら、ご飯の支度。
ハンバーグを煮込む時間もあるから、手際よくしないと。
圭介さんの家のキッチンは広くて作業しやすいから、粗忽者な僕でも大丈夫。
ハンバーグはお鍋のなかでクツクツ煮えて。
マカロニサラダも冷蔵庫で冷やしてある。
お味噌汁はお味噌を溶く前で待機。
ご飯は炊けるのを待つばかり。
準備万端。
汚れた道具を洗っていたら電話の音。
急いで濡れた手を拭いてスマホを見れば。
ディスプレイには圭介さんの名前。
「もしもし、圭介さん? お疲れさまです」
「もしもし、唯? いま大丈夫ー?」
「はい。大丈夫です。ご飯の支度終わって、ボウルとか洗ってました」
「じゃあさ、洗い物はあとでいいから。今日着たボックスプリーツのワンピースに着替えおいてよ」
「えっ? 今からですか?」
「うん。俺、あのワンピース着た唯、まだ見たことないじゃん。だから見たくてさー」
「そういえば、あのワンピースを着たのは初めてでした。プリーツの内側のお花柄が可愛かったです。衿やお袖のレースも華やかで」
「うんうん。気に入ってくれたみたいで良かった。その可愛いワンピースを着た唯で1日働いて疲れた俺を癒してよー」
「癒し効果は保証できませんが、着替えておけば良いんですよね」
「急ぎでヨロシクねー。俺もうコンビニのある交差点のとこだから」
「ええっ!?」
「それじゃ、あとでねー」
電話が一方的に切れちゃった。
だけど、かけ直している時間はない。
コンビニのある交差点ってことは、駅から家までの半分は過ぎてる。
僕は考える暇もなく。
お鍋の火を消して、ロリータコレクションのお部屋に駆け込んだ。
急いでルームウェアを脱ぎ捨てる。
そして白いプラスチックの籠から夕方に脱いだアレコレを取り出して身に付けていく。
靴下を履いたらシュシュみたいなガーターリングで太ももに止めて。
ドロワーズにフリルたっぷりのキャミソールを着て。
最後にパニエを2枚。よし。これでインナーは完成。
トルソーに着せたばかりのボックスプリーツワンピースのファスナーを開けて。
ボスンと豪快に取り外すと、ワンピースを頭から被るように着る。
袖の3段レースが絡まらないように、スカートのプリーツが崩れないように。手早く、でも丁寧に。
背中のファスナーをあげたら(こういうとき、からだ柔らかくて良かったって思う)全身の写る姿見の前で一回転。
うん。可愛い。
パニエ重ね履きのふんわりスカートで大きなショッピングバッグをぶら下げていたって。
普通にハンバーグ用の挽き肉は買えるから。
ときどき振り返って見てくる人がいるけど、僕は普通にパンや野菜を選んでいるだけだし。
むしろ、普段の格好のときよりロリータのときのがお行儀良いんだからね。
きっと無意識に僕の理想の良い子を演じてしまうんだと思う。
食材を買って、圭介さんのおうちには合鍵を使って入って。
おうちに着いて1番最初にするのは着替えとシャワー。
借りていたワンピースはトルソーに戻す。
パニエやドロワーズ、靴下などは着用済みボックスに。
こういったアイテムの洗濯も圭介さんの担当なので。
本当は自分で洗うべきなんだろうけど。
勝手に洗って生地を痛めたりするのが怖いし、そのへんは丸っとお任せ。
でも、女装用の下着、パット付きのブラ等は持ち帰って普通に家で洗う。
さすがにそこまでは圭介さんにさせられない。
シャワーを浴びたら黒のカジュアルパンツと紺のボーダーTシャツ。それに、ふわふわパイル地のライトグレーのカーディガンに着替えて。
ふわもこスリッパをぺたぺたさせながら、ご飯の支度。
ハンバーグを煮込む時間もあるから、手際よくしないと。
圭介さんの家のキッチンは広くて作業しやすいから、粗忽者な僕でも大丈夫。
ハンバーグはお鍋のなかでクツクツ煮えて。
マカロニサラダも冷蔵庫で冷やしてある。
お味噌汁はお味噌を溶く前で待機。
ご飯は炊けるのを待つばかり。
準備万端。
汚れた道具を洗っていたら電話の音。
急いで濡れた手を拭いてスマホを見れば。
ディスプレイには圭介さんの名前。
「もしもし、圭介さん? お疲れさまです」
「もしもし、唯? いま大丈夫ー?」
「はい。大丈夫です。ご飯の支度終わって、ボウルとか洗ってました」
「じゃあさ、洗い物はあとでいいから。今日着たボックスプリーツのワンピースに着替えおいてよ」
「えっ? 今からですか?」
「うん。俺、あのワンピース着た唯、まだ見たことないじゃん。だから見たくてさー」
「そういえば、あのワンピースを着たのは初めてでした。プリーツの内側のお花柄が可愛かったです。衿やお袖のレースも華やかで」
「うんうん。気に入ってくれたみたいで良かった。その可愛いワンピースを着た唯で1日働いて疲れた俺を癒してよー」
「癒し効果は保証できませんが、着替えておけば良いんですよね」
「急ぎでヨロシクねー。俺もうコンビニのある交差点のとこだから」
「ええっ!?」
「それじゃ、あとでねー」
電話が一方的に切れちゃった。
だけど、かけ直している時間はない。
コンビニのある交差点ってことは、駅から家までの半分は過ぎてる。
僕は考える暇もなく。
お鍋の火を消して、ロリータコレクションのお部屋に駆け込んだ。
急いでルームウェアを脱ぎ捨てる。
そして白いプラスチックの籠から夕方に脱いだアレコレを取り出して身に付けていく。
靴下を履いたらシュシュみたいなガーターリングで太ももに止めて。
ドロワーズにフリルたっぷりのキャミソールを着て。
最後にパニエを2枚。よし。これでインナーは完成。
トルソーに着せたばかりのボックスプリーツワンピースのファスナーを開けて。
ボスンと豪快に取り外すと、ワンピースを頭から被るように着る。
袖の3段レースが絡まらないように、スカートのプリーツが崩れないように。手早く、でも丁寧に。
背中のファスナーをあげたら(こういうとき、からだ柔らかくて良かったって思う)全身の写る姿見の前で一回転。
うん。可愛い。
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