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恋愛サティスファクション
カワイクじゃんぷあっぷ1
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僕の仕事は携帯ショップの店員。
週休2日は建前だけで、実際は週に1日だけ休める正社員。
でも、ちゃんと休めるだけマシだってエリアマネージャーは言ってた。
ほんの少し前までは月に1日休めたら良いって感じのブラックだったらしい。
労基に怒られてから改善した、これ以上目をつけられるとヤバイからちゃんと休めって顔を会わせるたびにマネージャーから言われるけど。
僕ってそんなに疲れて見えるのかな?
どっちかというと、マネージャーのがくたびれて見えるけど。
この間もスタッフルームで次のキャンペーンの説明受けながら、僕がハンドマッサージをしてあげたしね。
僕、昔からマッサージ頼まれること多くて得意だからさ。
圭介さんのおうちにお泊まりするときは、彼にも頼まれてマッサージすることあるんだ。
もちろん普通のマッサージね。エッチなのじゃないよ。
僕にはそんなこと上級過ぎて出来ない。
足の指先からはじめて身体の中心に向かって全身のマッサージ。
昨日の夜も圭介さんのおうちにお泊まりして、いつものようにリンパマッサージをしてあげたあと。
そんなつもりはなかったのに、なんだかんだとそういう雰囲気になっちゃって……。
あれぇ?って思う間もなく、セーラーカラーのワンピースに着替えることになってた。
紺色の衿に白い制服風のデザインに合わせるのはシックな濃紺のリボンカチューシャ。
同じリボンモチーフを手首にも巻かれて。
靴下はクルー丈のシンプルめな白。
シンプルって言ってもスクールソックスではなくて透け感のあるレーシーソックス。これは僕もお気に入りだったり。
そうして着飾った僕は翌日が仕事休みなことも後押しして、圭介さんとの熱い夜を過ごした。
いっぱい愛されて、いっぱい愛を返して。
ふわっふわのドロッドロに溶かされて。
そして、翌朝。
いつもなら起きられなくてベッドの上から出勤する圭介さんを見送っていたのが。
SEXをするのに慣れてきたのか、今朝はちゃんと起きて一緒にコーヒーを飲めたんだ。
寝たまま見送るのが本当に嫌だったから、この成長はとっても嬉しい。
「今朝の唯は、とってもゴキゲンだねー」
「だって、今朝はちゃんと圭介さんにいってらっしゃい出来るから」
「いつもだって唯はちゃんとしてくれてるよー」
「そんなことないです。寝たまま挨拶なんてお行儀悪いです」
「カワイイ彼氏がシーツに埋もれながら、いってらっしゃいって掠れた声で言ってくれるんだよ。絶対仕事捗るよねー」
「もうっ」
カワイイ彼氏だなんて言われたら恥ずかしいじゃん。
僕の耳、絶対赤くなってる。
フニャフニャでも、声枯れてても、いってらっしゃいと言うのを頑張って良かった。
「今日は玄関でいってらっしゃいして欲しいなー。そしたらもっと頑張れる」
「あんまり頑張りすぎないでくださいね」
「適度に手を抜きつつ頑張るから大丈夫。今日は定時で帰れるくらいだしー」
「それなら今夜はご飯作って待ってても良いですか?」
「もちろん! それじゃ今夜は唯の作った煮込みハンバーグ食べたい」
「はい」
「あとはマカロニサラダ」
「はい」
「それとかぼちゃの味噌汁」
「はい。全部作ります」
「めっちゃヤル気出てきたー」
ただのハンバークとサラダにはしゃぐ圭介さんの方がカワイイと思う。
週休2日は建前だけで、実際は週に1日だけ休める正社員。
でも、ちゃんと休めるだけマシだってエリアマネージャーは言ってた。
ほんの少し前までは月に1日休めたら良いって感じのブラックだったらしい。
労基に怒られてから改善した、これ以上目をつけられるとヤバイからちゃんと休めって顔を会わせるたびにマネージャーから言われるけど。
僕ってそんなに疲れて見えるのかな?
どっちかというと、マネージャーのがくたびれて見えるけど。
この間もスタッフルームで次のキャンペーンの説明受けながら、僕がハンドマッサージをしてあげたしね。
僕、昔からマッサージ頼まれること多くて得意だからさ。
圭介さんのおうちにお泊まりするときは、彼にも頼まれてマッサージすることあるんだ。
もちろん普通のマッサージね。エッチなのじゃないよ。
僕にはそんなこと上級過ぎて出来ない。
足の指先からはじめて身体の中心に向かって全身のマッサージ。
昨日の夜も圭介さんのおうちにお泊まりして、いつものようにリンパマッサージをしてあげたあと。
そんなつもりはなかったのに、なんだかんだとそういう雰囲気になっちゃって……。
あれぇ?って思う間もなく、セーラーカラーのワンピースに着替えることになってた。
紺色の衿に白い制服風のデザインに合わせるのはシックな濃紺のリボンカチューシャ。
同じリボンモチーフを手首にも巻かれて。
靴下はクルー丈のシンプルめな白。
シンプルって言ってもスクールソックスではなくて透け感のあるレーシーソックス。これは僕もお気に入りだったり。
そうして着飾った僕は翌日が仕事休みなことも後押しして、圭介さんとの熱い夜を過ごした。
いっぱい愛されて、いっぱい愛を返して。
ふわっふわのドロッドロに溶かされて。
そして、翌朝。
いつもなら起きられなくてベッドの上から出勤する圭介さんを見送っていたのが。
SEXをするのに慣れてきたのか、今朝はちゃんと起きて一緒にコーヒーを飲めたんだ。
寝たまま見送るのが本当に嫌だったから、この成長はとっても嬉しい。
「今朝の唯は、とってもゴキゲンだねー」
「だって、今朝はちゃんと圭介さんにいってらっしゃい出来るから」
「いつもだって唯はちゃんとしてくれてるよー」
「そんなことないです。寝たまま挨拶なんてお行儀悪いです」
「カワイイ彼氏がシーツに埋もれながら、いってらっしゃいって掠れた声で言ってくれるんだよ。絶対仕事捗るよねー」
「もうっ」
カワイイ彼氏だなんて言われたら恥ずかしいじゃん。
僕の耳、絶対赤くなってる。
フニャフニャでも、声枯れてても、いってらっしゃいと言うのを頑張って良かった。
「今日は玄関でいってらっしゃいして欲しいなー。そしたらもっと頑張れる」
「あんまり頑張りすぎないでくださいね」
「適度に手を抜きつつ頑張るから大丈夫。今日は定時で帰れるくらいだしー」
「それなら今夜はご飯作って待ってても良いですか?」
「もちろん! それじゃ今夜は唯の作った煮込みハンバーグ食べたい」
「はい」
「あとはマカロニサラダ」
「はい」
「それとかぼちゃの味噌汁」
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