もしかしてこの世界美醜逆転?………はっ、勝った!妹よ、そのブサメン第2王子は喜んで差し上げますわ!

結ノ葉

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本編

77.こっちの世界の歴史って……何でこうも簡単なの……??

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プレゼンテーション当日。

リエル達は発表の為に寮内のホールに集められていた。

ステージ上には既に他のチームのメンバー達が揃っていて、リエル達に気付くと笑顔で手を振ってくれた。

「リエル様、席は此方に。」「イオ…ありがとう。エヴィ、行きましょう」「ありがとう。私も座って良いのかしら?」「勿論です。リエル様のご友人の方ですから」「そう?じゃあ…隣失礼するわ。」

「チュニア。無事に終わった?」「えぇ、勿論。というよりこのメンバーで終わらないはずがないわ。」「其れもそうね、ねぇ、あれって…」「あぁ、あれは…」

「ジュリー、此方だ。聞いたよ、図書室で情報を集めていたんだろう?お疲れ様。」「い、いえそんな…あの。お姉様もお疲れ様です。」「ありがとう。さ、そろそろ席について。始まりそうだよ」

其々がばらばらに手を引かれてホールに案内される。

リエルはイオネスとエヴィと共にステージの目の前のソファの上に。

チュニアはペアと共にステージ真横にある二組の椅子の上に。

ジュリエッタはルームメイトと共に少し上の階に有るクッションの上に。

其々の移動が終わった頃、ホールの証明が落とされた。残っている光はステージの上に落とされた光のみ。

まるで何かの舞台を見ているような感覚に陥る。ステージの上では先生が発表するグループを順番に読んでいる。

そしてついに発表が始まった。

第一グループの課題は「貴族家の爵位について。」だ。第一グループは侯爵家、子爵家、そして一般の子と3つの異なる位の家の令嬢がいる。

其々がどの様な認識をお互いに持っているのか、どの様な考え方の違いが有るのか。そこが重要だと先生は言った。

初めに口を開いたのは侯爵の令嬢だった。

「貴族の爵位とは、皆様ご存知の通り。上から公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵、準男爵そして騎士爵となっています。私達が発表するのはどの様な仕事を受け持っているか、どの様な家柄なのか。です。」
 
「その、これを調べた理由は、私が一般の出のように数人ですが…この学年にも貴族の爵位について詳しく学べていない者も居ると。そう思ったからです。スライド、次に移します。」
 
先に話した令嬢の後ろに隠れるように少女は言った。確かにそもそも貴族との関わりが少ない一般の人の中に、貴族の爵位について詳しい人は少ないだろう。

リエルも幼少期に最優先で覚えるべきことだとハーヴェンから頭に叩き込まれた。それ故に学ぶことの大切さも難しさも良く知っているつもりだ。

「まず、爵位についてお話します。爵位。その名の通り一般的に貴族の段階別を示す称号のことを言います。」 

「基礎として頭に入れておいてほしいのは
「爵位」というのは、称号として国から与えられるものである事。

過去に大きな成果をあげた功労者に対して栄誉称号として一代限りで与えられたり、血統で受け継がれる世襲制であったりすることもあります。そして現在の多くの貴族家は世襲制で有ることも分かっています。」

令嬢がそう言うと同時にスライドに複数のグラフが現れる。

「次に移ります。
公爵家や侯爵家は王族に連なる者や、それに匹敵する大貴族のことを指します。

このクラスで言えば…リエル様レーン様、失礼ながらお家の仕事を教えていただいても?」

そう突然かけられた声と言葉に驚きながらも首を何とか縦に動かす。

「えぇ、勿論。実例があったほうが分かりやすいですし。

何から言えば…そうですね。我がシュルテンヴェル家はお母様が現皇后様の実妹で、お父様の家系は昔から王家と関わりがある家です。

主な仕事として華の都全域の統治、通信や環境保全、物流などを管理・維持しております。他にも数え切れないほどありますが…代表は其れ等ですね。」
「私の家も然程変わりないかと…一つ大きな違いといえば我が家は都全体では無く、いくつかの管轄の統治を任されている事くらいでしょうか…。これで大丈夫ですの?」

「はい、ありがとうございます。」

そう言って軽く会釈をした彼女は直ぐに前を向いてしまった為表情を見ることは出来なかったけれど、満足しているようだったので良しとしよう。

その後も発表は続いていく。

エヴィアスを始めとした数人に質問が投げかけられたり、先生が発表者に質問をしたり、発表者がそれに答えたりしながら時間は過ぎていく。

そしてついに発表者の順番が回ってきた。
ステージに上がったのはエヴィだ。

そして始まったグループの発表。

エヴィアス含む四人が発表したのは、この国の歴史についてだ。

スライドに映る文字は「歴史と生活の関連性」その文字が出た瞬間、一瞬で空間が緩んだ。

歴史。

華の都はその一言で表すには大き過ぎる過去を持っている。一度も地に伏したことのない不戦の神が眠る都。

故にこの都では歴史に関する知識が極端に少ない。

なぜか?負けたことがないからである。王も住まうこの都はずっと、同じ道を歩いてきた。

それこそ歴史学者が調べることなどない。つまりはそれに関するネット情報などあやふやで、憶測でしか無いもののほうがほとんどだ。

何故わざわざこんな物を?

エヴィアスがスライドを切り替える。

其処には今まで発表されていた歴史のおさらいのような文章と、其れに対する考察や意見などが書かれていた。

歴史とそれから始まった病や習慣病等。様々なことが数枚のスライドにこれでもかと言うほどに詰め込まれていた。

そしてスライドは最後の一枚になり、エヴィは一度深呼吸をすると、ゆっくりと口を開く。

「ずっと昔、歴史という一つの授業が消えて無くなりそうになったことが有りました。

過去に起こった悲惨な事件を思い出したくないと。そう言って歴史を忌み嫌う人が多かったそうです。でも、一方で(この悲惨な事故を事件を忘れてはいけない。)そういった人も多くいたのだそうです。」

エヴィアスのその言葉の通り、ホールに居る反対派と賛成派の生徒で反応がはっきり現れていた。

「ある人は言いました。「私達は決して過去を捨ててはいけない。どんなに苦しい過去でも、どんなに苦い過去でもそれを糧にする日が絶対に来るから。今を斬る私達は過去を未来に、記録として残す義務がある。」と。」
 
エヴィアスの言葉に続けるようにチュニアがそう言った。

現在。過去に起きた戦争や災害の情報は国によって管理され、誰でも簡単に閲覧できるものでは無くなってきている。

其れはつまり戦争など全く知らぬ間に生を終える者が居るということ。

「この華の都で歴史というものの価値はとても軽いのです。それこそ隙間風で飛んでいってしまいそうなほどに。けれど、飛ばしては行けない。私達は今あるものをずっと其処に有るように思ってしまいがちです。」

「だからこそ、私達は「歴史」という物を比較をし、研究をしていく事が最も重要な分野だと考えます。」

一年生の発表を見に来ていた歴史の教師は感激のあまり声を上げながら涙を流した。

歴史の授業は他の教科と比べても人気が低く、おまけとして扱われる事が多い教科だからだ。

「とても素晴らしい内容でした。歴史と生活。全く関係のない2つを組み合わせているのは斬新でしたね。素晴らしい発表に皆さん拍手を。

では、此れにて第16グループの発表を終わりとします。17グループ準備を、」

先生のその声を背に、エヴィと共に席に戻る。次はどんな発表を見ることが出来るのか…

______ 

今回も見に来てくださってありがとうごさまいます!本当に感謝しかありません……

おはようございます?こんばんわ?現在進行系でスマホがばか重い結丿葉です。

もうね?最近土日登校が多すぎて…うん。

本日委員会で手話をならったんですけどね?指ハートにしか見えない手話が有りまして…しばらく友達とずっとやり合ってましたわ。

そうそう。本日図書室で「誕生日」に関する本を見つけたんです。友達と見ていたんですけどね?友達滅茶苦茶いいことばかり書いてあるの。
…私の所にも良い所は書いてあるよ?でも何?…欠点の所・依存的、利己的って…へけ?え?横にいる方の欠点・集中過多って…ほぇ?

何でしょうね…この違い。制作者になにかしちゃった??????

雨が降っているのに暑いという矛盾を抱えていた今日birthdayのキャラは

カードゲームがうますぎる12歳の弟君!!姉弟揃って顔良すぎない???
 
そして明日は!クラスメイトがストーカー(?)な女の子と泳ぐのが得意なイケメン委員長、首のない糸使いさん、ゆるふわ系ストーカー彼女とか歌と料理が破滅的な小学生とか、かいとが特技なバスケ男子とかの…birthday……

あれ??多くない???

「懸賞ハガキ送ったら当たった…」by.とある高校のハガキ職人

「可愛い……あの木の高さがこのくらいで…」by.可愛いけどちょっと自分の恋心に素直すぎる女の子

「イベ来た!!やっとこれでうちなー組を出せる!」by.イベントが楽しみすぎる審神者(何でこんなにイベとテストがかぶるのでしょう…)    
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