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本編
36.ふ〜ん、…………えっ?ま、待って待って待って……一体どういう事なの!?
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いわゆる合格通知と呼ばれるものが記されていた。
__________________
-リエル・シュルテンヴェル様-
貴方様が受けられた本校の入学試験に合格されましたことをここに通知致します。
つきましては、芙蓉月の13日目。指定の電子機器、紙、筆記用具等を所持の上ルナスーヴェルグ学園までお越しいただきますようよろしくお願いします。
学習教科一覧
文学・生物学・地学・数学・経済学・水産学・外国語学・(その他選択科目)
推薦者
在校生三名
生徒会副会長[アシュルト・リンフェルト]
生徒会書記[ルーガイル・フェルシュテル]
生徒会会計[シエル・トーガスト]
卒業生二名
[ハルノ・アールレイ]
[シノアリス・シュルバード]
学園で会えるのを職員一同心待ちにしております。
__________________
リエルは思わず固まった。
何かの間違いではないのかと紙を光に透かしてみたりするが何の変化も起きない。
リエルの頭の中は
「(ルナスーヴェルグ学園の入学許可証……?何で???)」で埋め尽くされていた。
自身の婚約候補であるアシュルトやシエルが通う国内随一の名門校・ルナスーヴェルグ学園。
其処に入学するには基礎のテストで90点以上を取り、更に学園内、学園卒業者からの推薦がなければ入れないという超難関校である。
推薦者は皆見知った人ばかりであったので特に思うことは無かったが問題は基礎テストの方である。
リエルにはその基礎テストを受けた覚えがないのだ。
一番最近受けたテストと言ってもアシュルト等と行った最終確認のテストである。
そういえば最後のテストだけ問題の作りが違ったわね…いやいやまさか…ねぇ…?リエルは現実逃避することにした。
それでも頭をよぎる疑問に(でも入学許可証が出たからって親の承諾がなければ……)と、
必死に現実から目を背けようとしたリエルだったがその数秒後に用紙の端に書いてある己の両親の名前を見て甲高い悲鳴を上げたのは言うまでも無い。
そしてその悲鳴を聞きつけてやってきたフォルを見て、フォルが先日ルーガイルを案内していた事をふっと思い出したリエルが
アレか…アレが原因なのね…と理解した数分後に机に突っ伏す事になるのは皆様お察しのとおりである。
一先ずリエルにはやらなければならないことがあった。そう。制服の準備と電子機器、紙、筆記用具の準備である。
ルナスーヴェルグ学園は良くも悪くも規則を守ってさえいれば自由な学園である。
勝手にオンライン授業にしても良いし、課題をしたくないのならやらなくても良い。
ただその代わりにオンラインの者は一定以上の点数をテストで取り続けなければいけないし、
課題を出さないものは後でその課題をやっていなかった時間に行っていた事を纏めてレポートにしなくてはならない。
と、いった具合に…結論何が言いたいのかというと。学園内の服装は自由なかわりに、学園で着る制服はリエルが自分自身でデザインして学園側に送らなければならないのだ。
非常にめんどくさい。さっさと書き上げて送ってしまいたいリエルだったがあることに気がついた。
ルナスーヴェルグ学園の生徒がどのような物を着るのか知らないのだ。
いや、確かにデザインは自由なのだ幾らレースを重ねても幾らリボンを着けても何か文句を言われることはない。
だがしかし、考えてみてほしい。万が一学園にいる生徒の制服が皆同じようなデザインの物だったら?
そこにレースたっぷりリボンたっぷりのドレスで行ったら?完全に場違いである。
そう考えると見知った人に相談するのが一番いいのだろうが生憎アシュルトもシエルも生徒会業務の真っ最中である。
頼みの綱のルーガイルも連絡が取れるか分からないし…他にルナスーヴェルグ学園に行く知り合いも……
いたわ。うん、この間ケイとリルからの手紙に書いてあったわ。何ならヴェル様もそんな事呟いてらっしゃったわ。
其れが分かれば話は早い。ケイとリル其れからヴェル様にも声をかけてデザインを一緒に考えてもらいましょう。ついでに必要な筆記用具とかも買いに行けば……
万事解決ね。よし、そうと決まればハーヴェンにお願いして手紙を届けて貰わないと…
リエルは早速要件を手紙にまとめてハーヴェンの元へと向かった。
この時のリエルは知らなかった。皆思っていることが同じだということに。
せっかく出した手紙が行き違いになってしまうことに…そして返事を送るためにハーヴェンが何度も往復しなくてはならなくなる未来の事も。
まだ誰も知らないのである。
____________________
お気に入り登録してくださった方が135人も!?
何時も多くの女神様方に見て頂くことができて、とっても嬉しく思っております!ありがとうございます!
え?今テスト週間…?え~、何それ美味しいんですか?
………良いんですよ此れを書くのも元々無いに等しい語彙力を地の底から引っ張り上げるという訓練です。
改めまして、数学が一番最初にあると知って死にかけてます結ノ葉です。
あれれ~?おかしいな~生物も地学も古典も数学も全然進んでないの~…何でだろうね…ははっ…
え?ランゲルハンス島?孝標の娘?宙水?tan√2?ちょっと知らない単語ですねぇ…
普通にヤバヤバなのですよね…あ、因みに本日は霜〇隼と、某黒魔女さんの雷香ちゃんの誕生石~!
明日は心労が半端ない最強の妹ちゃんと、某お菓子海賊団の三兄弟の誕生日…地味にお兄ちゃん組好きなんよねぇ…
黒魔女さんに関しては小学生というまだ汚れも何も知らないピュアッピュアな頃よく読んでましたねぇ…懐かしい…
因みに本日バースデーの方の誕生花は〈ペペロミア〉かわいらしさ、艶やか、片思い。そんな意味があるそうです!今年も貴方にとって良い一年になりますように(。>ㅅ<)✩⡱
「てーすとてーすと……明日から…「主!早く終わらせとうせ!」ヒャイ」毎回サボろうとすると近似にバレる系審神者
「あ!また来てくださったんですね!ありがとうございます!」by.白黒のクイーン
「ん…?あぁ、あいつが待ってる」by.クイーンの逑
「まぁまぁ、よく来てくれたわね」by.玄武の当主様
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-リエル・シュルテンヴェル様-
貴方様が受けられた本校の入学試験に合格されましたことをここに通知致します。
つきましては、芙蓉月の13日目。指定の電子機器、紙、筆記用具等を所持の上ルナスーヴェルグ学園までお越しいただきますようよろしくお願いします。
学習教科一覧
文学・生物学・地学・数学・経済学・水産学・外国語学・(その他選択科目)
推薦者
在校生三名
生徒会副会長[アシュルト・リンフェルト]
生徒会書記[ルーガイル・フェルシュテル]
生徒会会計[シエル・トーガスト]
卒業生二名
[ハルノ・アールレイ]
[シノアリス・シュルバード]
学園で会えるのを職員一同心待ちにしております。
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リエルは思わず固まった。
何かの間違いではないのかと紙を光に透かしてみたりするが何の変化も起きない。
リエルの頭の中は
「(ルナスーヴェルグ学園の入学許可証……?何で???)」で埋め尽くされていた。
自身の婚約候補であるアシュルトやシエルが通う国内随一の名門校・ルナスーヴェルグ学園。
其処に入学するには基礎のテストで90点以上を取り、更に学園内、学園卒業者からの推薦がなければ入れないという超難関校である。
推薦者は皆見知った人ばかりであったので特に思うことは無かったが問題は基礎テストの方である。
リエルにはその基礎テストを受けた覚えがないのだ。
一番最近受けたテストと言ってもアシュルト等と行った最終確認のテストである。
そういえば最後のテストだけ問題の作りが違ったわね…いやいやまさか…ねぇ…?リエルは現実逃避することにした。
それでも頭をよぎる疑問に(でも入学許可証が出たからって親の承諾がなければ……)と、
必死に現実から目を背けようとしたリエルだったがその数秒後に用紙の端に書いてある己の両親の名前を見て甲高い悲鳴を上げたのは言うまでも無い。
そしてその悲鳴を聞きつけてやってきたフォルを見て、フォルが先日ルーガイルを案内していた事をふっと思い出したリエルが
アレか…アレが原因なのね…と理解した数分後に机に突っ伏す事になるのは皆様お察しのとおりである。
一先ずリエルにはやらなければならないことがあった。そう。制服の準備と電子機器、紙、筆記用具の準備である。
ルナスーヴェルグ学園は良くも悪くも規則を守ってさえいれば自由な学園である。
勝手にオンライン授業にしても良いし、課題をしたくないのならやらなくても良い。
ただその代わりにオンラインの者は一定以上の点数をテストで取り続けなければいけないし、
課題を出さないものは後でその課題をやっていなかった時間に行っていた事を纏めてレポートにしなくてはならない。
と、いった具合に…結論何が言いたいのかというと。学園内の服装は自由なかわりに、学園で着る制服はリエルが自分自身でデザインして学園側に送らなければならないのだ。
非常にめんどくさい。さっさと書き上げて送ってしまいたいリエルだったがあることに気がついた。
ルナスーヴェルグ学園の生徒がどのような物を着るのか知らないのだ。
いや、確かにデザインは自由なのだ幾らレースを重ねても幾らリボンを着けても何か文句を言われることはない。
だがしかし、考えてみてほしい。万が一学園にいる生徒の制服が皆同じようなデザインの物だったら?
そこにレースたっぷりリボンたっぷりのドレスで行ったら?完全に場違いである。
そう考えると見知った人に相談するのが一番いいのだろうが生憎アシュルトもシエルも生徒会業務の真っ最中である。
頼みの綱のルーガイルも連絡が取れるか分からないし…他にルナスーヴェルグ学園に行く知り合いも……
いたわ。うん、この間ケイとリルからの手紙に書いてあったわ。何ならヴェル様もそんな事呟いてらっしゃったわ。
其れが分かれば話は早い。ケイとリル其れからヴェル様にも声をかけてデザインを一緒に考えてもらいましょう。ついでに必要な筆記用具とかも買いに行けば……
万事解決ね。よし、そうと決まればハーヴェンにお願いして手紙を届けて貰わないと…
リエルは早速要件を手紙にまとめてハーヴェンの元へと向かった。
この時のリエルは知らなかった。皆思っていることが同じだということに。
せっかく出した手紙が行き違いになってしまうことに…そして返事を送るためにハーヴェンが何度も往復しなくてはならなくなる未来の事も。
まだ誰も知らないのである。
____________________
お気に入り登録してくださった方が135人も!?
何時も多くの女神様方に見て頂くことができて、とっても嬉しく思っております!ありがとうございます!
え?今テスト週間…?え~、何それ美味しいんですか?
………良いんですよ此れを書くのも元々無いに等しい語彙力を地の底から引っ張り上げるという訓練です。
改めまして、数学が一番最初にあると知って死にかけてます結ノ葉です。
あれれ~?おかしいな~生物も地学も古典も数学も全然進んでないの~…何でだろうね…ははっ…
え?ランゲルハンス島?孝標の娘?宙水?tan√2?ちょっと知らない単語ですねぇ…
普通にヤバヤバなのですよね…あ、因みに本日は霜〇隼と、某黒魔女さんの雷香ちゃんの誕生石~!
明日は心労が半端ない最強の妹ちゃんと、某お菓子海賊団の三兄弟の誕生日…地味にお兄ちゃん組好きなんよねぇ…
黒魔女さんに関しては小学生というまだ汚れも何も知らないピュアッピュアな頃よく読んでましたねぇ…懐かしい…
因みに本日バースデーの方の誕生花は〈ペペロミア〉かわいらしさ、艶やか、片思い。そんな意味があるそうです!今年も貴方にとって良い一年になりますように(。>ㅅ<)✩⡱
「てーすとてーすと……明日から…「主!早く終わらせとうせ!」ヒャイ」毎回サボろうとすると近似にバレる系審神者
「あ!また来てくださったんですね!ありがとうございます!」by.白黒のクイーン
「ん…?あぁ、あいつが待ってる」by.クイーンの逑
「まぁまぁ、よく来てくれたわね」by.玄武の当主様
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