29 / 85
本編
28.いざ始まった衣装のレッスン……どうしましょう…楽しすぎるわ…
しおりを挟む
リエルが1つ目の課題である、
"デザインを自分で考えて作る事"
に取り掛かり始めてから、早くも一週間が経過しようとしていた。
マナーのように簡単過ぎることも学習の様に苦手の壁にぶつかることも無いまま順調に時間は過ぎていた、
えぇ、それはもう、レッスンを始めたリエルが順調過ぎて心配になるくらいには。
さて、1つ目の課題でリエルが取り掛かったのはアクセサリーケースや洋服、靴の中から作るものを選ぶ事である。
まず洋服だが、3つ目の課題で何方にせよ作る事になっているので洋服は省くとして、
次に靴、興味はあるがまだ成長中のリエルの足のサイズはこのレッスンが終わる頃には少し成長してしまっている可能性もあるから却下。
となるとここで残るのは…アクセサリーケース、だが…
ここで一つ問題があった。リエルが所持しているアクセサリーが無いのである。
いや、その言い方だと語弊があるかもしれない。正しくはリエルが所持しているアクセサリーは全部家に管理されているためリエルの手元に一つもないのである。
更に困ったことが一つ、この世界というか貴族社会の暗黙のルールでジュエリーは親から受け継いだもの、
アクセサリーは親しい恋仲の異性に贈ってもらうことが当然で、令嬢が店で自分で選んで買うことはまずできないのである。
しかもこの貴族社会、最悪なことにこの世界アクセサリーとジュエリーの種類がとてつもなく少ないのである。
因みにアクセサリーはネックレスやピアス、髪飾り、ベルトを総じた呼び方で、ジュエリーは、素材に貴金属や宝石を使った宝飾品のことをさす。
ジュエリーは流石シュルテンヴェルというべきか、リエル所持名義になっているジュエリーはどれも、
リエルの手のひら大の大きさのものから色も赤やエメラルドグリーン等と多種多様である。
ここで本題に戻ろうジュエリーはリエルが付けたいといえば手元に来るだろう、が、問題はアクセサリーだ。
リエルの元の世界では、リエルがいた環境もあるのだろうがアクセサリーがとても多かったのだ。
ネックレスやチョーカー、ドックタグを始めブレスレットにバングル、リングにトゥーリング、アンクレット、グラスコード等など…
中でもデザインが豊富で色んな年代層の人から偏りなく人気があったのはピアスだ。と、リエルは内心思っている。
が、まずこの貴族社会のアクセサリーにおけるルールの一つとして体に傷をつけるものは厳禁である。
またチョーカー等も見た目に難があると言われ貴族社会の中では一般的には推奨されていない。
そんな事をしていればよっぽどの不良娘か、非行に走るほど精神に以上があると思われており、
そんな物を付けて人目に付くところに出たときにはもう親に嫌味たっぷりの言葉が送られてくる又は、
その後公の場にいる時に必ずと行っていいほど視線がそこかしこから向けられる事になるのは確実だ。
リエルはそれをマナーレッスンの際にハルノに初めての聞いて驚いたものだ。
しかしそれは貴族社会の話であり、一般社会ではピアス…と言ってもマグネットピアスのようなものだが段々広まっているらしい。
が、そこでリエルは思ってしまったのだ、ピアスは揺れるのが可愛いんじゃない…
しかもデザインも花や蝶じゃなくてただの何の変哲もない丸形だけだなんて……
可愛くないわ!!
と、そう思ったリエルは2つ目の課題と同時進行で作り、アクセサリーケースを作ってその中に自作のピアス(仮)やネックレスのアクセサリーを入れてアリスに提出しようと考えたのだ。
考えがまとまればリエルの行動は早かった。
まずアクセサリーケース、これは2つのパターンがあるとリエルは思っている。
1つ目は部屋に据え置くタイプの物、基本的に多くのアクセサリーを入れることを前提として作っている為、
部屋に馴染みやすいデザインでサイズは大きく、
イヤリング、ピアス、ネックレス、リングなどのアクセサリー類をその物にあった形で収納出来るようにして、
ミラーがついているものが理想的だ。
2つ目は遠出の際等に持ち運びができるタイプの物。
こちらはお気に入りのアクセサリーのみを入れる事を想定している為、
サイズは女性のバックに入るようなサイズで尚且つ収納スペースを細かく分けられるようにしなければならない。
2つのアクセサリーケースにアクセサリーを入れた時どうすれば一番色が映えるのか、どうすれば扱いやすいのか、アクセサリーを入れるとき何があったら便利だと思うのか、
自分の理想を詰め込みながら使いやすさや見た目にも気を使いながら何とか2つのアクセサリーケースのデザインを紙に書き上げたリエルは、アリスの元へと向かった。
____________________
お気に入り登録してくださった方が119人も!!
ありがとうございます(*‘ω‘ *)
もぅ…本当に感謝しかありません❣❣
改めまして、明日が企業体験だというのを今思い出して明日寝坊しないかと、現在進行系でとてつもなく心配になっている唯ノ葉です。
本日は課題も終わらせたしゆっくりできる…と思っていた矢先にチョコ掛けポテトを作る!
と言っていた弟から「ねぇちゃん、ちょこボソボソになった」と言われてwhy!?と口に出してしまいました…
うん、すんごい(うぅっ…)って泣きそうになってた…すまん弟よ…
因みにそれは私の手によって魔改造されチョコケーキになりましたので安心を、
「ちょっと…見習いdjのデータぶっ壊れた…嘘……蘆○先生???どこ?あ、名古屋ssr4人…、ま、そんなときもあるよね「って、おいおいおい!ええかげんに」あ!新しいやつ!」by.大阪に追いかけられながら名古屋に向かうdj見習い
「何でそんなに寝るのか?眠いから。それ以外ないでしょ、」by.マシュマロ好きな偏食家
「ルール違反………仏の顔も三度まで……なんて、冗談ですよ」by.お庭番長のフリーター
「今日も一日お疲れ様。じゃ、俺は部屋にこもるから」by.コンシューマーゲームが趣味の一流商社マン
"デザインを自分で考えて作る事"
に取り掛かり始めてから、早くも一週間が経過しようとしていた。
マナーのように簡単過ぎることも学習の様に苦手の壁にぶつかることも無いまま順調に時間は過ぎていた、
えぇ、それはもう、レッスンを始めたリエルが順調過ぎて心配になるくらいには。
さて、1つ目の課題でリエルが取り掛かったのはアクセサリーケースや洋服、靴の中から作るものを選ぶ事である。
まず洋服だが、3つ目の課題で何方にせよ作る事になっているので洋服は省くとして、
次に靴、興味はあるがまだ成長中のリエルの足のサイズはこのレッスンが終わる頃には少し成長してしまっている可能性もあるから却下。
となるとここで残るのは…アクセサリーケース、だが…
ここで一つ問題があった。リエルが所持しているアクセサリーが無いのである。
いや、その言い方だと語弊があるかもしれない。正しくはリエルが所持しているアクセサリーは全部家に管理されているためリエルの手元に一つもないのである。
更に困ったことが一つ、この世界というか貴族社会の暗黙のルールでジュエリーは親から受け継いだもの、
アクセサリーは親しい恋仲の異性に贈ってもらうことが当然で、令嬢が店で自分で選んで買うことはまずできないのである。
しかもこの貴族社会、最悪なことにこの世界アクセサリーとジュエリーの種類がとてつもなく少ないのである。
因みにアクセサリーはネックレスやピアス、髪飾り、ベルトを総じた呼び方で、ジュエリーは、素材に貴金属や宝石を使った宝飾品のことをさす。
ジュエリーは流石シュルテンヴェルというべきか、リエル所持名義になっているジュエリーはどれも、
リエルの手のひら大の大きさのものから色も赤やエメラルドグリーン等と多種多様である。
ここで本題に戻ろうジュエリーはリエルが付けたいといえば手元に来るだろう、が、問題はアクセサリーだ。
リエルの元の世界では、リエルがいた環境もあるのだろうがアクセサリーがとても多かったのだ。
ネックレスやチョーカー、ドックタグを始めブレスレットにバングル、リングにトゥーリング、アンクレット、グラスコード等など…
中でもデザインが豊富で色んな年代層の人から偏りなく人気があったのはピアスだ。と、リエルは内心思っている。
が、まずこの貴族社会のアクセサリーにおけるルールの一つとして体に傷をつけるものは厳禁である。
またチョーカー等も見た目に難があると言われ貴族社会の中では一般的には推奨されていない。
そんな事をしていればよっぽどの不良娘か、非行に走るほど精神に以上があると思われており、
そんな物を付けて人目に付くところに出たときにはもう親に嫌味たっぷりの言葉が送られてくる又は、
その後公の場にいる時に必ずと行っていいほど視線がそこかしこから向けられる事になるのは確実だ。
リエルはそれをマナーレッスンの際にハルノに初めての聞いて驚いたものだ。
しかしそれは貴族社会の話であり、一般社会ではピアス…と言ってもマグネットピアスのようなものだが段々広まっているらしい。
が、そこでリエルは思ってしまったのだ、ピアスは揺れるのが可愛いんじゃない…
しかもデザインも花や蝶じゃなくてただの何の変哲もない丸形だけだなんて……
可愛くないわ!!
と、そう思ったリエルは2つ目の課題と同時進行で作り、アクセサリーケースを作ってその中に自作のピアス(仮)やネックレスのアクセサリーを入れてアリスに提出しようと考えたのだ。
考えがまとまればリエルの行動は早かった。
まずアクセサリーケース、これは2つのパターンがあるとリエルは思っている。
1つ目は部屋に据え置くタイプの物、基本的に多くのアクセサリーを入れることを前提として作っている為、
部屋に馴染みやすいデザインでサイズは大きく、
イヤリング、ピアス、ネックレス、リングなどのアクセサリー類をその物にあった形で収納出来るようにして、
ミラーがついているものが理想的だ。
2つ目は遠出の際等に持ち運びができるタイプの物。
こちらはお気に入りのアクセサリーのみを入れる事を想定している為、
サイズは女性のバックに入るようなサイズで尚且つ収納スペースを細かく分けられるようにしなければならない。
2つのアクセサリーケースにアクセサリーを入れた時どうすれば一番色が映えるのか、どうすれば扱いやすいのか、アクセサリーを入れるとき何があったら便利だと思うのか、
自分の理想を詰め込みながら使いやすさや見た目にも気を使いながら何とか2つのアクセサリーケースのデザインを紙に書き上げたリエルは、アリスの元へと向かった。
____________________
お気に入り登録してくださった方が119人も!!
ありがとうございます(*‘ω‘ *)
もぅ…本当に感謝しかありません❣❣
改めまして、明日が企業体験だというのを今思い出して明日寝坊しないかと、現在進行系でとてつもなく心配になっている唯ノ葉です。
本日は課題も終わらせたしゆっくりできる…と思っていた矢先にチョコ掛けポテトを作る!
と言っていた弟から「ねぇちゃん、ちょこボソボソになった」と言われてwhy!?と口に出してしまいました…
うん、すんごい(うぅっ…)って泣きそうになってた…すまん弟よ…
因みにそれは私の手によって魔改造されチョコケーキになりましたので安心を、
「ちょっと…見習いdjのデータぶっ壊れた…嘘……蘆○先生???どこ?あ、名古屋ssr4人…、ま、そんなときもあるよね「って、おいおいおい!ええかげんに」あ!新しいやつ!」by.大阪に追いかけられながら名古屋に向かうdj見習い
「何でそんなに寝るのか?眠いから。それ以外ないでしょ、」by.マシュマロ好きな偏食家
「ルール違反………仏の顔も三度まで……なんて、冗談ですよ」by.お庭番長のフリーター
「今日も一日お疲れ様。じゃ、俺は部屋にこもるから」by.コンシューマーゲームが趣味の一流商社マン
1
お気に入りに追加
292
あなたにおすすめの小説

異世界転生〜色いろあって世界最強!?〜
野の木
恋愛
気付いたら、見知らぬ場所に。
生まれ変わった?ここって異世界!?
しかも家族全員美男美女…なのになんで私だけ黒髪黒眼平凡顔の前世の姿のままなの!?
えっ、絶世の美女?黒は美人の証?
いやいや、この世界の人って目悪いの?
前世の記憶を持ったまま異世界転生した主人公。
しかもそこは、色により全てが決まる世界だった!?

おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。

女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。

王女、豹妃を狩る
遠野エン
ファンタジー
ベルハイム王国の王子マルセスは身分の差を超えて農家の娘ガルナと結婚を決意。王家からは驚きと反対の声が上がるが、マルセスはガルナの自由闊達な魅力に惹かれ押し切る。彼女は結婚式で大胆不敵な豹柄のドレスをまとい、周囲をあ然とさせる。
ガルナは王子の妻としての地位を得ると、侍女や家臣たちを手の平で転がすかのように振る舞い始める。王宮に新しい風を吹かせると豪語し、次第に無茶な要求をし出すようになる。
マルセスの妹・フュリア王女はガルナの存在に潜む危険を察知し、独自に調査を開始する。ガルナは常に豹柄の服を身にまとい人々の視線を引きつけ、畏怖の念を込めて“豹妃”というあだ名で囁かれるのだった。

美醜逆転世界でお姫様は超絶美形な従者に目を付ける
朝比奈
恋愛
ある世界に『ティーラン』と言う、まだ、歴史の浅い小さな王国がありました。『ティーラン王国』には、王子様とお姫様がいました。
お姫様の名前はアリス・ラメ・ティーラン
絶世の美女を母に持つ、母親にの美しいお姫様でした。彼女は小国の姫でありながら多くの国の王子様や貴族様から求婚を受けていました。けれども、彼女は20歳になった今、婚約者もいない。浮いた話一つ無い、お姫様でした。
「ねぇ、ルイ。 私と駆け落ちしましょう?」
「えっ!? ええぇぇえええ!!!」
この話はそんなお姫様と従者である─ ルイ・ブリースの恋のお話。

私は女神じゃありません!!〜この世界の美的感覚はおかしい〜
朝比奈
恋愛
年齢=彼氏いない歴な平凡かつ地味顔な私はある日突然美的感覚がおかしい異世界にトリップしてしまったようでして・・・。
(この世界で私はめっちゃ美人ってどゆこと??)
これは主人公が美的感覚が違う世界で醜い男(私にとってイケメン)に恋に落ちる物語。
所々、意味が違うのに使っちゃってる言葉とかあれば教えて下さると幸いです。
暇つぶしにでも呼んでくれると嬉しいです。
※休載中
(4月5日前後から投稿再開予定です)

転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる