もしかしてこの世界美醜逆転?………はっ、勝った!妹よ、そのブサメン第2王子は喜んで差し上げますわ!

結ノ葉

文字の大きさ
上 下
18 / 85
本編

17.ケイとリル意外の自己紹介が始まる予定でしたの………そう、予定…

しおりを挟む
「このブレスレット…」
「あ、それってシルヴェルの開店記念の限定品じゃ…」

三人はまだ会話に花を咲かせていた。

ケインとリルがシルヴェルのファンだったことと、
リエルが聞き上手だったこと、

二人が目を見て話してくれるリエルに早くも心を掴まれたことも相まって

この三人気づいていないが、もうすでに30分ほど話し続けているのである。

「ケインが誕生日にくれた、」
「リルに似合うと思って…」

「「でも…被った」」 

「被った…?」リエルが首を傾げると、

「うん、ケインは僕に、僕はリルにおんなじやつ…」
「まぁ!お揃いですのね!私も持っているの。」

「じゃあ…リエ…リーともお揃いだ…」
ぱあっと花が咲いたように笑顔を見せるケインに対し
「ん…、一緒。」
少し照れくさいように微笑むリル

そんな二人を見て「ふふっ、お揃いですね。」と微笑むリエル。

そんなほんわかした空気感の中、部屋にノックの音が響いた。

「…?お兄様かしら、は~い」
リエルがそう言うと、扉が空いた。
扉の先にいたのは…
___________________
~数分前・別室~

一方別室では…

「君たち、一体どういうつもりだったのかな?(黒笑)」
トオリが説教をしていた。

「「「「…………」」」」

「無言で居ても何も変わらないんだけれど、なんのつもりなのかな?」

無言の空気感の中、一番年上だと思われる青年が口を開いた。

「しょうがねぇだろ、お宅の執事にいきなり姫さんの婚約候補としてくるように言われたんだ。
しかも部屋についても姫さんはいねぇし、やっと来た姫さんはアレだし、あの反応になったのは仕方ねぇだろ」

するともう一人眼鏡をかけた青年が同意するように口を開いた

「そこの方と同じというのは少々気が引けますが、私も同じ気持ちです。我々のような世間一般で美しいとは言われない顔を集めてどうするおつもりなのですか、」

そう言った眼鏡をかけた青年の、言葉に他の数人の男性陣が頷いた。

その様子を見てトオリは少し首を傾げながら

「君達の家には一週間には送ったはずだが…」と言葉を発した。

その言葉に男性陣の顔が止まり

「家に届いても俺らのところには来ないんだよ、悪かったな」

と眉をひそめながら言った男の声で固まっていた全員の顔が表情を変えた。

眼鏡を掛けた空色の男の表情に浮かぶのは、不快

一番年下であろう美しい青髪の男の表情に浮かぶのは、悲しみ

ピンク髪と可愛らしい見た目をしている男の表情には、傍観

黒紫髪の長身の男の表情に浮かぶのは、諦め

全員が全員顔を歪めながら各々の表情にその思いを顕にしながら顔を背けた。
 
それを見たトオリは、自分も生まれる場所が違ったら彼らと同じ立場だったのか…と考え

「………今回だけだ、次はしないようにお願いするよ」

と言い頭を冷やすために自室に向かった。

「許…された?」
「みたいだね、それよりお姫様に謝んないと…」
とリエルの部屋に向かった
____________________
____________________
扉の先にいるのがトオリだと思って返事をしたリエルの目には5人の男が写っていた。

「え…あの…えっと…」 

と困惑を隠しきれていないリエルに、リエルの隣りに座っていたケインがリエルの体を隠すように前に立ち、ケインからアイコンタクトを受け取ったリルが

「大丈夫、僕らがいるから。」
と言い。扉の近くに歩いていった。

リエルはリルが5人の男と話しているのを見ながら思いにふけっていた。


(あの人たち全員…、私の、婚約候補なのよね、?
イケメン過ぎない…?まぁ…最初は流石に緊張したけどケインとリルが優しかったから彼らも大丈夫だと…思いたいわ。

それにしても皆タイプが全然違うわね…

一番年上であろう赤髪の彼は武術が得意そうで、

眼鏡の青髪の彼は知的そうね。

ピンクの彼はとっても可愛いし、ファッションセンスが良さそう!

黒…紫?の彼は動物に好かれそうな癒やしオーラが全開ね…

この人達と婚約したら目の保養的に絶対幸せだし、手紙も来なくなるし…いい事しかないわね…デメリットが見つからないわ…)

そう考え込んでいたリエルにケインから心配の声がかかった。

「リー…?どうかした?もしかして体調でも…」

そう言って心配そうにこちらを見るケインに、リエルは慌てて自分の世界から現実の世界に戻った。

「大丈夫!大丈夫だから…それよりリルは…」 

そう言ってケインの心配をリルに向けようとしたリエルはリルが男性陣を連れてこちらに戻ってきてるのが見え

(え…?待って、待って待って嘘でしょ、待って!タイム!タイム!)

と、反射的に再度自分の世界に入った。

________________

お気に入り登録してくださった方が72人も!?

昨日から女子にしかわからない痛みで死にそうになって病院に強制連行されました唯ノ葉です。

ほんっと…ごめんなさい…更新は2日に一回のぺーすでやってきてたんですけど…昨日はスマホが触れなくて…ほんっとうに申し訳ないです…

それなのにこんな駄作を読んでくださっている女神様方には感謝しかありません…(何したらこの感謝を伝えられますかね…五体投地?)
 
ちょっと今回は時間がなくて文章荒れております…
次回はちょっとキャラ設定とか頑張るのでお許しヲ…

本日、あ○恋を入れたんです…

検査中暇で暇デ…隣りにいた女性におすすめされて入れたんですけど…一番最初に確定でキャラのSSRもらえるって何!?

まだ推しも決まってないのに…やべぇですわ…

今日学年で合計で人クラス分くらい休み+早退者が出たらしいデス…皆様お気をつけて…

火曜日…火曜日台風でわんちゃん休み…
休みがいい…!台風来て!火曜日だけ!木曜日は○剣○舞映画だから晴れて!小○ちゃんの特典がほしいの!

「小○ちゃん…江○兄様…宗○お兄様…なんとしても我が手に…来なかったらはっ狂者ですわ…なんで最後の一週間だけ3種類もあるの…推しがくる確率が減る…ぱっぱ~祈祷して~」by.ぱっぱと大太刀兄弟と、恒次兄弟に祈って疑問を持たれる系審神者

「ルールを守らないと…どうなるかわかるな?」by.赤髪の絶対王者

「あ~!また来てくれたんっすか!?ありがとうございますっす!」by.黄髪のデルモ

「あ、どうも…また会えましたね。会えた記念に飲みますか?このバニラシェイク」by.影薄い系主人公
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

異世界転生〜色いろあって世界最強!?〜

野の木
恋愛
気付いたら、見知らぬ場所に。 生まれ変わった?ここって異世界!? しかも家族全員美男美女…なのになんで私だけ黒髪黒眼平凡顔の前世の姿のままなの!? えっ、絶世の美女?黒は美人の証? いやいや、この世界の人って目悪いの? 前世の記憶を持ったまま異世界転生した主人公。 しかもそこは、色により全てが決まる世界だった!?

おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ

Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_ 【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】 後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。 目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。 そして若返った自分の身体。 美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。 これでワクワクしない方が嘘である。 そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。

女性の少ない異世界に生まれ変わったら

Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。 目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!? なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!! ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!! そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!? これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。  運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。  憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。  異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。

王女、豹妃を狩る

遠野エン
ファンタジー
ベルハイム王国の王子マルセスは身分の差を超えて農家の娘ガルナと結婚を決意。王家からは驚きと反対の声が上がるが、マルセスはガルナの自由闊達な魅力に惹かれ押し切る。彼女は結婚式で大胆不敵な豹柄のドレスをまとい、周囲をあ然とさせる。 ガルナは王子の妻としての地位を得ると、侍女や家臣たちを手の平で転がすかのように振る舞い始める。王宮に新しい風を吹かせると豪語し、次第に無茶な要求をし出すようになる。 マルセスの妹・フュリア王女はガルナの存在に潜む危険を察知し、独自に調査を開始する。ガルナは常に豹柄の服を身にまとい人々の視線を引きつけ、畏怖の念を込めて“豹妃”というあだ名で囁かれるのだった。

美醜逆転世界でお姫様は超絶美形な従者に目を付ける

朝比奈
恋愛
ある世界に『ティーラン』と言う、まだ、歴史の浅い小さな王国がありました。『ティーラン王国』には、王子様とお姫様がいました。 お姫様の名前はアリス・ラメ・ティーラン 絶世の美女を母に持つ、母親にの美しいお姫様でした。彼女は小国の姫でありながら多くの国の王子様や貴族様から求婚を受けていました。けれども、彼女は20歳になった今、婚約者もいない。浮いた話一つ無い、お姫様でした。 「ねぇ、ルイ。 私と駆け落ちしましょう?」 「えっ!? ええぇぇえええ!!!」 この話はそんなお姫様と従者である─ ルイ・ブリースの恋のお話。

私は女神じゃありません!!〜この世界の美的感覚はおかしい〜

朝比奈
恋愛
年齢=彼氏いない歴な平凡かつ地味顔な私はある日突然美的感覚がおかしい異世界にトリップしてしまったようでして・・・。 (この世界で私はめっちゃ美人ってどゆこと??) これは主人公が美的感覚が違う世界で醜い男(私にとってイケメン)に恋に落ちる物語。 所々、意味が違うのに使っちゃってる言葉とかあれば教えて下さると幸いです。 暇つぶしにでも呼んでくれると嬉しいです。 ※休載中 (4月5日前後から投稿再開予定です)

美醜逆転異世界で、非モテなのに前向きな騎士様が素敵です

花野はる
恋愛
先祖返りで醜い容貌に生まれてしまったセドリック・ローランド、18歳は非モテの騎士副団長。 けれども曽祖父が同じ醜さでありながら、愛する人と幸せな一生を送ったと祖父から聞いて育ったセドリックは、顔を隠すことなく前向きに希望を持って生きている。けれどやはりこの世界の女性からは忌み嫌われ、中身を見ようとしてくれる人はいない。 そんな中、セドリックの元に異世界の稀人がやって来た!外見はこんなでも、中身で勝負し、専属護衛になりたいと頑張るセドリックだが……。 醜いイケメン騎士とぽっちゃり喪女のラブストーリーです。 多分短い話になると思われます。 サクサク読めるように、一話ずつを短めにしてみました。

処理中です...