もしかしてこの世界美醜逆転?………はっ、勝った!妹よ、そのブサメン第2王子は喜んで差し上げますわ!

結ノ葉

文字の大きさ
上 下
12 / 85
本編

11.執事長side.ハーヴェンの思い

しおりを挟む
「お嬢様、こちら先程届いたお手紙です、」

そう言って手紙を手渡した私めにお嬢様は

「えぇ…そこに置いておいて」

と、手紙を片手に困ったような表情でこちらに微笑まれました。

事の発端はお嬢様がかねてから婚約候補の一人であった
この王国の第二王子を婚約候補から外し、妹君に当たる……何と言いましたか…リ、リ…、

…あぁ、リゼル様と、第二王子が婚約を結ばれた事でありました。

リエル様の婚約候補の中では第二王子のシュガル様が一番権力を持っておられましたから、

知らず知らずのうちに他の方を牽制されておられたのだと思います…

が、今回婚約候補の中から第二王子を外されたことで、リエル様との婚約を望む男共…ンンッ失礼、

男性から大量に自分を婚約候補に加えてほしいという内容の手紙が届いているのです。

一応此方でも危険な内容ではないか、お嬢様の年齢に合う内容であるか一度確認をし、

危険があると判断したものはもう50枚以上処分しているのですが…

やはり毎回20枚近くお嬢様の手元に渡ってしまいますね、本来はこちらで全て処分して差し上げたいのですが…

お嬢様に見合う身分の方からの手紙には大変ではありますが、きちんとこの手紙を読みました、

という意味を込めて手紙の中から一番美しい文章を選んで紐に書き、

お嬢様の生家であるシュルテンヴェルの家紋にも描いてある桃色のイキシアとインパチェンス、エリカの花を使った花束にその紐を巻き付け、

相手方の家に送るという
シュルテンヴェル家の決まりがあるので、

私めに出来ることは手紙の分別程度しか出来ないのです…

「執事長、いえハーヴェン様、お嬢様がお呼びです」

「お嬢様が…?分かりました。もう下がって良いですよ、」

「はい、失礼致します…」

どうやらお嬢様に呼ばれたようですね…急がなくては…
____________________
____________________
これは…

私は先程お嬢様に呼ばれ、新たなお嬢様の婚約候補を決めるよう仰せつかったのですが…

お嬢様から預かったリストに書いてあったものは…

「第1、清潔感があること!(これは必須よ!)
 第2、普通の体型の方。(変に太っている方や、痩せている方は遠慮するわ、)
 第3、顔が整っている方は嫌(整っている方で第二王子みたいに性格が悪い方が多いんだもの)
 第4、身長は余り指定は無いわ、人数もハーヴェンに任せるわ、大変だと思うけど宜しくお願いするわ。」

……お嬢様、手紙の読み過ぎで疲れておられるのでしょうか…

ここに書いてある条件を満たそうとすると位が高い旦那様や私めのような醜い方しか集まらないと思うのですが…

いえ、このハーヴェン、お嬢様に命じられたことならば何でも凝らしてみせましょう…

まずは条件に値する婚約候補を決めて手紙を送らなくては…

お嬢様の条件でしたらあの家とあそこの家のご子息様も入りますね…あと、隣国ではありますがお嬢様と話の合いそうな方が一人いたはずです…

_________________________
お気に入り登録してくださった方が27人も!?

学校から帰っている途中に見て、驚きのあまりスマホが手から滑って落ちてあわや排水溝というヤバイ所に入りそうになりました唯ノ葉です。

この後書き読んでくださっている大天使様は今居られるのかしら…と思いつつ書いています。

ところで…、すんごい話変わるんですが、
月曜日のテレビであの戦国武将のやつありますよね?

私、うちの子(刀の付喪神)のお陰で戦国武将が大好きなのですがお父様がいる手前はしゃげなくて録画していたのに、お父様に見ないんなら消すぞ、と言われ消されました…ガチで泣きそうです…


抜○は今日も今日とて来ておりません。そのくせしてイベントはクリアしました…今回は海より大分簡単でしたね…

○丸を呼ぼうとすると資材が直ぐに溶けるんですよ…なんでぇ?需要と供給がつり合ってませんわ…

因みに録画を消されたテレビでは、おどおどしてる料理が上手い知的なあの人と、パーカーのフードを被ってるあの御方が好きです…、どうでもいいですね…

「私は少し抜○を探す旅に行ってきます!良かったらまた来てくださいね♪」by.資材限界系審神者。 

「私のお友達が帰って来るまでは、私がここを守ってやるのだ!るーる違反?をしたら一発食らわせてやるから覚悟しておくのだぞ!」by.ピンク髪の魔王

「また来てくれるのを待ってるっすよ!」by.影移動のできるホブゴブリン

「じゃ、また今度ね!また会いましょ!」by.元精霊の女王

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

異世界転生〜色いろあって世界最強!?〜

野の木
恋愛
気付いたら、見知らぬ場所に。 生まれ変わった?ここって異世界!? しかも家族全員美男美女…なのになんで私だけ黒髪黒眼平凡顔の前世の姿のままなの!? えっ、絶世の美女?黒は美人の証? いやいや、この世界の人って目悪いの? 前世の記憶を持ったまま異世界転生した主人公。 しかもそこは、色により全てが決まる世界だった!?

旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜

ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉 転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!? のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました…… イケメン山盛りの逆ハーです 前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります 小説家になろう、カクヨムに転載しています

美醜逆転異世界で、非モテなのに前向きな騎士様が素敵です

花野はる
恋愛
先祖返りで醜い容貌に生まれてしまったセドリック・ローランド、18歳は非モテの騎士副団長。 けれども曽祖父が同じ醜さでありながら、愛する人と幸せな一生を送ったと祖父から聞いて育ったセドリックは、顔を隠すことなく前向きに希望を持って生きている。けれどやはりこの世界の女性からは忌み嫌われ、中身を見ようとしてくれる人はいない。 そんな中、セドリックの元に異世界の稀人がやって来た!外見はこんなでも、中身で勝負し、専属護衛になりたいと頑張るセドリックだが……。 醜いイケメン騎士とぽっちゃり喪女のラブストーリーです。 多分短い話になると思われます。 サクサク読めるように、一話ずつを短めにしてみました。

おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ

Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_ 【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】 後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。 目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。 そして若返った自分の身体。 美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。 これでワクワクしない方が嘘である。 そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。

私は女神じゃありません!!〜この世界の美的感覚はおかしい〜

朝比奈
恋愛
年齢=彼氏いない歴な平凡かつ地味顔な私はある日突然美的感覚がおかしい異世界にトリップしてしまったようでして・・・。 (この世界で私はめっちゃ美人ってどゆこと??) これは主人公が美的感覚が違う世界で醜い男(私にとってイケメン)に恋に落ちる物語。 所々、意味が違うのに使っちゃってる言葉とかあれば教えて下さると幸いです。 暇つぶしにでも呼んでくれると嬉しいです。 ※休載中 (4月5日前後から投稿再開予定です)

異世界で婚活したら、とんでもないのが釣れちゃった?!

家具付
恋愛
五年前に、異世界に落っこちてしまった少女スナゴ。受け入れてくれた村にすっかりなじんだ頃、近隣の村の若い人々が集まる婚活に誘われる。一度は行ってみるべきという勧めを受けて行ってみたそこで出会ったのは……? 多種多様な獣人が暮らす異世界でおくる、のんびりほのぼのな求婚ライフ!の、はずだったのに。

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。 「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。 異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。 初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!

何を言われようとこの方々と結婚致します!

おいも
恋愛
私は、ヴォルク帝国のハッシュベルト侯爵家の娘、フィオーレ・ハッシュベルトです。 ハッシュベルト侯爵家はヴォルク帝国でも大きな権力を持っていて、その現当主であるお父様にはとても可愛がられています。 そんな私にはある秘密があります。 それは、他人がかっこいいと言う男性がとても不細工に見え、醜いと言われる男性がとてもかっこよく見えるということです。 まあ、それもそのはず、私には日本という国で暮らしていた前世の記憶を持っています。 前世の美的感覚は、男性に限定して、現世とはまるで逆! もちろん、私には前世での美的感覚が受け継がれました……。 そんな私は、特に問題もなく16年生きてきたのですが、ある問題が発生しました。 16歳の誕生日会で、おばあさまから、「そろそろ結婚相手を見つけなさい。エアリアル様なんてどう?今度、お茶会を開催するときエアリアル様をお呼びするから、あなたも参加しなさい。」 え?おばあさま?エアリアル様ってこの帝国の第二王子ですよね。 そして、帝国一美しいと言われている男性ですよね? ……うん!お断りします! でもこのまんまじゃ、エアリアル様と結婚させられてしまいそうだし……よし! 自分で結婚相手を見つけることにしましょう!

処理中です...