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本編
3.お兄様イケメン過ぎん?
しおりを挟むバタバタバタ ガタガタガタ
ちょッ、嘘でしょ!?もう来たの!?
しかも無理やり扉開けようとしてる……
「お姉様!開けてくださいよ!ハァハァ…テルと遊びたかったからこっち見てたんですよね?」ガタガタ
「リル?どうしたんだい?ハァハァ…もしや嫉妬してしまったのか?安心して、リルを捨てるなどしないよ、ほら開けておくれ」ドンドン
キモイキモイキモイ!めっちゃハァハァ言ってるし、第二王子が何か偉そうなこと言ってくるしマジ無理だから!
!あそこに居るのは…布が邪魔で良くわかんないけど…一か八か…!!
「助けてお兄ぃー様!」
「えっ…ちょっ、あれを呼んだの!?辞めてよ!」
妹(仮)が何か言って第二王子をおいて走っていったけど気にしない!お兄様はこっち来てくれてるみたいだし勝った!!
「ちょっ、こっち来んなよ!」ジリジリ…
「お前がリーを…」「テル!僕をおいていくな!」バタバタバタ
はぁ……もう行った…?
「リー、あの二人はもう行ったよ、怪我はしていないかい?」
!さすがお兄様、私の心情も汲み取ってお兄様の力なら簡単に開けられる部屋を開けずに扉越しに聞いてくださる!
「だ、大丈夫です!ありがとうございましたお兄様、」
そう言って、ひょこっと扉を少し開け顔を出す私にお兄様は
「リー!出てきて大丈夫なのか!?体調が悪くなってたりしないか?」とまた声をかけてくださった。はぁ…先程の第二王子とは比べ物にならない程の紳士っぷり♡
しかも、いつものように布をつけてはいるものの新聞に出てくるような男とは違って鍛えていることがすぐにわかるガッチリとした体に布の間から見える美しい金髪…
ボソッ「いつにも増して格好良いですわ……」
言うつもりじゃないじゃなかった言葉が思わず声に出てしまった
「ヘッ?」ボンッと顔を真っ赤にさせるお兄様
「リー?今なんて…」信じられないような顔をしてこちらを見るお兄様に「今…?いつにも増して…」そ、その後…と期待のような怖れのようないろいろな感情が混じったような瞳をしているお兄様を見て「格好良いと、言いました」と思わず白状してしまった私に本当に!?とキラキラしている目をこちらに向けるお兄様
……控えめに言って滅茶苦茶可愛いですわ……
「僕が格好いい何てそんなこと…きっとリーが僕を喜ばせようとして……でもリーは僕の体を見ても拒絶したりしないし…」
とボソボソと話すお兄様。
「お兄様…?」
「リー…見てほしいものがあるんだけど…」ゴクリと喉を鳴らしたお兄様に私は間髪入れずに頷いた。
一度深呼吸してから、少し後ろを向いて布を取り始めたお兄様を後ろから見ながら考え込む
どんなお顔なのかしら…体つきとか髪を見ても格好いいのは間違いないと思うのだけれど…ん、終わったみたいね…
「リー、気分が悪くなったらすぐに言うんだよ?」
「は、はい!」
そしてこちらを向いたお兄様を見て私は固まった。
お兄様イケメンすぎない……?
そして話は冒頭に戻る。
________________________
まだ少ししか書いていないのにお気に入り登録してくださった方滅茶苦茶ありがとうございます
(*˘︶˘*).。.:*♡
こんな駄作を読んでいただいて感謝しかありません♡
誤字指摘などありましたらよろしくおねがいします!
m(_ _)m
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