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本編
2.多分異世界転生したんだけど、皆布被ってる…何処の宗教?
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「リー?やっぱり気持ち悪かったよね、御免、今布をつけるから…」
そう言って慌てたように布をつけるお兄様に向かって私は思わず「格好良いですわ!お兄様!」と叫んだ。
「え?」きょとんとしたお兄様を前に私はやっと
自分の元の世界と美醜が逆転していることにも気がついたのだ。
________________________
話は変わるが私は転生者である。
よくある本を読んでいて思い出したとか頭をぶつけて思い出したタイプではない
生まれた瞬間にもう記憶を持っていたタイプの転生者だ。
別に前世の記憶と呼ばれるものもしっかり持っていたし、
いわゆる夢女と呼ばれる部類だった私はそのへんの知識があった為混乱はしなかった
、が一つだけ理解できないことが私にはあった。
其れはうちに養子で入った妹と私以外全員が布を被っている事である。
最初はそういう宗教かと思って私自身もつけようとしたのだが
執事長にもメイド長にも止められた為
そういう宗教に入っているわけではないと思う。
一度入った新人のメイドに何故布を着けているのか聞いてみたことがあるが、
その時は
「え…あ…リル様は気にしなくて良いことです!」
と言い切られて終わってしまった。
目の保養が無い…
と知り落ち込んだ弱8歳の私は外に出ることを嫌がりだんだん引きこもりになっていった。
お父様に部屋から出るように説得されたがいくら愛しきお父様の願いだって無理なものは無理なのだ…
だって…新聞を見ても外に出てもブサメンばかりなのよ…!?
恐怖しかないでしょ!?
ブサメンブサイクと言い続けているが別に私はブサイクが嫌いなわけではない。
ブサイクで尚且、清潔感のない男が無理なのである。
清潔感があればまだ…と思えるがこの世界不潔な人が多すぎる…
新聞に乗っているような男や我が物顔で外を歩いている男は皆揃いも揃って低身長で太っていて常に汗だく、
ニキビ爆誕、
眉毛ボサボサ、
服のセンス超悪いが必ずセットになっている。
無理!どれか一つならまだしも全部セットで来る!?
マジムリ…
というわけで部屋に引きこもってから3ヶ月と4日が立った。
え?早い?其れは……あれだよ…ご都合から始まって主義で終わるあれ、
さて、話は戻るが部屋に引きこもった3ヶ月私は何をしていたかって?
其れはね、ドレスのデザインを描いていたのよ!
え?
と思われるかもしれないけれど前世の私は結構有名なブランドで働いていたの、
つまりは美意識が違いすぎて気持ち悪いのよ…
だって考えてみて?
朝起きてからメイクをして、仕事時間はずっと有名なデザイナーが担当した服やドレスに囲まれてて、
仕事が終わって家に帰っても愛しの彼氏様が作った綺麗な作品に囲まれていたのよ?
それが今や部屋はたしかに豪華になったけれど
メイク用品は少ないし、
毎月届けられるドレスはどれもくすみカラーばかり
デザインもほぼ変わらない。
部屋にはガラスの花瓶も綺麗なレースだって無い…
確かに引きこもったのは私だけど、
こんな空間にずっといたら気が狂っちゃうわよ!まったくもう…
って、ん?あれは………うちのバカ(妹)と第2王子?
何であんな所にいるの……?そこ私が手入れしてる花園何だけど…
待って待って待って…何でうちのバカはあたかも自分が育てましたみたいに花に触ってんの?
え…まじ無理なんだけど……
そして…気のせいじゃなかったらこっち見てるんだけど……
無理…清潔感皆無×清潔感皆無…うぇ…せめて布してよ、布!
って、こっち来てる……?
絶対に嫌!こっち来ないでよ!マジで来ないで!恥ずかしいとかじゃないから!やだ!汗臭い匂い移るじゃない!
そう言って慌てたように布をつけるお兄様に向かって私は思わず「格好良いですわ!お兄様!」と叫んだ。
「え?」きょとんとしたお兄様を前に私はやっと
自分の元の世界と美醜が逆転していることにも気がついたのだ。
________________________
話は変わるが私は転生者である。
よくある本を読んでいて思い出したとか頭をぶつけて思い出したタイプではない
生まれた瞬間にもう記憶を持っていたタイプの転生者だ。
別に前世の記憶と呼ばれるものもしっかり持っていたし、
いわゆる夢女と呼ばれる部類だった私はそのへんの知識があった為混乱はしなかった
、が一つだけ理解できないことが私にはあった。
其れはうちに養子で入った妹と私以外全員が布を被っている事である。
最初はそういう宗教かと思って私自身もつけようとしたのだが
執事長にもメイド長にも止められた為
そういう宗教に入っているわけではないと思う。
一度入った新人のメイドに何故布を着けているのか聞いてみたことがあるが、
その時は
「え…あ…リル様は気にしなくて良いことです!」
と言い切られて終わってしまった。
目の保養が無い…
と知り落ち込んだ弱8歳の私は外に出ることを嫌がりだんだん引きこもりになっていった。
お父様に部屋から出るように説得されたがいくら愛しきお父様の願いだって無理なものは無理なのだ…
だって…新聞を見ても外に出てもブサメンばかりなのよ…!?
恐怖しかないでしょ!?
ブサメンブサイクと言い続けているが別に私はブサイクが嫌いなわけではない。
ブサイクで尚且、清潔感のない男が無理なのである。
清潔感があればまだ…と思えるがこの世界不潔な人が多すぎる…
新聞に乗っているような男や我が物顔で外を歩いている男は皆揃いも揃って低身長で太っていて常に汗だく、
ニキビ爆誕、
眉毛ボサボサ、
服のセンス超悪いが必ずセットになっている。
無理!どれか一つならまだしも全部セットで来る!?
マジムリ…
というわけで部屋に引きこもってから3ヶ月と4日が立った。
え?早い?其れは……あれだよ…ご都合から始まって主義で終わるあれ、
さて、話は戻るが部屋に引きこもった3ヶ月私は何をしていたかって?
其れはね、ドレスのデザインを描いていたのよ!
え?
と思われるかもしれないけれど前世の私は結構有名なブランドで働いていたの、
つまりは美意識が違いすぎて気持ち悪いのよ…
だって考えてみて?
朝起きてからメイクをして、仕事時間はずっと有名なデザイナーが担当した服やドレスに囲まれてて、
仕事が終わって家に帰っても愛しの彼氏様が作った綺麗な作品に囲まれていたのよ?
それが今や部屋はたしかに豪華になったけれど
メイク用品は少ないし、
毎月届けられるドレスはどれもくすみカラーばかり
デザインもほぼ変わらない。
部屋にはガラスの花瓶も綺麗なレースだって無い…
確かに引きこもったのは私だけど、
こんな空間にずっといたら気が狂っちゃうわよ!まったくもう…
って、ん?あれは………うちのバカ(妹)と第2王子?
何であんな所にいるの……?そこ私が手入れしてる花園何だけど…
待って待って待って…何でうちのバカはあたかも自分が育てましたみたいに花に触ってんの?
え…まじ無理なんだけど……
そして…気のせいじゃなかったらこっち見てるんだけど……
無理…清潔感皆無×清潔感皆無…うぇ…せめて布してよ、布!
って、こっち来てる……?
絶対に嫌!こっち来ないでよ!マジで来ないで!恥ずかしいとかじゃないから!やだ!汗臭い匂い移るじゃない!
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