星雲舞台の瞬き

これは、8年後に全星域を舞台とした戦争へのプロローグ…。

人類が、外宇宙へを進出し始めてから数千年の月日が流れた、銀河系の世界。
銀河系に存在する一国家、クラウダ連合国の中にある一つの惑星”ランスケープ”の高校生である、ヴァーシャ 、エーファ、ユラ、 コルネア、そして1年生のミユハは人形劇研究部として部活に勤しんでいた。

秋も近づき、学園祭が始まろうとする時期、人形劇研究部として何をやるか一同は頭を悩ませていた。
そんな中、ユラの言葉から、先の戦争での英雄だったエーヴェルハイトの名が挙がり、琴線に触れたエーファは、彼を題材にしようと決定する。

早速、エーヴェルハイトの記憶データに会いに行くが、彼及び彼に関係する人物の記憶データの閲覧は一般には禁止されていた。
不満を漏らすが、仕方ないので別の資料を検索していた中、ユラはたエーヴェルハイト幻の出版物がある事を話す。
しかし、著者のベティルは、5年前に既に他界していた。
今は、彼の記憶データが、”惑星ボルディ”に管理されている事を確認した一行は、早速向かう事とした。

ベッティルの記憶のある管理局に向かい、彼と対面を果たす。
どんな話を聞けるか胸高鳴る一同であったが、それは、彼女達が想像とは違ったもう一つのエーヴェルハイトの姿だった。
果たして彼は、本当に英雄だったのだろうか。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,141 位 / 192,141件 SF 5,475 位 / 5,475件

あなたにおすすめの小説

キンメッキ ~金色の感染病~

木岡(もくおか)
SF
ある年のある日を境に世界中で大流行した感染病があった。 突然に現れたその病は非常に強力で、医者や専門家たちが解決策を見つける間もなく広まり、世界中の人間達を死に至らしめていった。 加えてその病には年齢の高いものほど発症しやすいという特徴があり、二か月も経たないうちに世界から大人がいなくなってしまう。 そして残された子供たちは――脅威から逃れた後、広くなった地球でそれぞれの生活を始める―― 13歳の少年、エイタは同じ地域で生き残った他の子供達と共同生活を送っていた。感染病の脅威が収まった後に大型の公民館で始まった生活の中、エイタはある悩みを抱えて過ごしていた……。 金色の感染病が再び動き出したときにエイタの運命が大きく動き出す。

未来はあるのか

茨城 凛
SF
2877年 突如、宇宙から来た侵略者により人々は3種の生き物に分かれた。 姿と理性を失い殺戮だけを繰り返す長寿生命。 姿は変えられたが人の心は残っている生命。 そして、何も変わらず生きる日々をおびえながら暮らす人の生命。 これはその者達の生きざま。 (長編にするか悩み中ですが、中々物語が思いつかないので詩みたいにしています。)

怪獣特殊処理班ミナモト

kamin0
SF
隕石の飛来とともに突如として現れた敵性巨大生物、『怪獣』の脅威と、加速する砂漠化によって、大きく生活圏が縮小された近未来の地球。日本では、地球防衛省を設立するなどして怪獣の駆除に尽力していた。そんな中、元自衛官の源王城(みなもとおうじ)はその才能を買われて、怪獣の事後処理を専門とする衛生環境省処理科、特殊処理班に配属される。なんとそこは、怪獣の力の源であるコアの除去だけを専門とした特殊部隊だった。源は特殊処理班の癖のある班員達と交流しながら、怪獣の正体とその本質、そして自分の過去と向き合っていく。

クロラ

方正
SF
何十年、何百年経っても人々は争う事を辞める事は出来なかった。 戦う事が人間の歴史を作っていた。 そして、国家と企業は対立した。古い体制は一度は終結したが、実状は何も変わることはなかった。 それでも時代は進む、今度は資源を巡り争う。結局は時代は繰り返した。 一度は世界はまとまった、地球環境の再生と地球外への移住を目的にまとまったが長くは続くことはなかった。 世界はそれでも、争う事を望んだ。 それでも進歩はあった、戦争は集団で戦う事から個人の戦闘能力に重点を置く戦いに変わった。 戦う事でしか生きる方法を知らないユリとリュウは故郷の東京コロニーを再建するために戦い続ける。 戦闘能力という悪魔のような力で、故郷を元に戻すという事を望み、世界を灰してしまう。 信じる神もいない世界で、彼らは生きる事を選んだ。

屑星の英雄はランプを擦る/対抗狙撃戦

二市アキラ(フタツシ アキラ)
SF
人造神グレーテルキューブによって惑星アークへ転送された地球人類は、惑星表面に設置された幾つかの巨大コロニーに分散して生き延びていた。中でも最大規模の人口を有するコロニー・エバーグリーンは、先住生物である昆爬虫類の侵攻から自らの生活圏を守る事に成功し着実にその領土を拡充しつつあった。  だがそれは表向きの話。歴史には様々な暗黒面がある。昆爬虫類と最前線で対峙する一人の若き軍人スパイナーが、英雄的行為によって戦場での壊滅的大打撃を回避した。 しかし彼は、軍上層部からある事実を隠蔽する為に、英雄の称号を与えられながらも強制退役させられていた。  ブロンズメダルの万能兵器コネクターを持つこの英雄スパイナーの渾名はロックロウ。  ロックロウが、しがない特別退役軍人年金の穴埋めに始めた始末屋稼業は、様々なトラブルを彼に運んで来るのだが、、。

地球が蒼に染まる時、空に鳴く

藍染木蓮 一彦
SF
竜と少年たち、前時代の文明崩壊の後、全力で生きる───。 地殻変動により、海底から吹き出したガスの中に電気エネルギーにかわるシアグル粒子が発見される。 龍の襲来、白の巨塔に住む人間と、外で戦う軍人。 少年たちは白の巨塔から逃げて、世界に飛び出す。 ※BLのタグをつけていますが、その判断は読者様にお任せします

山の手のひらの上でワルツ、ときたまサンバ、総じて東京音頭

saiou
SF
どこにでもありそうで、どこか変な街で日々を過ごす「私」の日常を描いた、ものすごくライトなSFです。 ※各話のタイトルは東京都内の駅名を冠していますが、現実の駅や周辺地域とは一切関係ありません。 ※この作品は「アルファポリス」、「カクヨム」、「ノベルバ」に投稿しています。

緑青眼の生存者(ヴァーディグリスアイズ・サヴァイバー)

九語 夢彦
SF
近未来SFの短編。 火星のテラフォーミングのために作られた、 ただの土壌開発球菌と自己進化植物が、 人類の想定外の共生関係を構築し、 病原性を持った球菌が全世界にばら撒かれ、 自己進化植物が意識を持って人類を排除し始めた世界で、 球菌に適合した主人公達が特殊能力を武器に生き残る物語。

処理中です...