【R-18】寂れた社のお狐サマ

田舎編

【R-18】想い４

「失礼して、よいしょっと――」
「の、のわぁ――あっ！？♡」
　騎乗位の姿勢から、下半身は繋がったまま、ミコの身体は学の両手に持ち上げられ、宙に浮いた。
　学は立ち上がり、ミコの両足の太ももを持ち、腕力だけでミコの体重全てを支えている。

　振り落とされぬように、ミコは学の肩に手を回している。

　落ち着かない様子のミコに学は、
「これは、駅弁って体位なんだよ」
「ほ、ほうエキベンとな……。しかし、これは、お主が大変ではないか？」
「全然。ミコさん、軽いし」
「うっ、うぅ――っ♡♡」

　サラリと言ってのける学に、ミコは頼もしさを感じ、愛おしさが膨らんでいく。

（ぬぅ……、この体勢、ワシが出来ることは殆どないのう……）
　彼に両足を、両手で抱えられている以上、ミコは自由に身動きが出来ない。

（ということは、この状態で……ワシは抵抗出来ずに、一方的に突かれることになるのじゃなぁ……♡　このような力がいる体勢での交わり……なんと逞しい♡）

　学の太く力強い腕に、その身を委ね、交尾する。
　そのオトコに支配される感覚に、ミコは子宮を疼かせ、期待していた。

「うむっ♡　このままワシの中で、そのデカマラを乱暴に擦り付け、ビュービューと射精するつもりなのじゃなぁ……？♡」
「たしかに、そうなんだけど……改めて言葉にされると、その……俺、酷いことしちゃってるような気が……」
「フフっ、ワシが望んでいることじゃ。お主に激しく求められるのは、嬉しいからのう♡」
「もしかして、ミコさんって結構、M？」
「えむ……？」
「痛いこととか、乱暴にされて悦ぶ、エッチな人って言えばいいのかな……」
「そうか、うむ……そうかもしれんな。だが、これはきっと――お主にだけじゃ。お主がくれるものなら、痛みすら愛おしい……」

　幸福が滲み出るように、目を細め、ミコは笑った。
　それほどまでに、自分を愛してくれているのだと、学に伝わる。

　ミコの膣内で、愛おしさから陰茎がムクムクと大きくなる。

「クク、今の言葉、そんなに嬉しかったのかのう……？♡」
　膣内の感触で伝わったのかミコに見透かされ、学の顔は真っ赤になる。そして、
「もう、いいから――ッ！！」
「おほォっ！？♡♡」

　ムキになり、照れ隠しとばかりに、学はミコの膣内を乱暴に突き始める。

「おっ、おぉォっ！♡　これはぁ、さっきより深いィ、のぉおォぅっ♡」
　だが、乱暴なピストンはミコを苦しめるどころか、快楽をもたらすばかり。

（ムキになりおってぇ……っ。やはり、まだまだ子どもじゃのう♡）
　学の子どもっぽい一面が垣間見え、ミコの心は、もっと彼を好きになっていく。

　遠慮ない挿入に、ミコの身体は歓喜し、乳首からは母乳を、股間からは潮を、断続的に噴き出す。

「おぉおォっ♡　道具のように使われとるとぉ、いうのにぃっ♡　気持ち良いぞぉォっ！♡」

　挿入で持ち上げられたミコの身体が、重力によって下がっていく。
　そこに、一度離れ、戻って来たチンポが子宮の形が変わってしまうほど、下から強く叩きつける。

　人間の身体にとっては痛みを伴うであろう行為さえ、ミコの身体は快楽に変え、彼女を悦ばせる。

「おぉおんっ♡　これぇ、好きじゃっ♡　もっとぉ、もっとぉォ、してくれぇェっ♡」

　ミコの言う通り、学は速度を上げて、ガツガツと腰を振る。

「おっ、おっ、おぉォォっ！？♡　よいぃっ、よいぞォっ♡　駅弁、交尾ぃぃっ♡」

　膣内で暴れる肉棒が、脈打つ速度が速まっていく。
「おぉっ！？♡　射精そうなのじゃなっ♡！？　欲しいィぃっ、恵んでくれぇっ♡　精液ぃ、お主のぉ……おっ♡　おんっ♡　子種ぇ♡　あっ、あっあっあぁっ――」

　射精が近いと分かり、マンコは更に締め付けを強くし、来るべき子種に備えていく。
　チンポは限界まで硬くなり、最奥に精を放つその時まで、膣襞をかき分け続ける。

　そして、もう入りきらないほどに精液で溢れ切った子宮の中へ、再び、放出していく。

「――ッッ！！」
「おっ、おぉおぉぉぉォぉほぉォォ～～――っ！！♡」

　脳が焼かれ、溶け切ってしまうような、絶頂。
　子宮の奥に何度も何度も擦り付け、本能のままに交尾する、生物にとって最上の瞬間。

「あへぇえぇェぇっ♡　そ、そんなにぃ……出してもぉォ……もう、入らぬぅ、ぞぉ♡」

　既に膣内から逆流している精液が、新たに供給され、ミコは脱力しきり、舌をだらしなく出したまま、イキ続けている。

　そんな状態にあるミコだったが、学は違った。
　ミコが絶頂の最中にあるというのに、ピストンを再開し出す。

「おっヒィぃ！？♡　ま、まてぇっ♡　おっ♡　このままぁ、突くと、馬鹿になりゅぅっ♡　馬鹿になってしまうぅゥゥ～～ーーっ！！♡」

　だが、学は止まらない。
　ミコの反応から、本気で嫌がっているのではなく、快感に戸惑っていると感じたからだ。

「いいよ、馬鹿になってっ！　俺のチンポでいっぱい、イってっ！！」
「んぉォっ♡　デカマラぁっ♡　たまらぬぅ♡　交尾い、子づくりぃぃっ♡　しゅごいぃィィっ！！♡♡」

　この行動は、学の飽くなき性欲だけでなく、徹底的にイかせることで彼女を屈服させ、完全に自身のモノへしたいという独占欲からのものであった。

　既にミコは、学に骨抜きにされているはずだが、それでも彼の中に不安があったのだろうか。
　それとも単に、甘えたかっただけ、だったのかもしれない。

　それすら、本人はわかっていなかった。

「おぉぉォォん♡　しゅきぃいぃっ♡」
　ミコの獣のような喘ぎ声が、社に響き渡り、激しい交尾は続く。

　そして、そのまま行為は休むことなく続き、昼から夕暮れになっていた。

「おっ♡　おぉォっ♡　まなぶぅ、この体勢はぁ、まるでケダモノのようではないかぁ……っ♡」
　今、ミコは四つん這いの状態になり、後ろから学に突かれていた。

　後背位の格好で交わる二人の裸体を、室内に射す夕陽が赤く照らしている。
　社の中は、淫靡な匂いが立ち込め、精液や愛液、涎などの体液であちこち汚れてしまっている。

「気持ちいいでしょ？　これは、後背位――バックって言われてるヤツだよっ」
　学が、腰を強く打ち付ける。その度に、ミコの触り心地の良い尻尾に肌が触れる。
「んほォっ♡　これが、バックっ♡　この体勢も、好きじゃぁっ！♡」

　膣内をほじられ、歓喜の声を上げるミコ。
　
　学は行為を続けながら、
「それじゃあ、今日教えたことの復習しよっか」と問う。
「う、うむっ♡」

　あれから二人は行為を続けつつ、学は性的な知識や語句を、ミコに教えていた。

「ミコさんに入れてるコレは？」
「おっ♡　チンポじゃっ♡　ペニスぅ、マラぁ♡　肉棒ぅ♡」
「うん、合ってるよ。じゃあ、チンポを入れているここは？」

　問題となったソコへ、チンポの形を覚えこませるように擦り付ける。　

「おぉォっ♡　マンコぉっ♡　ヴァギナっ♡　オメコじゃあぁっ♡」
「――正解っ」
「のぉォっ！？♡　やった、のじゃっ♡　おっ、んおォぉっ！！♡」
　膣を突かれつつ、学へと振り返り、子どものような笑みを一瞬浮かべるが、すぐに快楽で表情が歪んでしまう。

　だが、行為に夢中だった二人は、ようやく気付く。

　外が夕暮れになり、学はそろそろ帰らないといけない時間だということを――。

「名残り惜しいけど……」と学は表情を曇らせる。
「そうじゃな。じゃが、最後に一緒に――イキたいぞっ♡」
　ミコは『イク』という覚えたての言葉を口にしながら自身の尻を、学の腰に押し付ける。

「んっ……そうだね」学は明るさを取り戻し、腰を振る。

「おっほぉっ♡　よいぞっ♡　お主のデカチンポが、ワシのマンコの中で跳ねておるっ♡」
「――っ！？」

　学を興奮させようと、ミコは今日吸収した知識を用いて、学を煽っていく。

「すごいのう、ぉっ♡　ビクビク震えてぇ、あっ♡　そんなにワシの膣内に、ビュービューとぉ♡　ザーメンを出して、孕ませたいのかのう……？♡　あぁっ♡」

　学のピストンに、熱が入る。
　ミコの気遣いが嬉しくも卑猥で、射精への欲求が高まっていく。

「おっ♡　おぉっ♡　よいぞっ♡　何度でも孕ませてくれっ♡　お主の精子で、ワシの卵子を犯しておくれっ♡♡」

　絶頂に向け、二人は高まっていく。
　学の身体が離れぬようにと、ミコの尻尾が巻き付く。
　学も、離さないように両腕でギュッと尻尾を抱きしめる。

「おっ♡　おぉおぉォっ、しっぽぉォっ！？♡」

　敏感な尻尾を逞しい腕で抱かれ、刺激を受けたミコの膣内は、チンポを最大の力で締め付ける。

「おぉっ♡　イク、いぐぅううゥゥーーっ！！♡♡」

　最大まで勃起したチンポが、ミコの子宮奥深くへ潜り、絶頂へ導く。

「おっ、おぉぉおおぉほォぉおおほォ～～ー―っ！！！！♡♡♡♡」

　肉棒の先端から、ザーメンが爆ぜ、ミコの意識を真っ白に染め上げていく。

「あへえぇえェっ♡　きとるぅ、きておるぅうゥっ♡♡　ザーメンがぁ、子種ぇ、精子がぁっ♡　ワシのぉ、卵子に向かっておるぅうゥ……っ♡♡♡♡」

　ミコは絶頂の高みから戻ってこれず、母乳と潮を噴き、膣口から精液をこぼし、口からは涎を垂らした顔のまま、交尾の素晴らしさを感じていた。
　学は、ありったけの精液を子宮へ送り続け、全身を震わせている。

　射精が終わり、ミコの身体が解放される。

　倒れこむように前へと崩れ落ちたミコは、そこから何とか仰向けの体勢になった。

「あへぇぁっ……あぁっ、あっ……♡」
　ミコの身体は脱力しきっている。そして、
「あっ――♡」
　我慢できなかったのか、膣口から零れ出る精液と共に、チョロチョロと尿道から小水を漏らしてしまう。

「みぃ、みないで……ほしいのじゃあぁ……っ♡♡」

　蕩けた顔のまま、力の入らない身体は顔を覆うことすら出来ず、尿さえ止めることは不可能だった。

「ミコさん……っ！」
　学は、チンポに屈服した姿のミコに興奮を抑えきれず、未だ萎えないチンポを自身で激しく扱き、
「うっ――！！」
　量の衰えることない精液を、ミコの全身にぶっかける。

「げんきじゃ、のう……っ♡　おぬしにはぁ、かてぬぅ……っ♡」
　全身を白く汚されたミコは心底、嬉しそうに笑った。

　しばらく経ち、体力が少し回復したのか、彼女はゆっくり起き上がると、
「あぁーむぅ♡」
　学のチンポを口に含んだ。

「み、ミコさん……大丈夫？」
　口の中の温かくもヌメヌメとした感触に、学は腰を震わせながらも心配していた。

「らいじょうぶらぁ……っ♡　ワシは神じゃぞぉ？　えっちのあとは、ほうしれ、きれいにするのがぁ、マナーらと、漫画に書いてあっらからのう♡」
　精液と愛液に塗れて汚れたチンポに、舌を這わし、労いながら綺麗にしていく。

「いや、多分そういうマナーはない……と思う」
「らんじゃとぉ……！？」
　ミコに口に咥えられたまま話され、学は気持ちよくなってしまう。

「ちょ、ちょっと止めてもらっていいかな？　これだと、ほら、あの、また……続きがしたくなるから」
「う、うむ……っ」

　ミコは大人しく、チンポを解放した。
　こうして、二人の初体験は、激しくも締まらない感じの終わり方となった――。