漫画オタクの俺は『神と一緒に』転生する

作者からのお知らせ

お気に入り20記念番外編 アランのモーニングルーティーン

こんにちは！作者です！
今回、【漫画オタクの俺は『神と一緒に』転生する】のお気に入り登録者数20人をマークしました！有難う御座います！！

この話は番外編という事でアラン達の日常を描いた観察日記みたいな物になります。読まなくても本編には一切支障が出ないのでご安心を…

※前提として、『観察対象以外のメンバーが結託して1日丸ごとの予定を組んだ体で観察対象を1人にしてその日をどう過ごすかと言う実験』と言う事情があります。観察対象はアランです。時系列的には年末大祭りの前です。メレット未登場…。語りは三人称視点です。

それでは番外編、始めましょう！

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CASE.1 アラン・ベネット

「あっ起きたね」
「案外早起きだな…」
「我よりは遅起きだな。偶に早い時もあるが」

現在時刻、5の時30分。アランの起床時間である。ここから彼の1日は始める。

「うわっ…寝癖だらけ」

クスクス笑いながらセドリックがそう言う。未だ半目の状態で起き上がったアランは覚束ない手でカーテンを開けた。そのまま普段過ごす部屋に移動し、障子を開ける。彼の部屋はベットと小さな机が置かれた寝室とメインの和室の2部屋が生活の空間である。もと建築系企業に勤めていた彼からすれば空間設計は赤子の手を捻る様に成せる事である。

『ふわあ…』

あくびをしつつ軽く伸びをした彼は時計を見る。時間を確認した彼は襖の中からタオルを取り出す。

『今日はそう言えば俺以外居ないんだったな…ああ…掃除めんどくさい』

ブツブツ文句を溢しながらもやらないと言う判断を下さない辺り彼の誠実さが窺える。

「あれ、今日って掃除の担当…」

ブレアの一言でレシアルドに視線が集まる。

「…我だな。アラン殿、すまぬ」

苦笑いしながらそう言うレシアルドに、セドリックはやれやれと溜め息を吐いた。

「あはは…あ、アラン風呂に入るのかな？」
「どうだろう…」

アランが向かった先は、まあ…予想通り風呂場。だが、風呂には入らず服のまま浴室に入った。

『やべ…また赤カビが来てる…』

そう言って洗剤とスポンジで擦り始める。魔法でコーティングしてあるのですんなりカビは取れた。そこから服を脱ぎ…（以下略）

30分ほど後。

『ふう…』

体を拭きながら風呂を出た彼はタオルでワシワシと髪を拭いた。適度に鍛えられ、腹筋が輪郭を持っている位の体は理想の体型に後一歩届かない感じである。

「ん、次は朝飯な感じだね」
「一応僕作り置きの朝ご飯置いて来たけどね。気付くかなぁ？」

セドリックは確かに朝ごはんを作っているのだが、冷蔵庫の最下段に入れて上から別のハムやら卵やらを重ねて置いている為非常に気付きにくい所に置いてある。

…勿論意図的に。意外と悪戯精神が高い男である。

ガチャ…

『お、朝飯あんじゃん。頂き～』

一撃で気づいた彼はそのまま軽く温め、ペロリと平らげてしまった。現在時刻、6の時40分である。

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「案外アランって朝はゆっくりするんだね。もっと色々してると思ってた」

ブレアの感想にセドリックは頭を振る。

「いや、昔からあんな感じだよ？朝は脳が動かないんだって」
「ふうん」


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如何でしたでしょうか！モーニングルーティーンって起床後1時間の事を指すらしいですね。この話は1時間10分ですが…

次回番外編は35人の時に上げます！モーニングルーティーンになるかどうか、はてさて…