上 下
16 / 49
本編

14

しおりを挟む
やってしまいましたわ。いくらイタズラとはいえキスは不味かったですわ。どうしましょう。公爵様は固まっておられるし・・・
「ミ・・・ミリア・・・一体何を・・・?」
まぁ、とても顔が赤いですわ!大丈夫かしら?
「えっと、公爵様?大丈夫ですか・・・?」
「あ・・・あぁ、そのだなこれからは不意打ちは無しにして欲しいのだが・・・」
へ?不意打ちですか?
「不意打ち・・・ですか?」
コテンと首を傾げる。すると、
「・・・っ、可愛すぎるんだよ!!」
か・・・かわいい!?面と向かって言われると恥ずかしいですわ。顔が熱くなるのを感じる。両手で顔を隠そうとすると、公爵様が私の手を掴んだ。
「隠すなよ、せっかく可愛いのに」
そしてコツンと額と額をくっつけてきた。
「ははっ、顔真っ赤そんなに恥ずかしかった?」
公爵様が余裕の表情で問い掛けてくる。
「恥ずかしいに決まっていますわ!だって好きな人にこんなことをされてドキドキしない筈がないんですものっ!!」
思わずそんなことを口走ってしまった。するといきなり公爵様が抱きついてきた。そして耳元で言った。
「ごめん今顔見せれない。」
抱き着かれた私は公爵様の鼓動が早くなっているのを感じる。
「恥ずかしいですわ!!」
少し抵抗する。それを抑え込むように公爵様の腕の力が強くなる。


ー後書きー
はい。今回もいい所で切っちゃいました(๑>؂•̀๑)テヘペロ
この後からの展開は個人的にとても好きです。
では次回をお楽しみにー
(まだイラスト募集してます!!!どうか心優しい方お願いします!)
というか、もう話のストックが底をつきました。更新ペース遅くなります!すみません
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー  爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」 見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は……… 「あの、……どなたのことでしょうか?」 まさかの意味不明発言!! 今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!! 結末やいかに!! ******************* 執筆終了済みです。

既に王女となったので

杉本凪咲
恋愛
公爵令息のオーウェンと結婚して二年。 私は彼から愛されない日々を送っていた。 彼の不倫現場を目撃した私は、離婚を叫び家を去る。 王女になるために。

完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。

音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。 だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。 そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。 そこには匿われていた美少年が棲んでいて……

許すかどうかは、あなたたちが決めることじゃない。ましてや、わざとやったことをそう簡単に許すわけがないでしょう?

珠宮さくら
恋愛
婚約者を我がものにしようとした義妹と義母の策略によって、薬品で顔の半分が酷く爛れてしまったスクレピア。 それを知って見舞いに来るどころか、婚約を白紙にして義妹と婚約をかわした元婚約者と何もしてくれなかった父親、全員に復讐しようと心に誓う。 ※全3話。

七年間の婚約は今日で終わりを迎えます

hana
恋愛
公爵令嬢エミリアが十歳の時、第三王子であるロイとの婚約が決まった。しかし婚約者としての生活に、エミリアは不満を覚える毎日を過ごしていた。そんな折、エミリアは夜会にて王子から婚約破棄を宣言される。

ある辺境伯の後悔

だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。 父親似だが目元が妻によく似た長女と 目元は自分譲りだが母親似の長男。 愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。 愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。

御機嫌ようそしてさようなら  ~王太子妃の選んだ最悪の結末

Hinaki
恋愛
令嬢の名はエリザベス。 生まれた瞬間より両親達が創る公爵邸と言う名の箱庭の中で生きていた。 全てがその箱庭の中でなされ、そして彼女は箱庭より外へは出される事はなかった。 ただ一つ月に一度彼女を訪ねる5歳年上の少年を除いては……。 時は流れエリザベスが15歳の乙女へと成長し未来の王太子妃として半年後の結婚を控えたある日に彼女を包み込んでいた世界は崩壊していく。 ゆるふわ設定の短編です。 完結済みなので予約投稿しています。

婚約破棄で見限られたもの

志位斗 茂家波
恋愛
‥‥‥ミアス・フォン・レーラ侯爵令嬢は、パスタリアン王国の王子から婚約破棄を言い渡され、ありもしない冤罪を言われ、彼女は国外へ追放されてしまう。 すでにその国を見限っていた彼女は、これ幸いとばかりに別の国でやりたかったことを始めるのだが‥‥‥ よくある婚約破棄ざまぁもの?思い付きと勢いだけでなぜか出来上がってしまった。

処理中です...