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本編
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今日はフォレスト公爵が来る日。緊張しますわ。侍女達はとても興奮して、準備をしている。今日の私は、オパールグリーンの落ち着いた色合いのドレスを着ている。それに合わせて小さくカットされたモルダバイトを使った控えめなネックレスを付けている。
そして公爵が来るまであと30分位のところでオロオロしだした、お父様が。お父様が私より緊張しているってどうなのかしら。まぁ、それがあるからこそ私は落ち着いていられるのですけれど。
「あああぁぁ、ミリアくれぐれも粗相の無いようにな。」
「お父様それはもう27回目ですわ。大丈夫ですわ。」
そう、お父様は先程からずっとそればかり言っているのですわ。それはもう耳にタコが出来てしまいそうですわ。
「だがなミリア私は心配で・・・」
「公爵様がお見えになりました。」
お父様の言葉は侍女によって遮られてしまった。でもちょうど良かったですわ。そろそろこのやり取りも疲れてきた頃ですし。
「では行ってまいりますわ。」
そう言って応接室に入った。
ごめんなさい。少し長くなりそうなので一旦切りました。
少しだけモルダバイトについて話そうと思います。興味無いわっていう方は飛ばして下さい。
モルダバイトは、チェコ周辺で見つかる緑色の天然ガラスです。緑色が美しく、ジュエリーとして使用するのに適しているのですが、産出が少ないためお値段が張ります。
小惑星の衝突で形成、放出されたとされ、各方面でのコレクターに人気がある宝石です。
ー後書きー
読んでいただきありがとうございます。出来れば感想を送ってください。よろしくお願いします。
イラストはまだ諦めてませんよ!(←しつこい)
そして公爵が来るまであと30分位のところでオロオロしだした、お父様が。お父様が私より緊張しているってどうなのかしら。まぁ、それがあるからこそ私は落ち着いていられるのですけれど。
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「お父様それはもう27回目ですわ。大丈夫ですわ。」
そう、お父様は先程からずっとそればかり言っているのですわ。それはもう耳にタコが出来てしまいそうですわ。
「だがなミリア私は心配で・・・」
「公爵様がお見えになりました。」
お父様の言葉は侍女によって遮られてしまった。でもちょうど良かったですわ。そろそろこのやり取りも疲れてきた頃ですし。
「では行ってまいりますわ。」
そう言って応接室に入った。
ごめんなさい。少し長くなりそうなので一旦切りました。
少しだけモルダバイトについて話そうと思います。興味無いわっていう方は飛ばして下さい。
モルダバイトは、チェコ周辺で見つかる緑色の天然ガラスです。緑色が美しく、ジュエリーとして使用するのに適しているのですが、産出が少ないためお値段が張ります。
小惑星の衝突で形成、放出されたとされ、各方面でのコレクターに人気がある宝石です。
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読んでいただきありがとうございます。出来れば感想を送ってください。よろしくお願いします。
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