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本編
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次の日の朝、朝食の場で両親と相談をしていた。
「お父様、お母様私はこれからどうすれば良いのでしょう。私としては、新しい縁談をと思っているのですが、」
するとお母様が言った。
「ミリア、辛いのに無理をして縁談を受ける必要など無いのですよ?」
「いいえ、大丈夫ですわお母様。それに早く嫁がないと、行き遅れになってしまいますわ。」
笑ってそう言う。
その後色々と話してその場は解散となった。
その後は、一日中読書をしたり、紅茶を飲んだりしてまったりと過ごした。あの愚か者と過ごした時にはこんなにゆったりまったりとした時間を過ごすことが出来なかったので、何故か懐かしい気持ちになった。
夜、夕食の場でお父様は少し様子がおかしかった。嬉しいような複雑なような顔をしていたのだ。何故だろうと思っていたら、夕食後書斎に呼び出された。そこにはお母様も居て何事かと思っていたら、お父様は突然切り出された。
「ミリア、お前に縁談がきた。」
えっ本当ですのそれは!?・・・ですがどうせヨボヨボのお爺さんの後妻とか、あまり良くない噂のある方のものなのでしょうね。
そう思っていたのだがそれは一気に覆された。
「相手は、フォレスト公爵だ。」
えっええええ嘘っ嘘でしょうフォレスト公爵といえば若いご令嬢の人気ナンバー1といわれるくらいの美男子だと言われる方でしょう!?
「ど・・・どういうことですのお父様!何故そのような方から私にご縁談を?」
大分焦っていたが、そんな私を宥めるようにお父様が言った。
「公爵はお前のことを前から想っていたのだが、あの屑がいたから泣く泣く諦めたそうだ。だが、婚約破棄をしたからこれがチャンスだと思い申し込んできたらしい。」
「良かったわね、ミリア」
お母様が涙ぐんでる。でも顔合わせはいつでしょう?
「お父様、顔合わせはいつですの?」
「あぁ、明日の午後1時だ。くれぐれも粗相の無いようにな。」
「はい。分かりましたわ。では、私はもう寝ることにしますね。おやすみなさいませ、お父様お母様。」
そう言って部屋に戻った。
ー後書きー
次回!意外な人が登場!!
感想欲しいな~。
イラストほしいなー(←まだ諦めてない)
「お父様、お母様私はこれからどうすれば良いのでしょう。私としては、新しい縁談をと思っているのですが、」
するとお母様が言った。
「ミリア、辛いのに無理をして縁談を受ける必要など無いのですよ?」
「いいえ、大丈夫ですわお母様。それに早く嫁がないと、行き遅れになってしまいますわ。」
笑ってそう言う。
その後色々と話してその場は解散となった。
その後は、一日中読書をしたり、紅茶を飲んだりしてまったりと過ごした。あの愚か者と過ごした時にはこんなにゆったりまったりとした時間を過ごすことが出来なかったので、何故か懐かしい気持ちになった。
夜、夕食の場でお父様は少し様子がおかしかった。嬉しいような複雑なような顔をしていたのだ。何故だろうと思っていたら、夕食後書斎に呼び出された。そこにはお母様も居て何事かと思っていたら、お父様は突然切り出された。
「ミリア、お前に縁談がきた。」
えっ本当ですのそれは!?・・・ですがどうせヨボヨボのお爺さんの後妻とか、あまり良くない噂のある方のものなのでしょうね。
そう思っていたのだがそれは一気に覆された。
「相手は、フォレスト公爵だ。」
えっええええ嘘っ嘘でしょうフォレスト公爵といえば若いご令嬢の人気ナンバー1といわれるくらいの美男子だと言われる方でしょう!?
「ど・・・どういうことですのお父様!何故そのような方から私にご縁談を?」
大分焦っていたが、そんな私を宥めるようにお父様が言った。
「公爵はお前のことを前から想っていたのだが、あの屑がいたから泣く泣く諦めたそうだ。だが、婚約破棄をしたからこれがチャンスだと思い申し込んできたらしい。」
「良かったわね、ミリア」
お母様が涙ぐんでる。でも顔合わせはいつでしょう?
「お父様、顔合わせはいつですの?」
「あぁ、明日の午後1時だ。くれぐれも粗相の無いようにな。」
「はい。分かりましたわ。では、私はもう寝ることにしますね。おやすみなさいませ、お父様お母様。」
そう言って部屋に戻った。
ー後書きー
次回!意外な人が登場!!
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イラストほしいなー(←まだ諦めてない)
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