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「マ・・・マデリンそれは一体どういう事なんだ、君はそんなことをしていたのか?」
固まっていたジョセフ様はマデリン様に問いかけた。マデリン様は、庇護欲をそそるような泣き顔をしてジョセフ様に語りかけた。
「酷いわ、ジョセフ様。私がそんなことをしたとお思いなのね・・・・・・うぅっ」
感心したわ。演技で涙を流すなんて私には無理ですわ。でもそれは私が女だからこそ分かるのでしょう。きっとジョセフ様は簡単に騙されてしまうのでしょうね。
「そ、そうだよな俺のマデリンがそんなことする筈がないよな」
自分に言い聞かせていらっしゃるわ。その自分に都合のいいように物事を解釈するのはやめた方がいいと思うのですけれど、今ジョセフ様に言っても無駄でしょう。
「はてさて、困った。どうするものかな。」
陛下が困ったように言った。ですが陛下あなた全く困っていないでしょう。するとマデリン様は陛下を見つめ、言い放った。
「陛下どうか私を信じてくださいませ。私は嘘などもうしておりませんわ。」
陛下はそれに対して笑いながら答える。
「では、何故君が暴力を振るったなどと、君の侍女は言うのだね?」
マデリン様は迷うことなく答える。
「きっとあの性悪のミリアリアがあの侍女に金を渡して虚偽の発言をさせたのに違いありませんわ」
まだ足掻くのですか往生際の悪い方ですわね。
「はぁ、しょうもないことを申すな。そなたは先ほどのような醜態を晒しておいて誰が信じると思っているのだ。」
陛下は疲れた顔で言った。それに対しマデリン様は、反抗の意を見せた。
「何でよ、私の方が可愛いでしょう!!それなのに何で・・・何でこんなブスの言うことをみんな信じるのよ!!!」
ブ・・・ブスですって!?失礼な、私これでも綺麗な部類には入っていましてよ。もう怒りましたわ。
「お黙りなさい。陛下の言うことは絶対だということも知らないのですか、マデリン様。」
「うるさいうるさいうるさい!!ブスは黙ってろ!!」
口が悪いですわ。もう何を言っても無駄な様ですわ。
「陛下、判決を。」
すると陛下は頷いて、話す。
「うむ、これは、マデリン嬢の負けであるな。あとは、マデリン嬢は不敬罪に問わねばならぬな。衛兵この者を捕らえよ。」
衛兵たちはあっという間にマデリン様を捕らえた。マデリン様へ叫んで抵抗している。
「離しなさい。離しなさいよ!!!お前達のような衛兵如きがこの私に触れていいと思ってるの!?」
そう叫びながらマデリン様は牢屋に連行されていった。


ー後書きー
マデリンざまぁですね(笑)
まぁでもこれは仕方の無いことなんですよねー
さて、皆様なんと、お気に入り登録が500を超えましたー(*’ω’ノノ゙☆パチパチ本当にありがとうございます。そしてhot部門で3位という輝かしい順位になることが出来ました。これは皆様のご協力あっての事ですね。感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。
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