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俺が夢で結と会った日から数日後、大学でぶらぶらしていたら中山さんと会った。あの質問をしてから少し気まずさを感じたが、それも話し出してすぐに消えた。
「次の試合、鷹田大学とだってよ。あそこのセンター強いよな・・・。高校でもいい成績残してたし・・・」
「えー鷹田なんですか?俺あそこのPG苦手なんですけど・・・。なんかめっちゃチャラチャラしてるし・・・」
そんなことを言っていると、中山さんが言い出した。
「なんかホッとしたよ。結ちゃん死んでからのお前見てらんなかったし・・・。あそこでぶっ倒れられて俺めっちゃビビったんだからな!?」
「その件については謝ったじゃないですか・・・・・・。」
「ていうか、めっちゃ立ち直り早いのな、お前。なんかあった?」
「・・・馬鹿にしません?」
と言うと、真面目な顔をして頷く中山さん。そして、俺は話し始めた。
「・・・結に、会ったんですよ。俺がぶっ倒れた日に。多分夢なんですけど・・・。でも、俺それから考えたんです。こんなぶっ倒れてたら結に叱られちまうって。でも何より心配させてしまうって。」
「・・・・・・そっか。・・・・・・ちゃんと会えてたんだな・・・」
最後の方が聞き取れなかった。
「え、なんですか?最後聞こえなかったんですけど」
「なんでもねーよ。・・・・・・そうだな、ちゃんと気付けたお前にご褒美をやるよ。」
「え、なんですかそれ?・・・高校の時みたいにハグとか嫌ですよ?」
「しねーよ!?俺だってこんなでっかい男抱き締めるとか嫌だよ!?」
「じゃあ一体なんなんですか・・・」
「『 私が居なくなってもあなたをずっと愛してる』だってさ。」
「・・・は?」
俺は思わずキョトンとした顔をする。
「あの日、やっぱり結はいたんだ・・・。」
そう俺がボソッと呟くと、
「じゃあ、俺は行くわー。裂、試合絶対勝つぞ?」
そう言って中山さんは歩き出した。
「なんだよ、やっぱり結はいたんだな・・・・・・っ・・・幻なんかじゃなかったんだ」
涙が溢れて止まらない。泣き止まないと結に怒られそうだ。でも今だけは、今だけは前を向くために泣かせてくれ。
・・・結、お前が居なくなってもお前をずっと愛してるよ・・・
~後書き~
無事完結出来ました~!!最後はタイトルに繋がるように頑張りました。
さて、無事に完結したのはいいのですが、次はどのようなお話を書こうか非常に迷っております。前作より続けて出演して頂いている中山光太郎くんの話も書きたいと思っているけどネタが思いつかない・・・!!という事で暫く小説の更新はなさそうです・・・。ですが必ず出せるよう頑張るのでこれからもどうぞよろしくお願いします。
この作品を読んで下さりありがとうございました。
「次の試合、鷹田大学とだってよ。あそこのセンター強いよな・・・。高校でもいい成績残してたし・・・」
「えー鷹田なんですか?俺あそこのPG苦手なんですけど・・・。なんかめっちゃチャラチャラしてるし・・・」
そんなことを言っていると、中山さんが言い出した。
「なんかホッとしたよ。結ちゃん死んでからのお前見てらんなかったし・・・。あそこでぶっ倒れられて俺めっちゃビビったんだからな!?」
「その件については謝ったじゃないですか・・・・・・。」
「ていうか、めっちゃ立ち直り早いのな、お前。なんかあった?」
「・・・馬鹿にしません?」
と言うと、真面目な顔をして頷く中山さん。そして、俺は話し始めた。
「・・・結に、会ったんですよ。俺がぶっ倒れた日に。多分夢なんですけど・・・。でも、俺それから考えたんです。こんなぶっ倒れてたら結に叱られちまうって。でも何より心配させてしまうって。」
「・・・・・・そっか。・・・・・・ちゃんと会えてたんだな・・・」
最後の方が聞き取れなかった。
「え、なんですか?最後聞こえなかったんですけど」
「なんでもねーよ。・・・・・・そうだな、ちゃんと気付けたお前にご褒美をやるよ。」
「え、なんですかそれ?・・・高校の時みたいにハグとか嫌ですよ?」
「しねーよ!?俺だってこんなでっかい男抱き締めるとか嫌だよ!?」
「じゃあ一体なんなんですか・・・」
「『 私が居なくなってもあなたをずっと愛してる』だってさ。」
「・・・は?」
俺は思わずキョトンとした顔をする。
「あの日、やっぱり結はいたんだ・・・。」
そう俺がボソッと呟くと、
「じゃあ、俺は行くわー。裂、試合絶対勝つぞ?」
そう言って中山さんは歩き出した。
「なんだよ、やっぱり結はいたんだな・・・・・・っ・・・幻なんかじゃなかったんだ」
涙が溢れて止まらない。泣き止まないと結に怒られそうだ。でも今だけは、今だけは前を向くために泣かせてくれ。
・・・結、お前が居なくなってもお前をずっと愛してるよ・・・
~後書き~
無事完結出来ました~!!最後はタイトルに繋がるように頑張りました。
さて、無事に完結したのはいいのですが、次はどのようなお話を書こうか非常に迷っております。前作より続けて出演して頂いている中山光太郎くんの話も書きたいと思っているけどネタが思いつかない・・・!!という事で暫く小説の更新はなさそうです・・・。ですが必ず出せるよう頑張るのでこれからもどうぞよろしくお願いします。
この作品を読んで下さりありがとうございました。
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全体を通してとても面白い作品でした。特に結末が良かったです。文章力や表現力も高く、作家の端くれである自分も勉強になりました。
ただ、二つだけ言わせてもらいます。
短編小説だから仕方ありませんが展開が早いです。読者を置いてけぼりにしてます。特にヒロインが死んでしまったところ。ここをもうちょっと厚くしたらもっと良くなると思います。
それから設定が薄いです。とにかく薄いです。結と中山の設定をもう少し加えて物語の中でそれに関する文章を所々で挟んだらもう少しわかりやすくなると思います。
少し出しゃばった感がありますが、一意見として捉えてください。
これからも頑張ってください。
感想ありがとうございます。まさかプロの作家さんからの感想がいただけるとは思っておらず、とても驚いております。
コウスケさんのご指摘の通り、設定の薄さや展開の速さは友人から指摘を受けており、これから気をつけていきたいと思っております。
再度にはなりますが、感想ありがとうございます。
今後ともこの作品や他の作品もどうぞよろしくお願い致します。
遅れましたが完結、おめでとうございます!!!!そしてお疲れ様です!!!!
篠原くんが前に進めてよかったです(><)
結ちゃんが成仏できて嬉しかったけれど、寂しいです(T_T)そして、天国で『君にもう一度逢いたい』の凪さんと仲良くなってお互いの大事な人について話したりしていたらいいなと思います。
因みに、個人的にくじらは中山さんが好きです( *´艸`)
来栖祐翔さんの作品大好きです。
これからも無理せずに頑張ってくださいね(^^)
いつも素敵な作品をありがとうございます<(_ _)>
ありがとうございます!!
きっと、凪ちゃんと結ちゃんは天国でお話してますね。
次は中山さんのを書きたいけれど、ネタがなくてかけてないんですよ(笑)
思いつき次第、中山さんのお話も書きたいと思います!!
読んでいただき、ありがとうございました。
辛口失礼。
五話辺りまで読んだ。
四話のあとがきについついいらっとしてしまったので、参考までに。
オチは死に別れ系なんだろうが、日付の仕込みと会話のサンプル足りな過ぎて全体的に読者置いてきぼりでイミフです。
こういう作品構成にするなら、一話の冒頭に何月何日と一々銘打って日付を意識させ、少なくとも五日か一週間分の二人の会話の流れ、もしくは月単位での二人の会話の流れを乗せます。
あるいは、これもしかして彼氏彼女に興味なくしてるんじゃね?的な、ちょっとした噛み合わない会話サンプルを何個か積み上げるとかするものです。
あるいは、無言続ける彼女に徹頭徹尾彼氏が平謝りして機嫌取ろうとする描写で会話文を進めるとか、色々手段はありますが、こういう物を叙述トリックといいます。
有名どころならアガサ・クリスティ、江戸川乱歩、芥川龍之介等の著作品を読んで勉強してください。
手に取りやすいラノベなら、久住四季、西尾維新の著作品がお勧めです。
感想ありがとうございます。このような感想を頂き、この作品の構成の甘さを痛感させられました。ご意見の方も参考にさせていただきます。
あと、4話ですが、後書きを書いたでしょうか?確認したのですが書いていなかったのでどの話のだったかな、と思っております。
再度になりますが、感想、ご意見をありがとうございました。