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6:潜入調査終了

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「ただいま……」

 パチリと電気をつけると、どこからともなく愛猫達が現れて俺を労わるように擦り寄ってきた。
 猫は気紛れって聞いたことがあるけど、少なくともこの3匹は俺にべったりでとても可愛くて癒される。

「はあああぁ…………」

 癒される、けど。
 今の俺はそれだけで立ち直れる程の精神じゃなかった。

 潜入調査に失敗した挙げ句、悪魔達の前で淫らな姿を晒し、その上言葉だけとはいえ嫁にまでなってしまったのだから。

 俺が目覚めた時、クラダの蜜という店は忽然と消えていた。丁寧にシーツが敷かれた上に寝かされていた俺だったが、夢だと思いたかったことは全て現実で。
 中出しされた精液と、尻に感じるアナルプラグ、そっと確認した腹にはピンクのハート、そして身体の至る所にキスマークが散っていた。

 どこかのトイレで処理出来ればよかったものの、混乱していたからか急いで家に帰ることしか浮かばなかった。
 だから、今の俺の体内には三人分の子種が泳いでいる。

「……結局、ヤり捨てかよ……」

 悪魔にすら……、いや、悪魔だからこその所業だろう。
 淫紋をつけられて堕とされた以上、俺にはもう天使としての力も使えない。

 天使でも悪魔でも、ましてや人間ですらない半端者として、この先、生きていかなければいけないんだ。

「ぅ……」

 とにかく、まずは腹のモンを出さないと。

 のろのろと服を脱いで、シャワーを浴びながら指をアナルに差し入れる。あまりにも簡単に、招き入れるかのようにすんなり挿入ったアナルは、それこそおまんこのようだ。

「ふ……っ♡う♡う゛ぅ……♡」

ブプッ♡ブチャッ♡ビュルッ♡♡

 恥ずかしい音を立てながら、どんどん精液が溢れていく。おまんこが刺激されるせいで、緩んだちんこからおしっこがショロショロ漏れ出し、て……。

「んんっ♡う、嘘だろ……♡は、ぁ……♡♡」

 お、おしっこ、気持ちいい……♡♡ガニ股になって、精液をひり出しながらお漏らしする無様な姿が、余計に興奮材料になってしまう……♡♡

 カタン、と小さな音が聞こえて、振り向けば、閉めきれていなかった扉から三匹がひょこひょこと入ってくるところだった。水が苦手なはずなのに……というか、こんな汚い場所に入らせるわけにはいかない。

「ぁふ……♡こ、ここは、駄目だから、外に、いぃっ!?」

 突然、バッと飛びかかられて、慌てた俺は放尿しながら尻もちをついてしまう。そんな俺に構わず突撃してきた三匹は、濃いピンク色のハートをざりっとした舌で舐め上げて──。

「はーーー!!長かった!!!父様ってば面倒な試練与えすぎだよね!」
「………………へ……?」
「セツナさん、先程ぶりです。お漏らしで気持ちよくなっているところにお邪魔してすみません」
「え、ぁ……、なん、どうし、て……」
「嫁にするっつっただろ」

 そこまで広くない風呂場の中、猫の代わりに現れたのは全裸の悪魔達だった。甘くて熱っぽい視線を向けられて、胎がじくじくと疼く。

「混乱してるよね、ごめんね?オレ達、父様を怒らせちゃって、人間界に送られたんだ。伴侶が出来たら戻してやるなんて無理難題つけられてさ。しかもこっちからじゃなくて、相手側から求められるのが条件とかふざけてるよね~」
「その上、私達の姿は猫に変えられて……三ヶ月に一度しか元の姿に戻れなかったのです。お父様の魔力が強大なせいで、セツナさんの魔力感知を鈍らせることが出来たのは良かったですけどね」
「俺等は全員、優しいお前に惚れてた。だが、正攻法で責めようとしても頷いてくれるはずがないだろ?だから、天界からの任務だなんて嘘の情報を渡して……、身体から堕とすことにしたわけだ」

 シャアアアアアァッ♡♡ショロッ……チョロロロロ……♡♡チョロッ……♡

 シャワーの音に負けず劣らずな放尿音がようやく止まる。
 上手く情報が入ってこない。
 つまり俺は……、騙されていたということだろうか。

 というか、猫が悪魔だったってことは、俺が毎晩のようにしていたオナニーも全部見られていたって、ことで……っ!?

「~~っっ♡♡」
「いきなりこんなことを言われても混乱しますよね。セツナさん、どうか正直に答えてください。私達のこと、嫌いになりましたか?」

 キン、と淫紋の外側のハートが光る。かと思えば、勝手に口が開いていた。

「嫌いになれないっ♡好き♡大好き♡セツナもセツナのおまんこもいっぱい愛して♡変態オナニーじゃ満足出来ないの♡毎日おちんぽ様でお嫁さんまんこマッサージしてっ♡♡」

 ……っな、なな何を口走ってんだ馬鹿か俺!?
 目の前の三人もドン引いて……、……あ、あれ、なんか、無表情……?

「セツナちゃん、オレ達に望んでること、態度で示して?」

 真ん中のハートが光って熱くなる。すると今度は身体が勝手に動き出した。四つん這いになってから尻を高く上げて上体を伏せて……、おまんこを捧げるようなポーズではしたなく尻を振る。まるでちんぽを強請っているかのよう、で……、いや、何なんだよこれ!?もしかしてもしかしなくても淫紋のせいか!?

「……セツナの、今の状態を可視化しろ」

 案の定、一番内側のハートが熱くなって……、ゲームのウィンドウみたいなものが頭上に現れた。見上げた先に並ぶ文字に、卒倒しそうになる。

氏名:セツナ
性別:メス
好きなもの:猫・オナニー・おちんぽ
称号:悪魔王子達のお嫁さんまんこ
付与:婚姻の淫紋(正直に話す、素直に行動に移す、今の状態が見れる)
特技:どこでもおもらし
性感帯:咥内・乳首・クリちんぽ・おまんこ
状態:おちんぽ媚び

「や、やだ、違う……っ!こんなの、俺じゃない……!!媚びてなんか……っ、おちんぽなんか好きじゃない……!」
「そう言いながらおまんこ見せつけてふりふりされてもね~……♡」
「ほら、セツナさん。素直になってください♡」
「っ~~!ぁ、お、おちんぽ♡ラブハメ♡♡もっとしてほしい♡セツナのこと孕ませて……っ♡……っわあああぁ!!違うっ!違うからぁ!!」
「全身真っ赤になって……、可愛いな、セツナ」
「んぁ……っ♡」

 ちゅ、とお尻にキスされて、それだけでぞくぞくと気持ちよくなってしまう。
 どうしよう、俺、……俺は、もう、深層心理で彼等のことを求めてしまってる。オナニーだけじゃ満たせなかった欲を、おちんぽで満たしてほしいって……思っちゃってる……♡♡

 淫紋をつけられて悪魔王子の嫁にされた以上、逃げ場なんてないのかもしれない。

 ……あれ、いや、ちょっと待て。
 悪魔……王子?

「っは、ぁ……、お、王子、って……」
「ああ、お伝えしていませんでしたね。私達は魔界の王であるザストリクの息子です。準備が出来次第、セツナさんのことをお父様に紹介しますね」
「ひっ……!?ま、まお……っ!?」
「怯える必要はねぇよ。……っと、失禁する程怖かったか?」
「あ……っ♡や、おしっこ、さっきいっぱい出したのにっ♡は、ぁう……♡♡み、見るなぁ……♡」
「だいじょーぶ♡父様にはセツナちゃんのこと自慢するけど、指一本触れさせたりしないから♡ふふ、おもらし得意なの可愛いね、セツナちゃん♡」
「おまんこもひっきりなしにひくついて……、そろそろ据え膳をいただいてもいいでしょうか?」
「待っ、い、今は魔王の話、を、っお゛おおおおぉっ♡♡♡」

 ズッッッチュンッッ♡♡♡



 ──そうして、風呂場で何度もヤられ、イかされて。おまんこの皺の数を数えられながら後処理をしてる途中にまた犯されて。寝ている間もいつの間にかハメられて、動かないままゆるゆる愛されて……♡

 身も心もすっかり堕ちてしまった俺が、お義父さんまおうの所に挨拶に向かうまで、それ程時間はかからなかった。
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