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case3:ツンデレおチビ時雨ささらの場合
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「は…………?」
目を開けると、ムカつくくらい整った寝顔が飛び込んできた。
紫色の髪をしたそいつは、睫毛までうっすら紫がかっている。褐色の肌の感触がやけにリアル……というか、裸で抱きしめられてる……?
「はあああぁ!!!?」
「……ん……、やかましいぞ、ささら……」
「なっ、おれの名前……、つーか、一体何が、どうしてお前みたいな奴と一緒に……っ!」
「なんだ、覚えてないのか」
寝起きにも関わらず嫌味な微笑を浮かべるそいつに、苛立ちが募る。こいつがおれのことをチビだと馬鹿にしたことは覚えてるし、事故とはいえうっかりキスしてしまったことも覚えて──。
「っ……!!は、あ……っ!?」
「そう締め付けるな。昨日あれだけ達したというのに元気なことだな」
「な、なに、ひぅっ♡なに、が……っ♡♡」
今までそれが当たり前のように……というか何も感じていなかったのに、急にやってきた圧迫感と快感。抱きしめられてる身体の、奥が熱い。恐る恐る布団の中を覗き込んだおれは、その光景に思わず悲鳴をあげた。
「うわああああぁ!?はいっ、はいってる!?お、おれにっ、最悪野郎の、ち、ちんこが……っっ!?」
「やかましい。毒を中和するために抗体を作るだけだったはずが……、ハメたままにしろと望んだのは貴様だ」
「んなこと言った覚えねぇよ!あっ、ひ♡やだ、動くな……っっ♡♡」
「疑うのなら確認するか?しっかりその眼で見ることだな」
「は、う……っ、か、確認……?」
長い指が宙に向けられると、そこに四角く揺らめく水面みたいなモノが現れた。何も映っていなかったそれに、パッと出てきたのは……こいつに跨っている、おれの姿。
『きゃんっ♡きもちい♡ささらの奥まで、おちんちんはいってりゅ♡ルトのおちんちん、ささらのなのぉ♡えへへ♡』
『……貴様のモノになった覚えはない』
『きさまじゃないもん、ささらって呼んで♡ちびも、嫌なの……、ささらのこといじめるやつ、みんなちびって言ってくるのっ』
『いじめ、か。どこの世にもあるものだな。それで貴様は、泣き寝入りしたのか?』
『しないもんっ、ささらは強いからっ、は、うぅ♡口では、負けにゃいもん……、んっ♡はぁ♡おちんちん、どくどくしてりゅよぉ……♡♡』
『……これで、暫くすれば抗体が出来る。抜くぞ』
『っ……♡やだ……♡♡まだハメハメすりゅの……♡♡♡ささらのこと、嫌い?』
『何を……、っ……!』
『んへへ……♡ちゅうしちゃった♡ささらにもっといっぱいビュービューしてね♡毒なんて怖くないもんっ♡』
『……貴様は……』
『んゅ、ささらだってば……♡』
『…………ささら』
『ふぁっ♡あ♡おちんちん、さっきよりおっきぃ……♡♡んあっ♡イく……っ♡♡♡きもちいーの、幸せだよぉ……♡♡ルトにもお裾分けしてあげりゅね♡♡♡』
ぶっといちんこをハメたまま、窒息しそうな程長いキスを始めたおれは、その後もたくさんイかされて、最後には泣きながら「抜かないで」と懇願していた。
全身が熱くて堪らない。恥ずかしすぎて死にそうだし、おれは覚えてないけどおれの尻は覚えているのか、ずっとちんこをきゅんきゅん締めてしまう。
「……そ、の、悪かった……から、もう、抜いてくれ」
「強請ったのは貴様だぞ、ささら」
「しょ、正気じゃなかったんだよ!分かるだろ!?」
「は……、毒を持つ竜人族に、自ら唇を捧げるその行為の意味を、稀人は知らぬか」
「だ、からっ、不可抗力だと言って……」
至近距離、吐息が触れて思わず黙る。それこそキスが出来てしまう距離だ。この唇に触れた瞬間、おれの理性は溶けてなくなって恥ずかしいおれが出来上がってしまう。
……だけど、何故だろう。さっきのルトの表情が、何かを耐えているかのように見えて……、なんだか泣きそうなようにも、見えて。
──ちゅ
「は……?」
「あ、あれ……、……っ、い、今のは!は、はずみ!そう、はずみで当たっただけだかりゃにゃっ!あ、んぁ……、ふあふあすりゅう……♡」
「……馬鹿なのか、貴様は」
「きしゃまじゃ、にゃいもん……♡」
「ああ……、そうだな、ささら」
ふわふわ気持ちよくなっていく中、おまんこのナカのおちんちんがぐっと硬く大きくなる。またいっぱい注いでもらえると思うと、おれは嬉しくなってにっこり笑った。
「ルト、だーいしゅき♡」
ちゅむっ、と抱きつきながらキスをすると、ルトは一瞬固まって、それから優しく抱き返してくれた。
おれが竜人族のことについて……、──唇へのキスは求愛の印で、毒は運命の相手だと媚薬に変わること──を知るのは、足腰が使いものにならなくなるくらいたっぷり抱かれた後だった。
目を開けると、ムカつくくらい整った寝顔が飛び込んできた。
紫色の髪をしたそいつは、睫毛までうっすら紫がかっている。褐色の肌の感触がやけにリアル……というか、裸で抱きしめられてる……?
「はあああぁ!!!?」
「……ん……、やかましいぞ、ささら……」
「なっ、おれの名前……、つーか、一体何が、どうしてお前みたいな奴と一緒に……っ!」
「なんだ、覚えてないのか」
寝起きにも関わらず嫌味な微笑を浮かべるそいつに、苛立ちが募る。こいつがおれのことをチビだと馬鹿にしたことは覚えてるし、事故とはいえうっかりキスしてしまったことも覚えて──。
「っ……!!は、あ……っ!?」
「そう締め付けるな。昨日あれだけ達したというのに元気なことだな」
「な、なに、ひぅっ♡なに、が……っ♡♡」
今までそれが当たり前のように……というか何も感じていなかったのに、急にやってきた圧迫感と快感。抱きしめられてる身体の、奥が熱い。恐る恐る布団の中を覗き込んだおれは、その光景に思わず悲鳴をあげた。
「うわああああぁ!?はいっ、はいってる!?お、おれにっ、最悪野郎の、ち、ちんこが……っっ!?」
「やかましい。毒を中和するために抗体を作るだけだったはずが……、ハメたままにしろと望んだのは貴様だ」
「んなこと言った覚えねぇよ!あっ、ひ♡やだ、動くな……っっ♡♡」
「疑うのなら確認するか?しっかりその眼で見ることだな」
「は、う……っ、か、確認……?」
長い指が宙に向けられると、そこに四角く揺らめく水面みたいなモノが現れた。何も映っていなかったそれに、パッと出てきたのは……こいつに跨っている、おれの姿。
『きゃんっ♡きもちい♡ささらの奥まで、おちんちんはいってりゅ♡ルトのおちんちん、ささらのなのぉ♡えへへ♡』
『……貴様のモノになった覚えはない』
『きさまじゃないもん、ささらって呼んで♡ちびも、嫌なの……、ささらのこといじめるやつ、みんなちびって言ってくるのっ』
『いじめ、か。どこの世にもあるものだな。それで貴様は、泣き寝入りしたのか?』
『しないもんっ、ささらは強いからっ、は、うぅ♡口では、負けにゃいもん……、んっ♡はぁ♡おちんちん、どくどくしてりゅよぉ……♡♡』
『……これで、暫くすれば抗体が出来る。抜くぞ』
『っ……♡やだ……♡♡まだハメハメすりゅの……♡♡♡ささらのこと、嫌い?』
『何を……、っ……!』
『んへへ……♡ちゅうしちゃった♡ささらにもっといっぱいビュービューしてね♡毒なんて怖くないもんっ♡』
『……貴様は……』
『んゅ、ささらだってば……♡』
『…………ささら』
『ふぁっ♡あ♡おちんちん、さっきよりおっきぃ……♡♡んあっ♡イく……っ♡♡♡きもちいーの、幸せだよぉ……♡♡ルトにもお裾分けしてあげりゅね♡♡♡』
ぶっといちんこをハメたまま、窒息しそうな程長いキスを始めたおれは、その後もたくさんイかされて、最後には泣きながら「抜かないで」と懇願していた。
全身が熱くて堪らない。恥ずかしすぎて死にそうだし、おれは覚えてないけどおれの尻は覚えているのか、ずっとちんこをきゅんきゅん締めてしまう。
「……そ、の、悪かった……から、もう、抜いてくれ」
「強請ったのは貴様だぞ、ささら」
「しょ、正気じゃなかったんだよ!分かるだろ!?」
「は……、毒を持つ竜人族に、自ら唇を捧げるその行為の意味を、稀人は知らぬか」
「だ、からっ、不可抗力だと言って……」
至近距離、吐息が触れて思わず黙る。それこそキスが出来てしまう距離だ。この唇に触れた瞬間、おれの理性は溶けてなくなって恥ずかしいおれが出来上がってしまう。
……だけど、何故だろう。さっきのルトの表情が、何かを耐えているかのように見えて……、なんだか泣きそうなようにも、見えて。
──ちゅ
「は……?」
「あ、あれ……、……っ、い、今のは!は、はずみ!そう、はずみで当たっただけだかりゃにゃっ!あ、んぁ……、ふあふあすりゅう……♡」
「……馬鹿なのか、貴様は」
「きしゃまじゃ、にゃいもん……♡」
「ああ……、そうだな、ささら」
ふわふわ気持ちよくなっていく中、おまんこのナカのおちんちんがぐっと硬く大きくなる。またいっぱい注いでもらえると思うと、おれは嬉しくなってにっこり笑った。
「ルト、だーいしゅき♡」
ちゅむっ、と抱きつきながらキスをすると、ルトは一瞬固まって、それから優しく抱き返してくれた。
おれが竜人族のことについて……、──唇へのキスは求愛の印で、毒は運命の相手だと媚薬に変わること──を知るのは、足腰が使いものにならなくなるくらいたっぷり抱かれた後だった。
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