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前方にご注意ください
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同時に纏められた両手首を頭上で縫い留められて、足の間に奴の長い脚が割り込んでくる。膝で股間を押してくるという、いらないおまけ付きだ。晒したままのチンポがぐりぐり擦られて、思わず気持ちよくなってしまう。
「ん、うっ、ひゃめ、ろっ、んにゅっ……」
そして、ずっと口は塞がれたまま。
それどころか舌まで入ってきて暴れたい放題だ。こんな……口の中全部舐め回すようなキス、無理矢理されても嫌なだけな、はずなのに。
「(こいつ、上手い……!)」
余程慣れてるんだろう。的確に柔くて弱いところを責めてくる。激しく吸われたかと思えば労わるようにチロチロ舐められて、緩急がやばい。上顎をねっとり責められる度に、ぞくりと反応してしまう。小馬鹿にされているだけだと思っても、快感に嘘はつけない。
次第に抵抗するのが馬鹿らしくなって、咥内の侵入者に軽く歯を立ててやった。一瞬強く噛んでやろうかとも思ったが、口の中がスプラッタになるのはごめんだ。
「んっ……。へぇ。お兄さんもノってきたじゃん。気持ちよかった?」
「っ、うる、さい……っ」
とっくに気持ちいいと認めてしまっているものの、それを口にするのは癪だ。ちゅっちゅとスタンプのように軽く押し付けられた唇が、にまりと弧を描く。
「じゃあ、キス続行ね」
「は、ぅ、むっ」
ガタンゴトンと揺れる電車の中、奉仕ネコでも何でもない、隣に座っただけの男からキスをされ続ける。広めに造られているシートは柔らかいから、特に身体が痛むことはない。四方から聞こえてくるネコの喘ぎ声に、自分の情けない声が混じるのが恥ずかしい。
……いや、ほんと、マジで、いつまでキスするんだこいつ……!?さっきからもう数分以上経ってる気がするし、そろそろ、股間もやばい。元々勃起していたのに、巧みなキスと不規則な刺激で先端が濡れてきている気がする。
「っは、おい、っ、もう、じゅぅぶん、だろ……!」
「んー、お兄さん、気持ちいい?」
「っ……!あー、くそ、気持ちいい、からっ。認めてやっから、もう、離れろ……!」
「いいよ。あは、お兄さんのちっさい子供ちんちん、ギンギンじゃん。ちょっとおもらしもしてるね。ほら、僕のスキニーがべったべた」
「な、っ」
あっさりと離れて行ったそいつが、うっすら濡れて濃くなった膝を揺らす。羞恥でどうにかなりそうで、反射的に立ち上がった。よろけたそいつを気にする余裕もない。
電車が偶然最寄り駅に停車してくれたおかげで、鞄を引っ掴んだ俺はそのまま飛び降りてホームを走り抜けた。いつもだったら危なくてこんなことはしないけど、今日くらいは許してほしい。勃起したままのチンポが疼いて堪らなくて、唇に残り続ける余韻が不快だ。不快じゃないと、困る。
「っはー、はあっ、ふ、う……っ、はぁ……」
疲れマラを癒してもらうはずだったのに、どうしてこんな目に合わなきゃいけないんだ。
唸りたくなる気持ちを抑えて、ついでにチンポもどうにかおさめて、足取り重く帰路につく。
この時の俺は、混乱やら何やらで気づいていなかった。
留めそこねていた鞄の中から、とある物が落ちてしまっていたことに。
「ん、うっ、ひゃめ、ろっ、んにゅっ……」
そして、ずっと口は塞がれたまま。
それどころか舌まで入ってきて暴れたい放題だ。こんな……口の中全部舐め回すようなキス、無理矢理されても嫌なだけな、はずなのに。
「(こいつ、上手い……!)」
余程慣れてるんだろう。的確に柔くて弱いところを責めてくる。激しく吸われたかと思えば労わるようにチロチロ舐められて、緩急がやばい。上顎をねっとり責められる度に、ぞくりと反応してしまう。小馬鹿にされているだけだと思っても、快感に嘘はつけない。
次第に抵抗するのが馬鹿らしくなって、咥内の侵入者に軽く歯を立ててやった。一瞬強く噛んでやろうかとも思ったが、口の中がスプラッタになるのはごめんだ。
「んっ……。へぇ。お兄さんもノってきたじゃん。気持ちよかった?」
「っ、うる、さい……っ」
とっくに気持ちいいと認めてしまっているものの、それを口にするのは癪だ。ちゅっちゅとスタンプのように軽く押し付けられた唇が、にまりと弧を描く。
「じゃあ、キス続行ね」
「は、ぅ、むっ」
ガタンゴトンと揺れる電車の中、奉仕ネコでも何でもない、隣に座っただけの男からキスをされ続ける。広めに造られているシートは柔らかいから、特に身体が痛むことはない。四方から聞こえてくるネコの喘ぎ声に、自分の情けない声が混じるのが恥ずかしい。
……いや、ほんと、マジで、いつまでキスするんだこいつ……!?さっきからもう数分以上経ってる気がするし、そろそろ、股間もやばい。元々勃起していたのに、巧みなキスと不規則な刺激で先端が濡れてきている気がする。
「っは、おい、っ、もう、じゅぅぶん、だろ……!」
「んー、お兄さん、気持ちいい?」
「っ……!あー、くそ、気持ちいい、からっ。認めてやっから、もう、離れろ……!」
「いいよ。あは、お兄さんのちっさい子供ちんちん、ギンギンじゃん。ちょっとおもらしもしてるね。ほら、僕のスキニーがべったべた」
「な、っ」
あっさりと離れて行ったそいつが、うっすら濡れて濃くなった膝を揺らす。羞恥でどうにかなりそうで、反射的に立ち上がった。よろけたそいつを気にする余裕もない。
電車が偶然最寄り駅に停車してくれたおかげで、鞄を引っ掴んだ俺はそのまま飛び降りてホームを走り抜けた。いつもだったら危なくてこんなことはしないけど、今日くらいは許してほしい。勃起したままのチンポが疼いて堪らなくて、唇に残り続ける余韻が不快だ。不快じゃないと、困る。
「っはー、はあっ、ふ、う……っ、はぁ……」
疲れマラを癒してもらうはずだったのに、どうしてこんな目に合わなきゃいけないんだ。
唸りたくなる気持ちを抑えて、ついでにチンポもどうにかおさめて、足取り重く帰路につく。
この時の俺は、混乱やら何やらで気づいていなかった。
留めそこねていた鞄の中から、とある物が落ちてしまっていたことに。
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