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桜羽根ねね

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case2。タマンボ病【尿道責め】

真っ赤に染めてとろけきった

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 カケルが摘まんで見せてきたのは、小さくて丸い真珠みたいなモノだった。どろりとした白濁に濡れていて、それが自分の精液だと思うとカッと顔が熱くなる。こんなモノが、俺の中から。

 いや、つーか、タマンボ病が……治った?

「手、外してあげるから確認してみてよ」

 言われるがまま、自由になった上体を起こして股間を見ると。いまだに棒が挿入ったままのチンポの下に、いつもの玉がぶら下がっていた。さくらんぼみたいに色づいていたのが嘘のような、ニュートラル金玉だ。

「ツヅリ君、僕のこと好きなん?」
「す、きなわけ、ないだろ!あ、あれだ、片想いが関係するってのが嘘だったってことだろ!」
「ふーーーーーん?」
「な、なんだよ……。つーか、さっさと足枷の鍵も外せ……っんぁ!?」

 折角起き上がっていた身体をまた押し倒されて、言葉を奪われた。性急に割り込んできた舌が、咥内を舐め尽くしていく。

「ふ、ぁっ♡なん、で……っ、んちゅ、きしゅ、やめ……、んうぅっ♡」
「っは……、ツヅリ君は気づいてないみたいだけどさぁ……」

 ちゅ、とリップ音を立てて離れていくタイミングで、かけるが何かを見せてきた。
 部屋の中に置いてあったらしい、手鏡だ。そこには俺の姿が……、

「は…………?」

 ……俺とは思えない、顔を真っ赤に染めてとろけきった表情をした『俺』が映っていた。……いや、なんだ、これ。なんだよ、この顔。ここは怒ってねぇとおかしいだろ。気持ち悪いと思うのが普通のはずだろ。

「どう見ても、恋しちゃってる顔なんだよね~?」
「~~ッッ!!ち、違う!ありえな、ん、ふぅ♡」
「んっ♡違わないでしょ」
「これっ♡ひゃめ、ん、んぁ♡」
「ツヅリ君さ、両手は自由なんだよ?嫌だったら突き飛ばすなりなんなりすればいいのに」
「っ……あ」
「この、甘えるように回されてるお手々は、なんなんだろーね?」
「ちが……、お、俺は、女が好きで……、カケルのことは、好き、なんかじゃ」

 無意識の内に抱きついていた自分の手が信じられない。自分の気持ちも、分からない。

「いいこと教えたげよっか、ツヅリ君。僕はツヅリ君のことだーーーい好きだよ♡」
「だ、……っっ♡♡♡」
「うわ……♡そんな嬉しそうな顔しちゃうんだ?口は捻くれてるけど、表情は正直だね。チョロくてかっわいい♡」
「ひう……っ♡」
「治療は終わったけど、このまま両想いえっちしちゃおっか?……というか、するから♡僕の気持ちも知らないで自分から飛び込んできたんだから、それくらい責任取ってよね」
「へ、ぁ……?え、えっち、って……、や、待っ──!」
「くふっ♡待ちませーん♡」


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