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ご奉仕♡おまんこメイド
後編
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「──様。小梅様、朝ですよ」
「んん……、うるさい。俺に意見するな……」
「意見も何も、これが仕事ですから」
「……はぁ、うるさい、出ていけ。お前のモーニングコールなんて必要ないし不快だ」
「感情論を持ち込むのはあまりよくないですよ」
身体が重いようなすっきりしているような、不思議な感覚。寝起きで頭が上手く働かないままギロリと睨んでも、俺専属の使用人は澄まし顔だ。容姿が無駄に綺麗なのが更にムカつく。
俺は東雲財閥の跡取り息子だというのに、こいつはこれまでの使用人のように媚びも怖がりも煙たがりもしないでにこにこと胡散臭く微笑んでくる。鬱陶しいし鼻についてもおかしくないのに……、何故か、逆らえないと思ってしまうことがある。自分でも訳が分からない。専属だろうと、こいつはただの使用人でしかないのに。
「さあ、着替えてしまいましょう。今日はテーラーをお呼びしているので、小梅様にぴったりのメイド服を仕立てていただきましょうね」
「うるさい、わざわざ言われなくても知って……、……おい、馬鹿にしてんのか?」
「ああ、間違えました。スーツでしたね」
そう言って悪びれもせずに訂正してくる使用人だが、絶対わざと言いやがったな。何がメイド服だ。こいつが俺の秘密……、ちんこがなくてまんこがついていることを知ってるわけがないとはいえ、ほんの少しだけ警戒してしまった。
「はぁ……。着替えはいつも通り一人で出来る。お前は外に出てろ」
「承知いたしました。ああ、小梅様。一つだけ伺いたいのですが、僕の名前を知っていますか?」
「は?」
名前?
確か松ヶ谷小次郎なんて妙に古めかしい名前だったから覚えてはいる。ただ、それを正直に話すのも何だか癪だ。いつも、おいとかお前としか呼んでないし、素直に答えてやる必要もないだろ。
「使用人の名前なんて覚えてねぇよ。分かったらさっさと出て……、ん゛っ!?」
いや、なんだこれ。
使用人に……、いきなり迫ってきた松ヶ谷に、キス、されてる?
「~~っ、ふざけんな!」
頬を叩くつもりだった平手が空しく宙を斬る。からかうにしても限度があるし、男同士で何しやがんだこいつ!
ショロ、ジュワッ……
寝間着のままだから部屋の外に逃げることも出来ない。こんな姿は不特定多数に見られたくないからな。だから出来るだけ距離を取って……。
シュイイイイッ、ジョロッ、ビチチチチチッ♡
「くそっ、さっきから何の音……っ、…………は?」
「ふふ、キスされてうれションしちゃった?小梅ちゃん♡」
「え、あ、うそ、だろ、なんだこれ、止まんな……っ、っひ、見んな!見るなああぁ!!」
松ヶ谷が何か喋っていたけどそんなのはもうどうでもいい。どうして俺は、も、漏らしてるんだ……っ!?そ、それに、あそこが、女のところが、妙に熱くて、切ないっ……♡なんだよこれ、何かの病気か!?
肌触りの良い薄いグレーの服が、みるみるうちに濃く染まっていく。俺を中心にフローリングに広がっていくおもらしの跡が恥ずかしすぎて死にたい。こんな痴態を晒すなんて初めて……、だ?初めての、はず、だよな?
「小梅様」
「ひっ!み、見るなって言っただろうが!出ていけ!!」
「ちゃんと覚えてくださいね。僕は松ヶ谷小次郎。小梅様の……、小梅ちゃんの『ご主人様』だよ」
「ぁ゛……♡」
うっとりと心に響くような声が、全身に染み渡る。そうだ、そうだった。小梅の大好きなご主人様。おもらししても許してくれて、たくさんちゅーもしてくれる、優しい優しい小次郎様♡
「あー、とろんとしちゃってかっわいい♡簡単に催眠にかかっちゃう小梅ちゃん、朝のおまんこしてもらってもいいかな?」
「はいっ♡おしっこでほかほかになった小梅のおまんこ使ってください♡小次郎様♡」
「ん゛っ♡早速名前で呼んでくれるなんて……、小梅ちゃんは本当に最高のおまんこメイドだよ。時間が限られてるから、僕の上に跨ってパンパン出来る?」
「もちろんです♡おちんぽ様の形を覚えたふわとろおまんこで、気持ち良くハメハメしますっ♡」
びしょ濡れになった寝間着を脱ぎ捨てて、小次郎様の元へと駆け寄っていく。これからもずっと小次郎様のおまんことして、頑張って奉仕していくんだ……♡
【ご奉仕♡おまんこメイド】
東雲小梅
東雲財閥の跡取り息子。我儘で傲慢なところが目立つが根は優しい。カントボーイであることを隠している。通常時でも小次郎が傍にいると疼くようになってしまう。
松ヶ谷小次郎
小梅の専属使用人。小梅のことが大好き。不用心にもパンツ一枚で寝ていた小梅の恥部の薄さを不思議に思い、秘密を知ってしまう。催眠を試してみたら面白いくらいにかかったので、欲望をぶつけまくってみた。
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